青の国ふだいを出発して次に向ったのは、同じく三陸海岸沿いの
道の駅みやこ です。
普代駅からすぐのところで “三陸沿岸道路” に乗り“宮古北IC” で下りるとそこから10分程で到着です。
前回ここへ来たのは東日本大震災の翌年だったので約9年ぶりです。
その時は当然ながら復興道路はありませんから、建物の土台だけしか残っていない住宅地や、うず高く、延々と続く瓦礫の山を眺めながら走ったのですが、今は雰囲気が一変していました。
これが道の駅の全景です。
どんなところに建っているか、付近の地図をご覧いただきましょう。
宮古湾に突き出した宮古港出崎埠頭の先端付近にあり、宮古市魚市場もすぐ近くにあります。
ですから、東日本大震災では津波の直撃を受けました。
建物に “2011.3.11 津波浸水表示ライン” が描かれています。
以前の記事に東日本大震災で特に甚大な被害を受けた道の駅が5カ所ある、ということを書きましたが、その中の一つです。
9年前に来た時は玄関や窓はベニヤ板でふさがれており、中は破壊されたままであり、建物の前の敷地にプレハブの仮店舗を建てて営業を再開したばかりでした。
2012/6/2撮影(震災の翌年)
ここには元々道の駅に併設して “タラソテラピー施設” があったのですが、そちらの建物は解体してしまい、2013年7月に元の道の駅をリニューアルして再オープンにこぎつけました。
これが再開した新しい道の駅です。
正面に “道の駅” “みなとオアシス” のふたつのマークが表示されています。
みなとオアシスは、“「みなと」を核としたまちづくりを促進する” 為の施設であり、今回の旅では男鹿半島にあった、道の駅おがもそうでしたね!
そしてここは “シートピアなあど” というのが愛称です。
シートピアは、海の “シー“ と “ユートピア” を組み合わせたもの、“なあど” は、宮古地方の方言で、「いかがですか?」 といった意味なのだそうです。
フロアマップの画像をHPからお借りしました。
1階がイベントホールと物産コーナー、2階にレストランと研修ホールがあります。
正面玄関から入ると、まず “イベントホール” です。
普段は休憩室として使っているのだと思います。
2階のレストランへの階段も見えます。
インフォメーションの後ろの壁には、ここを訪れた芸能人などのサインがいっぱいでした!
そして奥が、物産コーナー、産直コーナーです。
港町らしく、海産物のコーナーもあります。
“岩手県宮古市” で特に有名な観光スポットは “浄土ヶ浜” でしょう。
今から300年ほど前にこの地を訪れた 僧霊鏡 が 「さながら極楽浄土のごとし」 と感嘆したことからその名がついたという景勝地です。
道の駅からはわずか5分ほどの距離ですが、今回は行かなかったので前回の写真をお見せしましょう。
2012/6/2撮影
さて道の駅を出て復興道路を更に50分ほど走り、釜石市内に今夜の宿をとりました。
※本日走ったルート(googleタイムラインによる自動記録)
この日の走行距離は359km(累計:1374km)