被災地の復興で一番初めに考えなくてはならないのが
どうやって生計を立てる?という点でしょう。
住まいや店舗を再建しても建設費の返済をどう賄うか?
人口減は避けられない課題だろうし。
東日本大震災後、原発の稼働停止で産業用の電力不足を引き起こし
国内の大きな工場は中国に製造拠点を移動して子会社もそれに追随した。
孫請・ひ孫請けのような下町の町工場は仕事を失いました。
電気は足りている!と訴える労働組合と仕事を失った組合員の対立もありました。
まぁ、こうやって書くと原発が嫌いな人の反発もあるだろうが
過疎化が進む地域に誘致した原発が再稼働できないとなるとどうなるかです。
町の財政は破綻してしまいます。
東京のせいで福島は人が住めない地域になったと散々言われましたが
これまで東京マネーで潤ってきたのも事実なのです。
原発が立地する自治体は市町村合併もせず大熊町、双葉町、苅羽村であり続けたのも
収入の約半分が原発マネーだったからです。
能登地方は元々観光資源のある地域なので復興への目標も立てやすいと考えられます。
勿論険しい道のりであることにかわりなく。
頑張る人が報われる国であってほしいし国会議員もまともな政治をしてください!
砺波で再起「前向くしかない」 輪島朝市の南谷さん ベニズワイ箱詰め、いつか輪島で
能登半島地震で甚大な被害が出た輪島朝市で、干物や塩辛などを販売してきた南谷良枝さん(48)が砺波市の作業場を借りて出荷作業を続けている。「前を向いてやるしかない」。中学時代の同級生を頼って砺波で再起し、避難先の加賀、当面の生活拠点にする金沢と、輪島との長距離移動を続けながら、輪島でなりわいが再開できる日を夢見ている。 12日は海産物販売会社「紅とら」(砺波市)の作業場で、金沢港で朝どれし、ゆでたベニズワイガニを長女の美有さん(22)らとともに約50箱を箱詰めした。「ありがとう」と手書きしたメッセージカードを添え、全国の注文先に発送する作業に精を出した。 輪島市気勝平の加工場は地割れで傾いた。中学の同級生の道上喜治さん(48)からの誘いで、2年前から取引もあった道上さんが経営する紅とらの作業所で、今月3日に続いて発送作業にあたった。南谷さんは「商売が全くできていなかったので、本当にありがたい」と感謝し、紅とら支配人の臼井和重さん(55)は「安心して仕事ができるように今後も支援したい」と協力を惜しまない。 南谷さんは二次避難先の加賀市の旅館から、金沢市金石地区で借りた一軒家への引っ越しや、発起人として23日に同地区で出張開催する輪島朝市の準備に追われる。輪島の加工場の様子も気がかりで週に1~3回は帰る日が続く。長距離の移動で昨年末に美有さんが購入した車の走行距離は2万キロを超えた。 「この先、どうなるんだろう。どうなっていくのか分からない」と漏らした南谷さん。その思いや悩みを拭い去るように「もうこうなったら、やるしかない。前を向いてやるしかない」と力を込めた。