春夏秋冬コツコツ手織

日々黙々と、つくる手織りの帯は博多織
庭に元気をもらって、春夏秋冬コツコツ手織り

HP:yokokoga.com

手織り博多織「お数珠入れ」

2024年03月22日 | 手織りの小物


博多織の帯地で作ったお数珠入れ。
しっかりと丁寧に織り上げた手織りです。

使っている帯は、淡いブルーの「小径Ⅱ」。


表地は絹糸100%。

手織りの風合いがそのまま感じられる
優しいお数珠入れです。


寒咲アヤメ

2024年03月13日 | 工房の庭


一月の寒い時期から、毎日毎日・・・
驚くほど咲いた寒咲アヤメ。
次々と花を咲かせて、もう三月。

優しいブルーの目立たない花だけど
春に咲くアヤメよりもずっと惹かれる好きな花♪




有田焼・絵付け体験

2024年03月06日 | イベントのお知らせ


今朝、有田焼からお皿が届きました。

先日の催し「晴れ彩々展」で
体験させてもらった有田焼の「絵付け」。

その時のお皿が焼き上がったからと
送っていただきました。

※伊万里・有田焼伝統工芸士 
 秋月ちぐさ さんからです♪

~~~~~~~~

催事期間中
「描いてみる?」と気軽に声をかけてもらって
筆とお皿を手渡されたのですが
絵付けは初めてでしたし
何を描いたらよいのかもわからない。

伝統工芸士による絵付けの実演と違い
実際に筆を持ってみると
線を描くのも、円を描くのも難しい。

それなら・・・と悩んだ末
少々ゆがんでも誤魔化しのきく模様でお皿を縁取り。

催事後に届いたお皿。
かなり恥ずかしいのですが、下手でも嬉しい。




いつもは、お客様が体験されているのを見ているだけでしたが
実際にやってみると気づくことがたくさん。
今更ですが、絵付けという手仕事に感動しました。
良い経験をさせてもらいました。

お数珠入れ

2024年03月03日 | 手織りの小物


大切なお数珠を入れる「数珠袋(念珠入れ)」

作り始めたのは、父が亡くなった後で
自分用にと、帯地で作ったのが最初です。




帯地だけを使って作っているので
手織りの風合いが一番よくわかります。

手に馴染む感じが好きで
時々作る小物の定番になりました。



<帯地>
強くしっかりと織り上げた手織りの帯地。
絹糸がギュッと詰まっていて丈夫です。

厚地で張りがあるのに、どこかしっとり。
手に馴染む優しい風合いが
手織りの帯の好きなところ。



<小物>
小物用に織った(柔らかい)生地ではないので
(針が通らないことがあり)作るものはシンプルです。
凝ったものは作れませんけど
手織の帯の風合いを楽しんでもらえたらと
時々(時間がある時に)作っています。

帯地:絹100%


いつまでも、いつまでも・・・と願うのは桜の香り

2024年03月01日 | 工房の庭


香り好い庭の桜は、サクランボの桜。

二本あったサクランボの木の一本が
数年前に突然枯れてしまって
残ったのは、裏庭で大きくなっていたこの一本。




もうすでに老木。

澄んだきれいな香りが
いつまでも香ってくれると良いんだけれど・・・




雨と桜

2024年02月29日 | 工房の庭


サクランボの桜の花が八分咲き。
薄暗く曇った雨でも、しっとりきれい。

香りが自慢の桜です。

澄んだ香りが辺り一面。
すっきりとした綺麗な香りを
身体いっぱいに吸い込み心身浄化。

良い香り♪

今日は、二月の最後の日。
明日から三月だなんて・・・

晴れ彩々(いろいろ)展 前期終了

2024年02月25日 | イベントのお知らせ

「晴れ彩々(いろいろ)展」
~20人の女性が創る伝統工芸~

青山スクエア(東京)で開催中の
女性伝統工芸士展です。

前期・後期に分かれて14日間。
私はその前期に参加し
一昨日福岡に戻ってきました。





前期に参加したのは
石川県(山中漆器・手すき和紙・加賀象嵌)
京都府(京鹿の子絞・京指物)
奈良県(奈良筆)
和歌山県(紀州漆器)
佐賀県(伊万里・有田焼)
福岡県(博多織)の9工芸品





博多織のブース
手織りの帯と、その帯地を使って作った小物を準備。

お数珠入れや名刺入れ、平袋や大人のペンケースは定番。
ポシェットの他に、新しく作ってみたのはサコッシュ。

帯地も時間もないので、あまり数多くはありませんけど
新しいものもいくつか。





準備中の写真ですが・・・




期間中は、実演の他に体験もあって
私も手すき和紙とお皿の絵付けに挑戦しました。

手すき和紙のハガキは二枚。
会場となっている青山スクエア周辺で摘んだ
野草のハガキと桜のハガキです。

京鹿の子絞りのがま口は
私(博多織)のがま口と交換していただいた物。

奈良筆は購入♪




懐かしい方や新しく出会えた方
多くの出会いが励みになりました。
また頑張ろう♪

**************
出展者
<前期>
大下香苑 山中漆器 (石川県) / 松尾明香 手すき和紙 (石川県) / 髙橋庸子 京鹿の子絞 (京都府) / 小谷純子 京指物 (京都府) / 田中千代美 奈良筆 (奈良県) / 谷岡公美子 紀州漆器 (和歌山県) / 古賀陽子 博多織 (福岡県) / 秋月ちぐさ 伊万里・有田焼 (佐賀県) / 梶原真理江 伊万里・有田焼 (佐賀県)
<後期>
榎田若葉 益子焼 (栃木県) / 池野律子 村上木彫堆朱 (新潟県) / 小岩井カリナ 信州紬手織り上田紬 (長野県) / 東直子 一位一刀彫 (岐阜県) / 板殿めぐみ 一位一刀彫 (岐阜県) / 大石和泉 京友禅 (京都府) / 川井明美 備前焼 (岡山県) / 中田可奈子 香川漆器 (香川県) / 髙取由布子 髙取焼 (福岡県)
<通期>
長谷川真希 加賀象嵌 (石川県) / 近藤啓子 博多織 (福岡県) / 相澤久美子 博多織 (福岡県)

出展者21名 (12府県、17工芸品)

晴れ彩々(いろいろ)展

2024年02月24日 | イベントのお知らせ

晴れ彩々(いろいろ)展
20人の女性が創る伝統工芸

会場:伝統工芸館青山スクエア(東京)
会期:前期 2/16(金)~2/22(木)
   後期 2/23(金)~2/29(木)
時間:11時~19時

実演、体験、ミニ講座開催

※※※※※※※※※
事後報告になってしまいましたが
私も博多織で参加しており
昨日東京より戻りました。
(私は前期2/46~22まででした)

昨年の夏よりずっと
体調不良で仕事を休んでいましたので
東京催事はかなり不安でしたが
思い切って参加して本当に良かったです。

他産地の女性工芸士の皆様との交流で
たくさんの元気をいただきました。

後期は29日までですので
お時間ありましたら是非。

※ブロブも7ヵ月ぶりで
書き方を忘れて四苦八苦です・・・

夏本番!

2023年08月01日 | 手仕事


遅い梅雨明けから一週間。
夏も本番、8月です。

花の少ない夏の庭。
咲いているのは、姫向日葵(ヒメヒマワリ)

何てことない花だけど
切り花にはピッタリ。

玄関や仏間
お盆のお花に重宝します。





さて私。
調子は・・・というと

指のケガが治り始めたと思ったら
数日前から体調不要で、とうとうダウン。

まいったな。
作業の遅れをどこで取り戻そう・・・。

悩んでも焦ってもしかたがないので
何とかなる、大丈夫・・・・と
自分に言い聞かせて励むしかなさそう。

うまくいきますように。

経継ぎ作業2

2023年07月30日 | 手仕事


浮糸の後は、地糸の経継ぎ。

織り終わった帯の糸と
新しい帯の糸とを結ぶ作業。

8月から織り始める帯の色は白。

汚れに気を付けながら
一本一本、結んでいきます。




結んで、結んで・・・
2,504本。





ただただ結ぶ、結びの作業。




結ぶ相手の糸を間違えないよう気を付けながら
一日がかりで結んでいきます。





地糸を結び終えたのは、夜の9時。
終わった♬

糸を引き入れたら、明日は試し織りです。



経継ぎ開始(白い帯)

2023年07月28日 | 手仕事


新しい帯の経継ぎ作業に入りました。

次に織る帯は、ほとんど白という帯で
地糸も浮糸も、織るのが怖くなるような白い糸。




「白」かぁ・・・・

目に見えない埃でも
織り込めばキズになるほど
白い糸だと目立ちます。

埃や汚れだけではなく
打ち込みの力加減による織り段など
これからの作業を考えると
白は不安、かなり不安。

すでに糸についた汚れや黄ばみを見つけたし・・・




まぁ、でもここまできたんだから
頑張りましょう。

結んで結んで、ひたすら結ぶ、経継ぎ作業。
まずは浮糸(柄の糸)から。




7月のミョウガ

2023年07月17日 | 工房の庭


そろそろかなぁ・・・と
わさわさと茂った葉をかき分けて覗くと
花の咲いた茗荷が、あっちにも、そっちにも。





ほったらかしで育った
ほぼ野生の庭のミョウガ。

お店に並ぶ茗荷ほど美しくはないけれど
ミョウガはミョウガ。
今年の初物♬




嬉しいな。

薬味、和え物、サラダはもちろん
汁物、漬物、煮びたし、天ぷら。
ご飯にたっぷりかけても美味しい茗荷。

ポテトサラダにも刻んでたっぷり。

たまらない♬



指をスライス

2023年07月15日 | 手仕事


手、切った!
手、切った!
手、切った!

というか、人差し指のお肉を
そぎ落としてしまいました。

それもハサミで。

ん?違うな。
正確には、お肉を挟んで
ハサミで切ったという感じで
傷は、スプーンですくったような状態。

びっくりしました自分でも。
ハサミについたお肉を見て「ひ~‼」
言葉にならず。

少々のことは何とかできる方だと思っていたんですけど
お肉だ!と思うと、かなりショックで・・・。

まぁ、でも
痛みがほとんどなく
(ハサミの切れ味がよかったのかな)
血もほとんど出なかったのは
(それも怖かったんですけど)
良かったです。

ただ・・・・
スライスされた指の
削いだお肉がハサミに残っていたこと
皮膚の下の傷口がきれいに見えていたこと
そして今日が土曜日で
明日は日曜、月曜日は祝日・・・・

等々、色々考えると少々不安になり
外科を探して病院へ。


初めて行く病院は
昔の診療所のようで懐かしい感じ。
お医者様も優しそう。

傷口から見える血管を見て
「血管を上手くよけてきれいに切りましたね」
「皮膚がないから、二週間以上かかるかな。」

「あっ、お肉残ってますよ」
と、ハサミで切り落とした皮膚を思い出して思わず言うと

「つながってればね・・・・」と、お医者様。

お薬をもらって、後は二日おきの通い。
まっ、でもこれくらいで良かったです。
ゾッとしたけれど。

家に戻ると、さすがに残っていた皮膚は干からびていました。

二種類の帯、そしてその続きは、また来年

2023年07月13日 | 手仕事


今年の新作が織り終わりました。

今回できあがったのは、帯が4本と
小物用の帯地が8尺ほど。
(3mくらい織れたかな)

織り上げた帯は、二種類。
同じ糸を使って、雰囲気の違う帯を
それぞれ2本ずつ。




最初から二種類の帯を作ろうと思っていたわけではなく
何度もやり直した結果、そうなってしまったという帯。

思う帯には程遠く、まだまだ手直しが必要です。

今回はここまでだったけれど
来年もう一度・・・
図案から作り直してみようかと思っています。

最後の帯

2023年07月01日 | 手仕事


残る糸もあと少し。
明日には最後の帯が織り上がります。

ずいぶんと時間をかけてしまいました・・・。




帯が終わったら
小物に使う帯地を3尺ほど織って
経糸がなくなったら終了です。

7月は、自分の帯ではないけれど
新しい帯に入ります♪