ヘロッピは真剣に子供たちに芸をお教えるのであった  

 

「おまえら基本は大事や お座りとかチンはしっかりできるようにせなあかん手を抜かんようにまじめにせなあかんのや」

 

と言って厳しく教えるのであった   

 

「パウロがお父ちゃんしんどいからゆっくりしような」というのであるがヘロッピは真剣であった

 

「きょうから匂いのかぎ分けやこれは難しいやつや この辺のアホ犬にはでけへん 隣のホンダなんかにはでやろ」とまたホン

 

ダのことをいうのであった

 

「おとうちゃんよっぽどホンダのおっちゃんきらいやねんな」と子供たちの言われるのであった

 

「あそこのリトルホンダも食べることには卑しいアホ犬はしホンダの嫁はんのビクトリアも食べてばっかしでブクブクふとっとる

 

からブタか犬かわからへんようになっとる 名前負けしたアホ犬や」といって怒りだすのである

 

ヘロッピはよほどとなりのホンダ家族が嫌いな様子であった

 

「お父ちゃんはよ芸おしえてな 匂いのかぎ分けてなんやねん」と言ってやる気満々である

 

「匂いのかぎ分けは これは高度な芸やテレビでもよくやっているやつや 麻薬探知犬とか警察の事件現場で犯人の匂いをかぎ分

 

けて犯人逮捕に協力するやつや これは体力と気力と集中力がいる難しいやつやで」と言って張り切るヘロッピである

 

ジュリアに「そんな難しいやつよりもっと簡単な奴から始めたらええのに」と言われても聞こうとしないのであった

 

アリスに「お父ちゃんそんな難しいやつできるんか」と言われてまた怒りだすのであった

 

「昔ご主人のピエロのおっさんが警察犬にならそうおもていろいろと特訓をうけたんやけど体力がなかったんで試験に合格でけな

 

んだ」となきだすのであった 

 

「お父ちゃん体力だけやないらしいねん試験中におなかすいてるときに近所の食堂のカレーの匂いがしてきてそちらにいこうとし

 

てコースを離れて不合格になったみたいやねん」といわれて子供たちがまたわらうのであった

 

ヘロッピはそんなんと違うわ!ただ体力がなかっただけや」といってまた怒るのである

 

ジュリアはこんなんで大丈夫やろかと心配になってくるのであった

 

続く・・・