三十五候「つちうるおうてむしあつし」
「声はせで身をのみこがす
蛍こそ
言うより勝る
思いなるらめ」-源氏物語(蛍)
日本書紀から登場する蛍狩りも
このころが最盛期。
地域によっては五月、
終わりが8月になる。
東北ではねぶた祭り。
各地では花火大会の季節。
くだものではかんきつ類のはっさくなどが旬。
魚は「コハダ」
出世魚の一種で成長で名前が変わる。
新子-コハダ-鮗(このしろ)。
江戸前寿司の代表的なねたです。
野菜はゴーヤ。
ニガウリとも言い、
その独特な苦みが特徴。
薄くスライスして炒めると、あまり苦くない。
苦みが実は有効成分で、
血糖値を下げる。
夏バテにも有効。
花は御史郎花(白粉花)。
別名、夕化粧。
少女が種の中の白い粉で遊んだことから、
この白粉花と言い、
夕方咲き始め、
翌朝にしぼむから、
夕化粧という。
花言葉は「私は恋を疑う」。
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