ニーハオ、龍羽ワタナベです。
ある日本人経営者とゴハンに行った時に・・・
その方が、
「○○をしたいんですが、今年は天中殺と言われて、どうしたものか思案中なんです」
とおっしゃる。
もちろんこの方は天中殺の正体が何なのかは、はっきりご存知ないのですが・・・
なんといっても天中殺(大殺界)!
あの細木数子氏が提唱した「六星占術」です。
一世を風靡しましたから、皆さんも名前はご存知かと思います。
実はこの六星占術、四柱推命をベースにしています。
世の中に占術はたくさんありますが、それらの多くは、伝統的な占術の一部を膨らませたり
複数の占術を組み合わせて作られているのですよね。
●四柱推命と六星占術
ここから少し詳しく説明しますね。
(占い初心者の方は、ちょっと難しくなります〜)
四柱推命は、「陰陽五行」と「十干十二支」の組み合わせで詳細な分析をして占います。
それに対して六星占術は、もっと簡単な分類で個人の運勢を判断しています。
これは、2025年の大予測会でお見せした四柱推命(八字)の命式。
この画像にあるように四柱推命は、年柱、月柱、日柱、時柱の4つの柱から構成され、
それぞれが、十干と十二支の組み合わせ60通りの”干支”で表します。
なので、理論上の命式の組み合わせ総数は、
年柱:60通り(60年周期の干支)
月柱:60通り(60日周期の干支)
日柱:60通り(60日周期の干支)
時柱:60通り(60日周期の干支)
これらを掛け合わせて、
60(年柱) × 24(月柱) × 60(日柱) × 60(時柱)
= 12,960,000通り
です。
つまり、1296万通りの組み合わせのなかにあるその人の命式で占うのです。
一方、六星占術。
十干:10個の干(甲乙丙丁・・・)
十二支:12個の支(子丑寅卯・・・)
と、干支を組み合わせていき、一巡すると「支」が2個多くなります。
で、この2個の「支」を「空亡」と言います。
六星占術の「運命星」は、中国の暦におけるこの「空亡(くうぼう)」の概念を基にしています。
そして、四柱のうちの日柱(生まれた日の干支)の空亡で占うのです。
空亡の期間は12年に2年ずつ巡ってきますが、
細木先生はこの2年の空亡期間を大殺界(天中殺)と言い、
この期間は、新しいことを始めるのを控え、慎重に行動するようにとおっしゃっています。
そして、その日柱(生まれた日の干支)の空亡の組み合わせで、
次のように6つに分類しています。
空亡「戌亥(いぬ・い)」:土星人+-
空亡「申酉(さる・とり)」:金星人+-
空亡「午未(うま・ひつじ)」:火星人+-
空亡「辰巳(たつ・み)」:天王星人+-
空亡「寅卯(とら・う)」:木星人+-
空亡「子丑(ね・うし)」:水星人+-
これらの〇星人6種類がそれぞれ
+プラス(陽)と
ーマイナス(陰)で12種類、
それに霊合星人というのが入り、14種類に分類して占うのです。
ワタシがお話した経営者の人は、この14の分類でみた「天中殺」のことを言っていたのです。
と、説明を書いていたら長くなってしまった(笑)
まだ続きがあるので、この先は明日のブログに書きます。
ではまた〜
テーマ:◆奇門遁甲・択日・その他占い