うつ解消マニュアル(脳及び心疾患・癌・認知症・更年期障害等々)

医者や薬は、むしろ症状を悪化させます!
治すのは、自分自身です! 
1回目並びにQ&A及び解説も、必ず読んで下さい!

第62回目 *母の終の棲家 *認知症について

2010年08月07日 12時48分48秒 | 「母」
うつ解消マニュアル
(脳及び心疾患並びに認知症及び更年期障害予防)

第62回目(2010・8・7作成)
(マニュアルは第1回目にあります。
是非、読んで実行して下さい。)


*母の終の棲家
*認知症について


グー(2007.7.1開設)のブログに開設中
http://blog.goo.ne.jp/kenatu1104







7月30日、母のお骨を
真駒内滝野霊園永代供養霊廟に預けました。
霊園と言っても、
墓所は全体の20%位しかありません。
しかし、東京ドームが30個ほど入る
膨大な敷地です。

何ともユニークで、
高さ7~10mもある「モアイ像」が33体、
「ストーンヘンジ」も建立されており、
公園や散策路などの緑地帯がほとんどです。

さて、
6月9日午後11時22分に母が逝ってから、
ほぼ2ヶ月間母と一緒にいたせいでしょうか、
何か寂しい気持ちと
ほっとした感情が混在しています。

ところで、
少し大げさかも知れませんが、
母の気配りや天の配剤を
感じていることがあります。

死亡日・時間は記憶に留めやすく、
亡くなった2日後は「友引」だったこともあり、
翌日家族葬をした葬儀場は
実質的に貸切状態でした。
亡くなった日や時間は、
もしかして母の思いやりかと・・・。

また、納骨した7月30日は母のみでした。
待つことも待たされることもなく、
手続きは順調に進み、
何一つ気兼ねすることもなく、
母との別れに一区切りがつきました。

これも不思議なのですが、
母の遺骨に合掌しながら
「母さん、俺も死んだらここに来るよ。」
などと心で呟いていました。
それほどの信心もないのに・・・

またこの日は、父と上の姉と妻と4人、
生前予約契約をしました。


小さな骨箱に入った母は、
翌日14mもある「怨霊供養大仏」の前で読経・供養され、
今は「100日供養室」で毎日供養されています。
その後「安置室」で3年間安置・供養され、
「埋蔵室」で永遠の眠りにつきます。

でも、母はきっと、
「千の風になって」、
日本中・世界中、ひょっとしたら宇宙まで
遊びに行くことでしょう。



 
(北海道札幌市、真駒内滝野霊園)


ところで、今日は認知症について書きます。
私たちの親、そして私たちの未来です。
知識は私達を困難から立ち上がらせてくれますし、
心の準備は何事にも必要です。

私がこの病気を知ったのは(当時は「痴呆症」)、
有吉佐和子の「恍惚の人」でしたが、
強烈な衝撃を受けたものの
まだまだ他人事でした。

母の不眠が始まり
認知症状が出てからも
この病気に対する知識は、
皆無に等しかった。

大変重要なことですが、
認知症では不眠になりませんが、
不眠は認知症の原因になり得ます。

これは上の姉から聞いた事ですが、
混乱した母は入水自殺を試み、
そして、私の顔が思い浮かび止めたそうです。
不眠症の訴えから医師に強い睡眠薬を
処方され服用中の頃の事です。

つまり医者は、
母の不眠などの訴えを真摯に聴くこともなく、
対症療法である睡眠薬投与という
安易な治療をしたのです。
それも問題の多いハルシオンをです。

おそらくその医者は、
母の不眠症状から、
他の多くの病気を考えるという
当たり前の能力も知識もなかったのでしょう。
その結果、睡眠薬の副作用などにより
脳が混乱し認知症を発したのではないのかと
私は思っています。

皆さんに大きな声で言いたい。
認知症の原因が分かれば、
適切な治療や対応が出来きます。
つまり、
悲しい認知症にならずに
済むかも知れないのです。
少しでも疑わしければ、
早期に脳の検査を受けてほしいのです。




(我が家のまり)     



ところで、
先天的な脳障害は知的障害といいますが、
いったん正常に出来上がった知能が、
脳や身体などの障害が原因になって、
日常生活・人間関係に支障を来すほどに
知能低下した状態を認知症といいます。

認知症の原因は70程あると言われていますが、
判断基準は、下記のとおりです。
① 記憶障害を含む認知機能障害
② ①のために日常生活や対人関係の障害
③ せん妄状態はない(うつ病やせん妄と間違われやすい)
④ 認知症の何らかの原因が推定される

認知症状に似た症状は、
抑うつ状態や軽い意識の濁りでも
起こりますから、注意しなければなりません。
何故なら、
治療方針や対応が全く違ってくるからです。

認知症は2~3年かけて徐々に進みますが、
うつやせん妄は日内変動があり、
比較的急激に発症します。

原因が分かれば、
その原因を取り除き、
回復が期待出来ます。

例えば、血管性認知症です。
甲状腺機能低下症で起こる記憶障害、
高齢者に起きがちな硬膜下血腫、
脳梗塞などの脳血管障害。
どれも治療可能です。

ところで、
血管性認知症に多く見られる症状には、
自発性や意欲の低下があるので
参考にして下さい。







その外、治療が可能、
又は進行速度を遅くすることが
出来るものがあります。


認知症で一番多いアルツハイマー病ですが、
ドネペジル塩酸塩(商品名アリセプト)が
唯一の治療薬ですが、
残念ながら治すことは出来ません。
進行スピードを遅くしたり、
注意力や集中力を高める効果は
あると言われています。
(しかし、薬は本当に効くのでしょうか。
疑わしい限りです。)


レビー小体病は、
レビー小体なる異常物質が神経細胞に出現、
手の震えなどのパーキンソン症状
(パーキンソン病と誤診されやすい)、
実際にないものが見える幻視、
変動する認知機能障害。
薬に対する感受性が高いので、
副作用が出やすい。
(薬の使用には慎重に!)
症状が落ち着いている時は、
リハビリやディサービスなどが
有効とされています。


ピック病は、
前頭葉や側頭葉に病変がみられ、
初発症状は万引きや信号無視などの
反社会的行動が見られます。
人格障害・情緒障害・浪費・過食・
異食・徘徊などです。
SSRIなどの抗うつ薬が
有効とされています。
(副作用のない薬を
開発してほしいですね。)







認知症で一番多いアルツハイマー病について、
少し説明しますね。

診断方法は、
下記の通りで「中核症状」と呼ばれています。
① 記憶障害や実行障害
  (判断力の障害、計画が立てられない、
  食事の準備などの段取りが出来ない)
② 失効
  (運動機能障害がないのに、
  目的行動が出来ない)
③ 失認
  (視覚障害がないにも拘わらず、
  目に見えるものを認識出来ない)

記憶障害が中心で、
特にエピソード記憶が失われがちで、
今さっきの事を忘れてしまいます。

自分の親が認知症であることを
認めたくはないと思いますが、
次の事に注意して判断して下さい。

自分の物忘れを隠そうとする
「場合わせ」とか「取り繕い」とかは出来るので、
普通の会話では中々気づくことが出来ません。

日時・季節・場所が分からなくても
笑って誤魔化したり、
自分の今の生活に関係ないなどと言って、
はぐらかしたりする事は出来るからです。

今さっき、何を話していたかを言わせてみれば、
症状の進行をある程度知ることが出来ます。


具体的な手助けが必要ない軽度の時期は
4~5年間と言われています。
だから、この期間の適切な治療と対応は、
悪化させないためにも
必要で重要なのです。


記憶や見当識の欠如、
今さっきのことが分からなくなる
中等度の時期は2~3年間ですが
軽度の時期に比して進行度が速くなります。
(本当に、あっと言う間に進みます。)


高度になると、日常生活のほとんどで
介助が必要となり、言葉数も少なくなり、
期間は4~5年とも言われています。

最終的には、寝たきり状態になります。


とにかく大事な事は、
早期発見、早期診断、早期治療、
認知症の理解と対応を学ぶ事です。

国や地域の支援・医者・施設・
介護のプロの力を借りて、
楽しい認知症患者とその家族という図式を
今の内からイメージ出来るようにしましょう。

長生きすればするほど、
必然的に病気は避けられないのですから、
明るい患者とその家族を目指しましょう。







今一番悔やまれること。
私がもっと早くにうつを経験していれば
私がつくった「うつ解消マニュアル」を
母や義母に実践させることが出来たことです。

最期まで、母には
何も出来ずに終わりました。

「うつ解消マニュアル」は
うつ病には勿論の事、
脳や心臓疾患、認知症や更年期障害にも
効果があります。

お金のかからないことばかりです。
実行して損はありません。


最後にもう一言。
最終的に治すのは自分なのだから、
自分を信じて実践して下さい。

特にうつ症状のある方は、
薬をやめる勇気を持って下さい。
薬は、うつ症状を誤魔化すだけです。
脳に取り返しの付かない
ダメージを与えるだけです。

平原綾香の「ジュピター」の歌詞にもあります。
「夢を失うことよりも 悲しいことは
自分を信じてあげられないこと」




検査のお願い

うつ症状は、色々な病気で出る症状でもあります。
必ず、MRIやPETのある病院で検査を受けて下さい。
脳血管性障害、アルツハイマー病、脳腫瘍、
頭部外傷、認知症、更年期障害、脳脊髄液減少症等、
色々な病気が考えられます。



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