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株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

イランに買い負ける日本・・絶望的?

2021年10月23日 | 世間一般

先日食肉商社に勤める息子とあれこれ話しましたが

彼曰く

日本の国力低下はヤバい

だそうです。

理由は

息子の会社は世界中で肉を買ってる訳ですが

今日本は買い負けが続いてるそうです。

中国に買い負けるのは大分前から常態化していますが

最近は途上国にも負けてる

そんな話です

そして

一番ショックだったのは

最近ブラジル産の鶏肉でイランと競り合い

負けたそうです。

EUやアメリカの経済制裁下にあり

大変な経済苦境に立たされてるイラン

のはずですが

日本より高く鶏肉を買う訳です。

一体日本はどこまで没落するんだろう

なんて心配してましたね。

にも関わらず

また衆議院選挙がありますが

与党も野党も

日本には無尽蔵に金がある

とばかりに

手厚い保証とか

大型の経済対策予算とか

そんな気前の良い話しばかりしてますからね。

気が付けばデフォルテ

なんて事にならいように

と願いますが

私達はそろそろ

そんな話に乗せられずに

じっくり自らの冷静な評価

これをするべきだと思いますね。

まぁここまでは誰でもそう思っていると思いますが

実は私は今の状態はもしかしたら

日本の将来にとってとても良い方向に向いてるのかも知れない

そんな風にも感じています。

数え上げればキリがありませんが

例えば私たちは過去に

牛肉の関税引き下げで

海外産の牛肉が安く入るので

国内の生産農家が苦しんだ

そんな時期が長く続きました。

今回

海外産の牛肉が高くなるのであれば

国内の農家の生産意欲が高まりますから

国内の需要は国内で生産する

こんな理想的な形が出来上がるはずです。

それと

長くデフレで日本は苦しんでる

なんて政治家やエコノミストは言いますが

これもどうかと思いますね。

消費者の実感として思うのは

日本は大量生産大量消費を経験して

今落ち着いた国になったのです。

貧しい頃は

ブランド物や

高い料理

そんな物に憧れて

実際に所得が伸びれば

消費が活発になった訳ですが

一度それを体験して

もうそれには興味が無くなった

そんな風に国民意識が変わったのだと思います。

実際に若い人たちを見ると

外で派手に遊ぶより

家で家族を大切にする

そんな生き方に変化しています。

私が若い頃のように

毎晩高い店で飲み歩いても

もうそれに憧れる人はいません。

だから

専門家は日本がデフレ

って事で話をまとめますが

それはデフレと言うより

もうそんな経済学の概念その物が日本には

あまり適切では無い

私はそんな気がしています。

日本人は

鐘や太鼓を鳴らしても

もう踊らない

そんな風に変化してる

そしてそう思う理由が

日本の個人の金融資産です。

2000兆円近くある訳ですよね

つまり潜在的な購買力は大きい

にも関わらずイランにも競り負ける

この日本の状態

従来の経済学では中々理解できないように思うのです。

それと不動産屋をしてると良く分かりますが

住宅の質は大変向上してますが

家賃は安定しています

結果

家計消費支出に対する住居費の割合が減り続けてるのです

ですから

私は今の日本は

本当に落ち着いた良い国になって来てる

そう思うのです

こんな話をすると

政治家やなんかは良く

デフレで苦しんでる人の気持ちが分からない

そんな事を言ったりしますが

これも私はいまいち実感がありませんね。

今私が知る限り

日本は人手不足です。

特に建築関係

いくら募集しても誰も来ない

なんて嘆いています。

当社も人手は足りません。

つまり

今の時代の仕事が無い

って話は

自分の希望と

実際に募集してる業種のミスマッチで起こってるのです

自分のハードルを下げれば

簡単に職は見つかります。

まぁしかし

実際に生活が苦しい人がたくさんいるのは事実ですよ。

私自身いつも思いますが

なんで給料が安い中

懸命に子育てしてる若い人から

こんなに社会保険や税金を取るのか?

って思いますよね。

そんな矛盾はありますが

長く生きてると

私を含めて

住居費の割合の高さに苦しんだり

休みも無く長時間働いて

やっと生活が成り立つ

そんな時代を経験してますから

今の時代が日本の凋落

そう決めつけるのもどうかと思うのです。

物価は安いし家賃も安い

しかも少しハードルを下げれば仕事は常にある

もう天国の域かも知れませんよ。

私は大学の頃は

バイトと授業でアパートに帰る時間も無くて

良く車で寝泊まりしましたからね

大変でした。

大変でしたが

少し恋しくなる事もあります。

本当に苦しい時期は

そこには自分にとって誇れる自分がいる

これも間違いありません。

そうやって今の自分を見ると

堕落して

情けない

そんな風にも思えます。

いずれにしても

人間はどんな時代でも順応する

これができれば

嘆く事はありません。

イランに肉を買い負けたなんで話しは

実際にはどうでも良いのです。

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