フラ鳥本 + 19話 [3月末迄の記事]
Le Petit Nicolas
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著者: René Goscinny
挿絵: Jean-Jacques Sempé
初版: 1960年
メルカリの影響なのか (?)、街の古本屋で
洋書を見かける機会がめっきり減った気が
します... ところが、昨年12月、全く期待
なしで立ち寄った店で、
懐かしい 二コラと再会 しました!
「プチ・二コラ」シリーズの第1巻です。
フラ鳥が最初に読んだ本が、
シリーズの第4巻でした。
やはり中古でしたが、
カセットテープ (!!) 付き
音声が楽しくて、気分が盛り上がったもの
でしたが、今回は本だけなのが残念です。
第1巻の第1話は、小学校の入学式だと予想
していましたが、そういう設定はなく、日常
の1日として始まりました。
第4巻にも言えることですが、どの話から読
んでも時間や経緯の混乱がない、1話完結で
構成された19話でした。
二コラたちも、成長がない!(笑)
第1話は、クラスの集合写真を撮る日のこと。
まず、火星人の衣装で撮影したいと言い出す
生徒に、担任の女教師が手間取り、
撮影が遅れて次の授業 (算数) に影響が出ると
文句を言う生徒が、クラスの不興を買い、
カメラマンが、一旦は場を収めますが、
袋を頭に被って「幽霊だ~!」と悪ふざけす
る生徒、立ち位置で主張する生徒、... と、
全く、まとまりません。
子供たちの個性が、生き生きと発揮され、
大人が疲れる様な「もんちゃく」がありつつ
も、最後のオチに到達する感じで収まる
... プチ・二コラの楽しい世界です*
時には、大人も、子供には???な、大人の
事情で、ゴタゴタするのですけれど、
そういう話も、日本の60・70代と似ていて、
面白いです。
ご来訪ありがとうございました。
by 夏炉冬扇 (2025-01-14 20:06)
二コラと再会いいなあ 私の本棚は庭にあります。隣には烏骨鶏の玄米があります。ずっーと昔に買った古本だから、とても大事です。烏骨鶏の散歩を観ながら独唱します。いつの間にか寝てしまいますが・・・(^^)
by shun (2025-01-14 20:43)
外国の物語は生活スタイルや文化が違うので、そうした点を日本と比べて読むのもひとつの楽しみですね。
by いっぷく (2025-01-15 10:04)
夏炉冬扇 san,
1751年の石標が、現在もさり気なく
佇む風景が羨ましいです。
東京は、再開発に次ぐ再開発により
残存させることができませんでした
ので...
by sasanono (2025-01-15 13:49)
shun さん、
きっと繰り返し繰り返し読まれた本
なのですね?
烏骨鶏が小首を傾げて聞いている様
な風景を想像しました。
ちなみに、私は本を読みだすと止ま
らずに寝不足になるタイプです (笑)
by sasanono (2025-01-15 13:54)
いっぷく san,
60・70年代のフランスの日常は、
夢中になるのがサッカーか野球かの
違いを除き、驚くくらい日本と似て
いましたよ*
フラ鳥は童話しか読んでいませんので
大人向けの小説だと印象が変わるかも...
by sasanono (2025-01-15 14:03)