真夜中の物音 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

午前三時頃だった

なにやら物音がする


ドンドンガチャガチャ

こんな真夜中に何事?


トントントントンガチャ

二階の寝室へやって来た


「グラニュー糖はどこにある?」


泥棒じゃなかった

君がホワイトデーに

彼女の為にケーキを焼いてた


午前八時

まだ作ってるの?

一つ目は気に入らなかったから

もう一つ作ってるって?


家じゅうに愛情のこもった

いい匂いが充満していた