たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事のこと,家族のこと,そして脳出血や失語症のこと・・・。

黎明編【狭いお風呂と広いお風呂】

2024-03-15 21:50:25 | 脳出血・失語症
 病院にも当然、入院患者用のお風呂がある。
 最初の病院での入浴の記憶は薄い。夏から秋にかけてであったが、冷暖房完備で快適であったため、体を濡れタオルで拭く程度で済んでいたように思う。転院に聞かくなった頃に、週に1回程度、何回か入ったような記憶がある。

 地元のリハビリ専門の病院には大きく2種類のお風呂がある。
 普通のホテルやアパート程度の小さめの浴室と、ものすごく広い、大浴場のような浴室の真ん中に、ポツンと普通サイズの浴槽が設置されているものである。

 私は入浴に関しては「合格」をもらっていたので、指定された時間に、小さな浴室に行って、近くの看護師さんに名乗って、勝手に入って、自室に帰っていく。その時のルールは2つで、
「次の人が居るから、送れない。」
「湯舟にお湯が張ってあるから、使い終わったら、次の人のために流して、お湯を入れなおしておく。」
であった。

 大浴場は使ったことはないが、通った時、1人の患者を2~3名の職員が手伝っていて、
「大変な仕事だなぁ。」
と他人事で感心していたことを覚えている。

 退院してから在宅療養の期間に
「自宅の風呂場に手すりを着けるか?」
と検討したが、手足は健康だった私には不要であった。

同じ患者だが、症状によって介護度が変わることに気づいたのは、退院してから何年も経ってからである。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 黎明編【「願い」は力なり】 | トップ | 卒業式あるある »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

脳出血・失語症」カテゴリの最新記事