【若紫156-2】☆共通テスト☆文法問題
源氏物語イラスト解釈
【これまでのあらすじ】
天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を賜り、左大臣の娘葵(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬、物の怪による夕顔の急死…。光源氏の恋は成就することなく、尽きせぬ恋慕を重ねていくのでした。
ただ今、第五帖「若紫の巻」です。夕顔が亡くなった翌年、光源氏18歳の3月(春)に、瘧病にかかって、その加持祈祷のために、北山に訪れ、そこである僧都の屋敷を垣間見し、かわいい少女を見つけました。直後に僧都が光源氏を訪ねてきて、自分の僧坊に招きます。少女若紫のことを詳しく聞き出した光源氏は、その夜眠れないで、尼君に取り次ぎを求め、若紫の後見を申し出ましたが、あえなく断られてしまいました。
【今回の源氏物語】
「ともかくも、ただ今は、聞こえむかたなし。もし、御志あらば、いま四、五年を過ぐしてこそは、ともかくも」とのたまへば、
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☆ 共通テスト対策~文法問題~☆
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「ともかくも、ただ今は、ⓐ聞こえむかたなし。もし、御志あらば、いま四、五年を過ぐしてこそは、ともかくも」とⓑのたまへば、
問)傍線部の敬意対象の組み合わせとして最も適当なものを1つ選べ。
1.ⓐ尼君から光源氏への敬意
ⓑ尼君から僧都への敬意
2.ⓐ尼君から光源氏への敬意
ⓑ作者から尼君への敬意
3.ⓐ尼君から僧都への敬意
ⓑ作者から僧都への敬意
4.ⓐ尼君から僧都への敬意
ⓑ作者から尼君への敬意
5.ⓐ作者から光源氏への敬意
ⓑ作者から尼君への敬意
来年度以降の大学入学共通テストでは
新学習指導要領に基づいたかたちで
複合的な問題形式が出されてきます。
【実社会に対応したもの】
⇒生徒A/生徒Bなどの対話的選択肢
【言語文化の知識問題】
⇒和歌や俳句などの韻文とのコラボ
【主体的・協働的な学び】
⇒複眼的問題文の読解
センター古文の文法問題は
ほぼ毎年、問2で出題されていましたが、
大学入試共通テストになると、どうなるかわかりませんよね;
もしかすると、
センター漢字や英単語のように
なくなる可能性も、なきにしもあらず><;
しかしながら、
古文は、文法事項がわからないと
文章が読めません!
文法問題は、出題の有無にかかわらず
古文読解の必須事項として
勉強しておくに限ります!!
!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
今回のポイントはこれ☆
☆敬語の敬意対象☆
地の文なら、作者からの敬意
会話文なら、会話主からの敬意
ⓐは、尼君の会話文なので、
尼君からの敬意ですよね。
文法問題は
確実にわかるところから
選択肢をしぼっていきましょう。
なにごとも
練習次第!!
練習してない時間がかかってしまいます。
でもね。
きちんと対策をしている人は
こんな問題は、一瞬で解けちゃうんです!!
がんばってね!
【答え】…2