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摂食障害の思考と絡まると、それが自分が自分の体にしている食事制限、嘔吐、無理な運動がもたらした低栄養状態による症状(健康を損なっているサイン)だと気づけなくなるけど、
以下のうち、一つ以上当てはまるものがあれば、あなたも「低栄養状態」で体が悲鳴を上げている(不健康になっている)ことが考えられます。
低栄養状態とは
過食があるかないか関係なく
低体重の人は省エネ体質になり太ってきて対して体に吸収してる量は多すぎるはずないのに普通~肥満になった人でも
食欲のカロリーや糖質、脂質の量を極端に制限している人になら(過食があってもなくても)だれでもなる可能性があります。
「低栄養状態」で心と体が不健康になっているために出る症状とは
・低栄養状態のためにコレステロールが高くなる
というのも、健康を損ねている状態のひとつ。
それ以外にも、
甲状腺ホルモンの低下
肝機能の低下
中性脂肪が高くなる
生理が止まる
爪が割れる
髪が抜ける
肌がかさつく
背中の産毛が濃くなる
倦怠感、疲れやすくなる
※はじめは「飢餓の苦しみを麻痺させる麻薬様ホルモン」が出るので、心身活発に動くような気がしますが、永遠にこの状態は続きません。
長く摂食障害やってると、痩せて安心でも鬱にならない人ってほぼいないです。
眠れない、眠りが浅くなる
集中力の低下
無気力、無感動になる
(摂食障害の人はダイエットの強迫観念だけは台風でも大雪でもやるけれど)
希死念慮
決めたルール通りにやらないと不安になりやらねば(強迫観念)が異常に強くなる
※食事、運動、体重コントロールのルールだけではなく、他の潔癖症のような拘りが強くなる人もいます
「苦しい考え方」が引きおこす強迫観念と恐怖や不安もあるけど、体重が減れば減るほど「考え方とは関係なく自動的に湧いてくるやらなきゃダメ、怖い」は、低栄養状態が強くなるほど増えていき、
体重が減れば減るほど、目的も理由もなく自動的に脳が「強迫行為をやらないと不安」を作り怖さや不安が強くなります。
他には
■省エネ体質
これ迄何度も書いてきたけど、私も体験したやつ。
低栄養状態₌飢餓状態と判断した脳が身を守るために体温を下げ基礎代謝を下げ、少ない栄養でもなるべく体脂肪に変えておこうとする「省エネ体質」になることがあります。
※医師でも普通に知ってる人は知ってるけど、知らない人はありえないとかうらしいですが、私はこっちLAの病院では一日800キロカロリーしか食べてないのに太るといったら「当たり前じゃない ! という怒られ方をしてました。
考え方によっては「少ない食べ物で生きていける元気な体」ということなので、超生命力が高い健康な体、ということかもしれないけど。
皆、そんな健康の形が欲しいわけではないよね?
(私はそんな健康がほしいわけじゃなかった)
逆に
■太れない体質になる
このパターンの人は摂食障害の思考にかかると「羨ましい」「問題ないじゃん」とか思ってしまう人が多いけど、
明らかに健康を害している「症状」です。
だって、低栄養状態のために体が弱りすぎて、
食べたものをエネルギーにして、内臓や筋肉、脳、全身の細胞を正常に作ったり、正常に動かしたりする力がなくなってしまってる
ってことだから。
普通の一人前を食べ始めてもなかなか健康な体(脳、心)」に回復しないため、人との関わりや社会復帰も怖くなってしまったりもします。
体の回復が軌道に乗せる「ブースト」の意味で、少しでも食べやすいものから食べて多くのカロリー=エネルギーをとれる食事を優先する必要があります。
一般的な人に向けた一般的な情報での「体に良いもの悪いもの」は、健康な体に向けてかいてるので必ずしも回復期の体にとってもいいとは限りません。
■食べたものがなかなか消化されずに胃腸にいつまでも停滞する不快感
これも、食べてこなかったから、胃腸の健康が損なわれた。
特に、今まで避けてきた食べ物が消化された時に、どんなホルモンやどんな消化液を、どれくらい出せばいいのか忘れてしまっているのです。
だからこそ、
気持ち悪くても、体に「食べて消化する」練習をしてもらうことをしないと治りません。
最初は、消化に優しいものから増やしていくのはok.
飲み物や、プリンやアイスクリーム、ヨーグルト、柔らかく煮たご飯や麺類やお野菜など。
一般的にこちらのほうが健康とされる食べ物は、消化機能が遅くなっていない健康な機能のひと人にむけているので「白いご飯より茶色い玄米」だとか、食物繊維を一杯だとかいわれますが
消化機能が落ちている回復期の体にとっては石ころ食べてるみたいに、何時までも消化されずに不快になることが多いです。
さらに、
胃腸が弱って食べると不快感を感じるから
↓↓
・食べたくなくて拒食の症状に走る
あるいは
・無理にでも食べて曖昧にしたい、吐いてスッキリしたい、となって過食の症状に走る
という方もいます。
ーーーーーーー
■甘いお菓子やケーキや菓子パン、ポテチや串カツ系など「ハイカロリー」のものばかりを渇望し、頭から離れないようになる
この辺な食欲、 7-10年拒食一本でこれがなかったひともあるときから出てくる人もいます。
それも「食欲の不健康」といえば、そうだですが、体は「飢餓ダイエット」から身を守ろうとして、とにかく、カロリーを手軽にとれる甘いものを渇望するようになっています。
※赤字部分の「四六時中、渇望」の意味は、
一日に一個二個普通にケーキ食べて満足なら普通です。おかしくないです。
ただ、隙あらばいつでもお菓子やケーキを大量に食べたくて、すっごく強い意思でガマンしてないと四六時中喉から手が出る程食べたくて、アタマから離れない、、
となるような、コントロールできない感覚を伴う、ダイエット前はなかったはずのヘンな食欲のことをいっているのであって、そういうものを「欲しくなること自体」が症状だと言ってるわけじゃないのでご注意ください。
■ダイエットの自由を選びながら感じる「孤独、寂しさ ルールに追いかけられる焦燥感➡ 鬱」
予定外の人との食事が「不健康そうで」「太りそうで」怖くてたまらず、社会とのつながりも大切な人との関わりも断つようになる。
一人で安心食を食べて安心出来る運動をしてれば「ほっとする」から自分は一人が好きなんだ、思うようになるけど、
ダイエットだけが安心はダイエットに追われる苦しみといつもセット。
→こんなに毎日続くなら死にたい😭となる。
これ、いくら自分がイイと信じる食事して「そのことについて」だけ少し安心できても、その前後ずっと心が健康って言わないよね😭
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ね、、、一個二個(どころじゃない人も多いと思うけど)、当てはまる症状、あるんじゃないかな。
体の症状も、不健康になってるわけだけど、たいていの症状は、
私たちの体が、一生懸命私たちの体を守ろうと動いてくれているからこその症状なんです。
たとえば
省エネ体質や過食の症状が出るのも、低栄養状態から自身を守ろうと体自身が一生懸命頑張ってくれているから出てくるのだし、
逆に、消化機能が落ちてすぐ気持ち悪くなるのだって、飢餓状態がつづくなか、なるべく長く体内に食べ物を停滞させて、長時間にわたり体内の食べ物からゆっくりゆっくりエネルギー₌カロリーを吸収しようとして、身を守るためにそういう「モード」に変えました。
不眠も、飢餓状態の中ではエサが近づいてきたらすぐに捕獲できるように眠りを浅くしておくという生体防御の本能によるものといわれていま
す。
過食嘔吐があるときは、電解質不足と脱水状態の影響で、嘔吐後にぐったりして爆睡出来る方も多いのですが、
治りかけで嘔吐しなくなると途端に眠れなくなるのもよくあります。
その場合も吐かないサイクルに体が慣れれば眠れるようになることが多いです。
生理が止まる
爪が割れる
髪が抜ける
肌がかさつく
これも、「弱ってる」し「不健康になってる」からこその症状だけど
これも、なぜこうなるかというと
吸収されるわずかなカロリー(₌ 体と脳のエネルギー)を、今ここの体を生かす生命活動に無関係な部分には栄養をまわさないようにして、生理など次世代のための動きは止めて、
その代わり、「心臓を動かし息をして、血液を循環させて、60万個の細胞に酸素と栄養を届けて、生命を維持する方にエネルギーを使ってるから」
って、体が自分をなんとか救おうと頑張ってくれているからだよ。
ーーーーー
じゃあ
どう食べればいいですか
っていうのは
体に今どんな症状が出ていて
今までどんな食べ方をしてきて
今はどんなものを食べていて
食や体型に対する恐怖心はどれほどなのか
によって、優先して「仲直りしていく食べ物」は違ってくると思うので
沢山の人が見ているブログでひとりひとりにあったアドバイスというのはできないのですが、
一般的に
こう考えてみよう、
こうできたらしてみよう
っていう指針はあるので、それを次回まとめます。
いつも読んでくれてありがとう!
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