みどりの一期一会

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観たい映画:「82年生まれ、キム・ジヨン」 世代も国も超えた「私」◇全国で9日公開/栗「ポロタン」拾いました

2020-10-13 22:43:04 | ほん/新聞/ニュース
家の西の日本蜜蜂の箱が置いてあるところに、
栗の木が一本あります。
品種は「ポロタン」で、皮から実離れがよい大粒の栗です。
今年は花はたくさん咲いていたのですが、
長雨と猛暑で実が落ちてしまって、収穫は少なめ。

パートナーが拾ってきてくれたのできれいに洗って冷蔵庫で保存。
低温のところに一か月くらい置くと、甘みが増します。

お昼ごはんは、食塩不使用の10割蕎麦。
トッピングは炊いたおいなりさんとほうれん草と、
パートナーはとろろ昆布も追加。

厚揚げとオクラとキクラゲを炊き合わせた煮物もおいしいです。

庭には、ホトトギスの花。
  
ミズヒキ(水引)の花も咲いています。


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「82年生まれ、キム・ジヨン」が映画化されて、9日から全国で公開。
岐阜は、本巣のモレラとイオンシネマ各務原で上映されています。

  (プレミアシート)「82年生まれ、キム・ジヨン」 世代も国も超えた「私」
2020年10月9日 朝日新聞

 題名がいい。ひとりの女の姓名、生まれ年を明記することで、世代を超え、国を超えて、私たちも自分の存在を再確認するからだ。毎日の暮らしの細部を具体的に描き、精神科医のカルテを追う形式で、ある人間の抱える心の闇を検証する。チョ・ナムジュの半自伝的小説を土台に、キム・ドヨンが監督。彼女たちの作品評価を同世代の熱狂的支持だけに終わらせてしまうのは、視野が狭くなる危険があるだろう。

 ジヨン(チョン・ユミ)。3歳上の会社員の夫、1歳の娘とソウル郊外のアパートで暮らす。電化製品も揃(そろ)い、不足ない暮らしに見える。だが掃除・洗濯・おむつの取り換え、食事の用意と休む暇もない。ふとした瞬間、彼女の表情を横切る影は何か?

 小さな隣国同士、韓国と日本の複雑な歴史の流れを考えながらジヨンに接していくと、敗戦まで日本を支配していた男子尊重の家長主義を思い出す。女の子ばかり産んでいる嫁は、肩身が狭かった。ジヨンの母、ジヨン自身、いまだ同じ状況下にいる。女の子は働く必要なし。結婚すること。父の言葉に抵抗し、母は自由に生きよ、とジヨンを励ます。大卒でなければ、いい就職口はなく、まず長男、娘2人を大学に上げるため働き続けた母。その悔しさも背負い、娘は働き出した。職場での数々の出来事。退職し育児に励めば、呑気(のんき)な身分のママ虫と嫉(そね)まれる。再就職の道は閉ざされ、アルバイトをしても大して稼げない。夫は育児休暇を取ると言う。息子の出世を邪魔してと、姑(しゅうとめ)は激怒した。忍耐が極限にくると、突然、別の人格がジヨンに取り憑(つ)く。本人には記憶がない。

 居場所を探し、ジヨンは疲れた。いつしか、私たちは、自分自身に向きあっている。我が身に起きて、ようやく知る何か。祖母も母も、同じ思いで生きてきたのであろう。受け継ぎ伝える事で、少しは進んできた道。21世紀、人類は立ち止まるのを忘れ、ただ邁進(まいしん)する。

 かく申す私、31年生まれ。人生、最後の季節に入り、よろけつつ、立っている。(秦早穂子・映画評論家)
 ◇全国で9日公開 


 映画版「82年生まれ、キム・ジヨン」は、なぜラストに希望を描いたのか? 作家アルテイシアさんが見た原作との違い(読書好日/朝日新聞) 

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