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週末のNY白金(10月限)は反発。前日比4.0ドル高の842ドルで終えた。
先週からの売りが一巡し、買い戻しが優勢となったが戻りは限定的。ドル高が重しとなっているほか、追加の米景気刺激策の実施が不透明であり、新型コロナウイルスの再流行や米大統領選もあって、来年以降の景気見通しも不透明であることから、工業用需要の回復期待は高まっていない。ドルインデックスは7月24日以来の高値圏まで上昇した。

米国の共和党と民主党は追加の景気刺激策が必要であるという点では一致しているものの、刺激策の規模について依然として隔たりが大きい。米下院民主党は2兆4000億ドル規模の経済対策案の策定を開始したと伝わっている一方、トランプ大統領は1兆5000億ドル規模までなら受け入れる用意があると示唆している。