農園編2 | 迷子の大人たち 3

迷子の大人たち 3

~ニワトリノニワ 非公認ブログ~ 
放し飼い有精卵「池田なません」生産農場のブログです。農場ブログの他自宅のセルフビルド、他自給自足っぽい生活も。ま、しょせんテキトー経営者のエー加減農業日記は変わりませんが。ちょっと更生した?

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つづきから

 

2/1。いよいよ自給的農園生活が始まるぞ。

 

先日エサの自給を目指してるという話をしたら朝一でスマイル森さんがチキン達に大根と株の葉っぱを持ってきてくれた。

 

 

上に載ってる大根は私にくれた。ついでに。

 

チキン達も大喜びで食べている。

 

 

分かりにくいけど手前の緑っぽいのは草じゃないぞ。ま、たくさん食べてボチボチ卵産んでくれや。

 

さて建築は内装の続きを。

 

部屋狭いんでテレビも壁掛けに。

 

 

それから洗面台と洗濯機の間にやたら隙間があるから棚を作ることに。

 

 

三段。

 

 

水はね予防に横板。

 

 

更に4段目をつけて荷物を置いてみた。

 

 

いい感じじゃないすか。

 

2/4。朝から雪が舞っている。

 

 

あのロング寒波の初日。

 

余りに寒いので邪魔くさくて外してた玄関用の断熱カーテンを取り付ける。

 

 

断熱性アップ。壁に貼り付けるマジックテープが強すぎてイマイチだが断熱性は◎

 

翌日も雪。

 

 

昼頃晴れたけど案外積もった。

 

 

ここ数日は1月締めの法人決算を今年は自分でやってみようと奮闘している。従って石油ファンヒーターをつけた室内で快適。家で一番大きな窓の前にパソコン置いてるから狭い部屋も全く気にならない。そもそもそういう計算だ。

 

なんかみんな窓がバカでっかくて天井高くて広いリビングの家に住みたがるけどあんな部屋は冷暖房の効きが悪くて電気代がスゴイだろう。ついでに言うと掃除も大変だ。

 

うちは外の敷地が広いから家なんか狭くて全然平気。狭く感じたらお外に出れば良いのだ。オッサン一人で済むには9坪で快適。つーか、日中ほとんど外で仕事してるしな。

 

因みに今振り返って鶏舎も含めた1~2月のひと月の電気代は9千円弱。それもこの寒波の時期に日中も家に居ることが多かったのに。オール電化の家にしては格安だと思う。つまり電気水道ガス全部で、ということだ。

 

 

その翌日はガチガチに凍った。猫たちも寒そう。

 

 

お前そんなに歩き回って寒くないんかい? て感じで見てるな。

 

翌朝は5cmくらい積もった。

 

 

寒っ。

 

結局2/5-9まで寒波が居座り昼もずっと溶け残った氷が4センチほどに成長していた。なんて寒さだ。

 

 

この五日間ずっとマイナス5度くらいまで下がってた。鶏舎の中で。経験上多分外は鶏舎より2度くらい低いハズ・・・ガチガチ

 

しかし排水管を家の床下に入るまで5cmの極太塩ビ管にしていたお陰で一度も凍結していない。やっぱり正解だったな。さすがオレだな。聡いな。

 

 

さて、ようやく寒波が過ぎ、法人の決算にも目途がついた。これからはいよいよ自給農的な生活を実践しようではないか。

 

まずは耕してもらった畑に畝を作ろう。そんなに広くないから管理機とか要らんやろ、ジンリ機で十分だ、やるぞー

 

 

と、威勢よく始めたのはいいが大工仕事と使う筋肉が違う。一畝で結構シンドイ。

 

 

と、手を止めて休んでいたら掘り返した土にジョウビタキのお嬢がやってきた(↑真ん中)まるで急かすように後をついてくる。

 

止めてくれ、スパルタか!

 

ま、一日一畝作れば多分ひと月くらいで終わるやろ。つーことで初日は二畝で止め。

 

翌日も最低一畝、と。

 

 

まだまだ先は長いな・・・

 

 

さて、折角移住してきたんだから近所を散歩でもするか、と。

 

 

猫二匹を連れて隣の水無川沿いの道を山に向けて登って行く。ていうか、コイツラ勝手についてきただけ。この二匹はお散歩についてくる。まるでワンコだ。

 

大体1㎞弱くらい上がってくると行き止まりで道がなくなる。

 

 

ここ水が流れてたら綺麗だろうな。

 

帰り道。いつも飲み物くれるバアちゃんの元ハッサク畑まで来ると吉野川の鴨嶋の辺りまで一望できる。

 

 

因みに画面右の切れた辺りが剣山方面。いつか登ってみたいものだ。

 

剣山には日本神話の天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れたという天岩戸(あまのいわと)があったり、平家落人伝説があったり、はたまた山頂にユダヤの三種の神器が眠っているだとか色んな伝説があるのだ。

 

ついでに言うと邪馬台国が阿波にあったなんて説もある。

 

もちろん全部信じてるぞ。

 

 

2/12。そろそろチキンらが150日経つので木の切れ端を集めてアレを作ろうと。

 

 

ニャンコ邪魔すんな。

 

 

ほとんど切らずに30分でチャラ~っと完成。家を一人で作っちゃったオレにはもはや怖い物など一つもないな。チョロいな。

 

 

ところで昨年の11月頃だったか、

 

見事な家を一人で建てているのをずっと見守って来た隣の柿農家のIさん。ある日おもむろに声を掛けてきた。

 

「立派ですね、大工かなんかされてた方ですか?」

 

え、分かります? とは答えず、素人が見様見真似でやってますと謙虚にお答えした。すると、

 

「うちにオジさんちを解体した時にバラしたイナバ物置のパーツがあるんだけどなんとかなりませんか?」

 

近くなので早速見に行くとバラバラになったステンレスの材が山積みになっていた。だが、こんなものユニットバスと同じでフレーム立てて板をハメ込んで行くだけやろ?

 

と思ったので、やったことはないけど簡単にできると思いますよ。家建てて時間できたらやってみましょう。とお答えした。ま、その時まだユニットバス組み立ててなかったけど。

 

2/13。

な、次第でイナバ物置を組み立てることに。

 

大口叩いてなんもできねーヤツなんて近所に悪評が立ってはならぬ、と思ったので前日ネットでイナバ物置の設計図を見つけて予習しておいた。

 

ステンの外壁をフレームに沿ってハメて行き、そのパネル同士を穴の開いた金属プレートを差し込みネジ止めするだけのようだ。チョロいやろ。

 

Iさんと一緒に材をパーツごとに分けて行くと、すぐに封筒に入った説明書が見つかった。こりゃ簡単だ。おまけにパーツには床とか、母屋とか大引とか大工仕事を終えた私には見慣れた文字が印刷されていることが分かった。

 

 

初めにブロックを置いて水平を取ろうと水平器を置いたが、奇跡的にほとんど水平が取れた土地だった。

 

後は簡単だ。私が説明書を見て指示を出しながら一緒に組み立てること2時間半ほど。

 

 

完成。あっけなかった。多分一人でやったら2時間でできたと思う。

 

因みにIさんが業者に見積もりを取った所、組み立てだけで8万円とのことだったらしい。高っ。幾らなんでも時給4万円はボッタクリでしょ。人に任せるとはこういうこと・・・しかも楽しかったし。本体価格は新品でたぶん20万くらい。

 

お金は要らないと言ったんだけど今後頼めなくなるからどうしても、ということで1万円を有り難く頂いた。

 

Iさんは柿以外にもブロッコリーを作っているとのことで、規格外のブロッコリーを私に、葉っぱをチキンに持ってきてくれるようになった。ラッキー

 

四万十と違ってここらは庭先養鶏してる人がほとんど居ない、いや全く居ない。ということからIさんや森さんだけじゃなく、鶏にやって、とクズ野菜を色々な人が持ってきてくれるようになった。

 

地元に育てられた卵がもうすぐ発売開始ですよ。

 

 

 

つづく

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