Facebookへの引っ越し
大変お世話になりました。
尚、少年柔道小説 -冠川外伝- に関しましては、継続のご要望が多かったため検討させていただきました。
結果、Facebookへ引っ越しして継続連載させていただくことにしました。
http://www.facebook.com/takehiko.shiba
アクセスしていただき、Facebookへ登録されていない方には、登録していただくお手間をお掛けすることになりますがご了承下さい。
その上で、「いいね!」をクリックして、ページのファンになっていただければ、閲覧が可能となります。
よろしくお願い申し上げます。
撫子 [女子サッカーW杯優勝]
6月26日より開催されていた女子サッカー・ワールドカップ ドイツ大会。
17日、日本時間の早朝に決勝戦が開催されました。
対戦カードは、FIFAランキング1位と、同じく4位の日本。
下馬評では、決して低くはないまでも、決勝に進出するまでの高い評価ではなかったであろう日本です。
それが、決勝トーナメント1回戦で優勝候補のドイツを1-0で下します。
ここで完全に勢い付いた日本は、次の準決勝スウェーデン戦では、3-1で勝利して決勝進出を決めたのです。
しかし、決勝戦の相手であるアメリカは、日本がこれまで一度も勝利したことがない最強チームでした。
多くの方々がアメリカ優位と予測していたに違いません。
反面、一部の評論家の中からは、アメリカを倒せるのは日本以外にないとコメントもありました。
それは、アメリカの様に大型チームに見られる傾向として破壊力があるが、緻密性に掛ける点だったと言います。
事実、日本は、その正確かつ早いパスでボールをキープしつつ勝機を見出しながら大型チームであるドイツなど勝利して来ました。
日本国民にとって、期待が高まります。
しかし、アメリカの強さは、甘くはありませんでした。
決勝戦の前半。
スコア的には、0-0で終えますが、アメリカの攻撃力に圧倒され、防戦色が強くなってしまった日本。
むしろ、よく、無得点で耐え忍んだと言って良かったかもしれません。
そして、後半。
ついに先制されてしまいます。
誰もが、アメリカの強さを実感した瞬間だったのかもしれません。
しかし、諦めていなかった人達がいました。
正に、戦っている“なでしこジャパン”の面々と一心同体のサポーター達・・・
先制されてから、むしろ動きが良くなった様に思えたのは私だけでしょうか。
粘りに粘った攻撃による同点ゴールで、1-1に追いつきます。
延長戦に突入しての前半には、再度、得点されてしまい1-2で離されますが、それでも延長戦後半で、得点して追いつきます。
相手のアメリカにしてみれば、得点しても得点しても追いついて来る日本に対して、逆に精神的に追い込まれていたのかもしれません。
延長戦で決着が付かなかったことで、PK戦となった訳ですが、日本のキーパーによるファインセーブに加え、アメリカ選手のミスが出て、日本が3-1で勝利。
優勝杯を手にしたのです。
苦戦を強いられた決勝戦ですが、実はボール支配率は、アメリカを上回る53%だったと言います。
それは、今大会の全試合を通しても50%以上を上回っており、各国から女子版「バルサ」と絶賛されるほどです。
バルサとは、“華麗なパス回し”が代名詞とも言えるスペインの強豪クラブFCバルセロナのことです。
そんなバルサと形容されるくらいに、高い評価を得たのです。
日本の女子サッカーの愛称は、ご存知の通り“なでしこジャパン”です。
撫子(なでしこ)とは、6月から8月に咲く花の名前で、その花言葉は、“純愛”“大胆”“勇敢”だそうです。
名前の由来は、その可愛らしい姿から“子をなでる”様をイメージしたものとされているようです。
そこから、女性や子供に例えられることが多く、大和撫子とは、「見た目はか弱く可憐でありながら、内面はしっかりして我侭でない女性」とされています。
正に今大会の“なでしこジャパン”は、それを象徴した様な戦いを魅せてくれました。