さて前回書いた通り、日本の昔話では悪役の定番となっている鬼!一寸法師や桃太郎の他にもこぶとりじいさん、泣いた赤鬼などたくさんの昔話に登場していますよね
その中の1つ 『 桃太郎 』 について少し掘り下げてみましょう('-^*)/
桃太郎の起源説はいくつか言われていますが、室町時代の岡山県が背景、そして桃太郎のモデルは吉備津彦命(きびつひこのみこと)という人物ではないかということです ( 他に香川県の讃岐桃太郎説などがあります )
ここで疑問が出てきませんか
場所も特定されていて桃太郎もいたのであれば、鬼ヶ島にお供した犬・猿・雉や鬼もいたのか?と
岡山県で語り継がれている物語によると吉備津彦命は犬飼健(いぬかいたける)・楽々森彦(ささもりひこ)・留玉臣(とめたまおみ)という3人の家来と共に倒したとされていることからこの3人が犬・猿・雉だったことは容易に想像がつきますね
そして実は桃太郎の鬼は当時日本に漂流した外国人ではなかったかという説もあるんですよ
当時の日本人から見ると、漂着した外国人は体格も自分たちとは比べ物にならないほど大きく、漂流のせいで衣服はボロボロ、髪やヒゲはボサボサ、肌は日に焼けて真っ赤か、または赤黒かったことでしょう更にお互い言葉さえ全く通じないこともあり、外国人は近くの農村などにたびたび行ってはやむをえずに作物や食料を奪ったり、もしかしたら女性などもさらっていたかもしれません
そんな彼らを討つために当時の人々が討伐隊を送り出すのは、確かに自然な考えだったのかもしれませんね ( そう考えると鬼から宝を奪って帰ってきたという桃太郎の最後が妙にリアルに思えてきます )
他にも桃太郎の鬼は当時の大和朝廷に反する豪族たちだったのではないかという説もあるようですが、どちらにしろ本来の桃太郎の姿とはかけ離れていると感じてしまうのは私だけでしょうか!
もしこの予想が事実であれば桃太郎が正義かどうかさえわからなくなってしまいますね・・・・
いつの頃からか私達が闇の中に見る恐怖は鬼よりも幽霊にシフトしていき、現在ではもはや鬼の存在など誰も信じていないでしょう
しかし鬼は元々隠「おぬ」と呼ばれていたように、現代でも心の闇の部分に鬼は隠れているのかもしれません
不思議度★☆☆☆☆
