貧しくなる日本。の巻 | ダメ子 人生がけっぷち - my life is on the edge!! -

貧しくなる日本。の巻

大親友で戦友のKが香港に帰ってきた!日本に出張で行ってたのがコロナの香港規制によりなかなか行き来がむずかしくなり、やっと帰ってこられることになったのです。コロナ前はタイ、シンガポール、日本、ミラノといつも旅行に一緒に行き、離婚した時も、転職したときも、いつも彼がどんなときもいてくれて、ゲイでなかったら結婚してたw

 

日本のオフィスで長期に渡り働き、香港の本社での雇用ではなく日本支社での雇用を求められた彼はすごく悩んでいます。香港でもらっている同じ給料をもらっても日本の税率によりかなり手取りが低くなること。それに"日本は覇気がないのよ。みーんな地味な格好してて街全体が貧乏になってるの"

 

香港の政治的状況や、会社の撤退、コロナの影響などで、日本での転職を考えている日本人の友達がみんなぶつかる壁。

 

日本の手取り給料やっすーーーー

稼げば稼ぐほど税金もってかれるしーー

 

そもそも1991年の日本の平均賃金は約447万円だったのに対し、2020年は433万円。まったく上がっていないどころか、減少。。。アメリカの平均賃金は過去30年で約2・5倍(約700万円)、。ドイツは約2倍(約560万円)、韓国も約2倍(約430万円)。先進国の中ではありえない、いやもう先進国とはいえないのかもしれない。OECD平均水準の86.7%まで落ちている。

ビッグマック指数からみると日本で390円で売られているビッグマックは、アメリカでは621円、イギリスでは522円、スウェーデンでは681円。タイ(433円)やブラジル(480円)といった新興国でも、日本より高い!!香港は日本より安い297円。香港は貧富の差がすごいので、平均をとるとこうなるのかしら。

 

給料も物価も世界にすっかり取り残された日本経済でキャリアを積んだり、引退後の生活をしようとは、なかなか思えないのが海外でそれなりの仕事をもって生活している人たちからみたら当然だと思う。

 

もちろん医療だったり、清潔さだったり、交通の便利さだったり日本にもいい面はいっぱいある。でも給料だけでなく、中華圏やタイ、ヴェトナムにある街の熱気だったり面白さが感じない。

 

今のダメ子の部署(外資ファッションブランド マーケティングPR)で働いている一番下っ端のこの間採用した子でも日本の平均給料433万以上の480万円です。アシスタントマネージャークラスの給料は日本の部長クラス。香港は家賃が高かったり年金保障みたいなものもないので一概に比べるのは無理だが、若い子でも(コロナ前は)年に1-2回は海外旅行に行ったり、夜の大学院にいったり、向上心がある。

この間、海外育ち中国人女子会に行ったら、話は株の投資とビットコインのネタ。日本人の同年代の子の知り合いたちとご飯を食べたら子供の話かどうでもいいコスメの話しかしない。なにがどちらがいいという話でなく、日本人はぬるま湯につかってガツガツ行くのがださいみたいな風潮になってるのも確かなんだろうなと実感する。

 

昨日の夜、桐野夏生さんの新作"砂に埋もれる犬"を読んだのだけれども、親に虐待される子供のストーリーで、実際に貧困家庭が増えて日本でこのような負の連鎖がおこっているということに対して胸が苦しくなった。

与沢翼さん、あまりいい印象を持ってなかったのだが、この間Youtubeをみてすごい賢い上品な人だったのか!とびっくり。その中で彼が自分の子供や今の若者にこれをしたほうがいいという回答に対して"英語学習とコンピューターのプログラミング"と言っていてその理由は視野を広げ知識を増やし世界中どこでも生きていけるとおっしゃっていてさすがだなと思った。

英語が話せるというおかげで、世界の広さを実感して、新たな知識を学べて、世界中に友達ができ、世界中の情報を寸時に得られることができる。でもでもそういうチャンスだったり機会を与えられない子供もいる。

小さいときに背中をおして海外での教育を受けさせてくれた両親に感謝するとともに、将来そういう機会を与えられない、どうすればいいかわからない子供たちのサポートだったりをするようなことができればいいなと。。少ししかできないかもしれないけれども、日本の将来を担う子供たちが頑張れますように。。。

 

 

Have a fabulous weekendsヒヨコヒヨコヒヨコ