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「財務省が掲載している決定的な証拠」(前半)三橋貴明 AJER2022.6.14
  

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「MMT講義ノート」から学ぶ、日本の未来 次世代エネルギーの主力は何だ?[三橋TV第566回]島倉原・三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/r5gb5ab1Qq8

 

 

 

 税収とは、所得から支払われます。もちろん、多少の税収弾性値の変動はありますが、基本的には税収は「GDPx税率」で決まります。

 

 もっとも、税収の基盤たるGDP(所得の合計)が拡大しない中、税収だけが増えるケースもある。


 すなわち「苛政」です。国民が所得が伸び悩み、苦しんでいる中、容赦なく政府が税金を取りたてる。その場合は、「GDPが増えない」と「税収が増える」が成り立ちます。


 つまりは、「国民の共同体」であるはずの政府が国民を搾取している。国民の可処分所得を減らし、
「税収が増えたぜ。やった~っ!」
 と、やっているわけですが、我々(国民)から徴集された税金は、別に「国民のために」使われるわけではありません。


 単に、国債の償還に使われて「ジュッ」と消えてしまうだけです。


 こう言っては何ですが、わたくしは莫大な税金を支払っていますが、別にそれが政府の金庫に貯まり、我々のために使われているわけではありません。単に、国債と相殺でこの世から消えているだけです。


 この、むなしさたるや・・・。


 今回のコストプッシュ型インフレは、財務省にとっては「ウハウハ」でしょう。何しろ、何もしなくても物価上昇により、消費税収は増えるのです。

 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

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第四十一回「皇統論 平将門の乱-新皇ー」「歴史時事 神がそれを望んでおられる」がリリースになりました。
ぜひ、ご入会下さい。

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国の税収、昨年度67兆円に 過去最高を更新
 国の2021年度の税収が67兆円程度となり、過去最高を更新したことがわかった。これまでの最高だった20年度の60兆8216億円を1割上回る。新型コロナウイルス禍からの業績の回復で法人税収が伸びた。消費税や所得税も堅調だった。(中略)
 所得税は雇用環境の改善などで伸びた。消費税は消費の持ち直しのほか、年度後半の物価高で購入額が増えたことが上振れ要因と見られる。(後略)』

 いや、GDPがピーク(2019年7-8月期)と比較して、20兆円も落ち込んでいる状況で、税収の伸びを誇るなよ。


 自分たちの「苛政」性を証明しているようなものだ。


 所得の総計(GDP)が増えていない(というか、減っている)にも関わらず、税収が伸びたということは、その分、国民を苦しめているという話になります。


 しかも、我々から奪い取られた税金は、我々のために使われることはない。国債償還で消滅するだけ。


 国民の所得が減っている(GDPが減っている)のであれば、政府は当たり前の話として減税をしなければならない。諸外国はそうしている。


 ところが、我が国の政府は「GDPは減ったけど、税収が増えたぜ、ヒャッハー」とやっているわけです。


 国民を貧乏にしたことを喜んでどうする。


 我が国の政府は、ここまで狂っているわけです。もっとも、この狂った政府を存続させているのは、我々「主権者」たる日本国民です。


 さあ、どうする。


 という問いに対し、我々は7月10日に答えなければならない。間もなく、参議院選挙投票日です。
 

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