数日間絶食状態だったので、ひと口目の白粥に全身の細胞が喜んでいた昨日。
そして今朝いただいたポタージュスープ。
ほ〜♡
胃にしみわたる~。
…けど、あれ?
これ、なんのポタージュだったっけ?
ハッとして、さっきまで「緑茶と信じて飲んでいたもの」を口に含むと、
えーと…なんか味がついてる…水?
うーん、人間の脳のいい加減さ、もとい、補完能力の高さを身をもって知りました!
白粥の甘いお米の香りも、緑茶の爽やかな苦味も、視覚的なイメージに紐付けられた記憶と経験をもとに、私の脳が再現してくれていたんだねえ。
五感のなかで唯一「脳で処理する」工程をすっ飛ばし、ダイレクトに生命維持や感情という本能的な部分に作用するのが嗅覚。
だから香りは人の記憶にいちばん残りやすく、この世を去る最期のときまで脳に届くものなのだとか。
そんな瞬間までがんばってくれる嗅覚さんだもの、こんなときくらいちょっとお休みしてもいいかもね。
というわけで、家事も仕事も嗅覚もお休みな今、無心で読書に浸る療養生活6日目でした。
(一応備忘録として書いてます)