■　秋分の西遊記⁉　～不東～

　2020年9月22日（祝）秋分の日。東京の日没は17：38。

（北海道根室では、17：15。大阪では17:55。福岡では18:15。沖縄では、18：26。与那国島では18:46。）

　真西に陽が沈みます。

（・・・271°あれ？？？、明日9/23　9/24が270°ｗｗｗ。明日の方が真西です。）

 

秋分の日は、太陽が真西に沈む日。そして秋彼岸の中日。

 

　秋分の日の目的「祖先への感謝」とともに、祖先崇拝や仏教的な意味での「西」だけでなく、あるべき姿の確認の日・・・。春分、秋分は棚卸の日ですｗｗｗ

　

　2016年の秋彼岸に、「彼岸」「此岸」について孔子さん、小田和正さん、法然さんの言葉をお借りして、書きました。「至彼岸」。

 

あっというまの4年、年毎、時間の流れがはやく感じます。

「幻の如くなる一期」「一生過ぎ易し」です。　

　→白骨の章　全文掲載

　　

法然さんのみならず。後白河天皇や藤原家隆さんも難波潟の夕陽を眺めたといいます。

お三方の和歌。

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　個人的に勝手ながら、西に沈む日で想起するのは・・・西遊記で御馴染みの・・・。

　　

「不東」の誓いをたて、西に向かった玄奘三蔵。

伝えんと幾度も海を渡った鑑真和上の「不西」。

先進の文物や知見を求めて、海を渡った阿倍仲麻呂は「不帰」。

　勝手想像ながら、きっと、ときに方角を意識して手を合わせたのではないかと。

昼夜温度差の砂漠の夕景に。荒海の舟の上で。故郷の方角に昇る月を見て。

秋彼岸の中日。夕陽は西に。

 

「題路」　　　　　　2019.4.1
玄奘誓不東西巡
仲麿雖学成不還
和上誓不西渡海
君子喩於志至山
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＜読み下し＞

玄奘は、不東を誓いて、西を巡る

仲麿は、学成るといえども、還らず

和上は、不西を誓いて、海を渡る

君子は、志を喩り、山に至る

＜意訳＞

三蔵法師は、天竺からの経典を得ることを果すことができなければ、都には決して戻らないと誓い、西に向かいました。

阿倍仲麻呂は遣唐使として使命を帯び文物、知見を得るために渡りましたが、現地で活躍することになり奈良の都に帰ってくることはなかった。

鑑真和上は、日本に仏法を伝えんと海を渡りました。

あるべき姿は、志を基準に行動し、人生を全うすべき。

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　夕陽の名所、鳥取の久松山。ある意味ｗｗｗ、歴史的には怖いところですが、おすすめです。

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→20169.22　2016年 初！曼珠沙華 〜名にし負う 彼岸の花…日想観へ〜

→2015.5.10　夕陽の名所は数あれど

→2013.9.22　彼岸の天文‼?　～日想観～

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