たばこと塩の博物館(その2) ~東京都墨田区の博物館 | 九州下町おやじの珍道中

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2019年1月下旬の墨田区本所地区散策の続き。

 

たばこと塩の博物館」の続き。

 

 

小梅銭座跡たばこと塩の博物館(その1)のレポ

 

 

 

 

 

館内を進むと、「ヨーロッパのたばこ文化」コーナーがあり、様々なパイプが展示されていて…

 

 

 

長いものや大きいものまで、いろんな形のパイプがあるもんですね~

 

 

 

こちらにも…

 

 

 

タンパー」と「ピック」の展示物。パイプにタバコを詰めるものと、吸い殻を取り出すもの、ということのようです。確かに、指で詰めたり、取り出すことができないですもんね…

 

 

 

嗅ぎたばこ」。ヨーロッパへ伝えられた当初のたばこ利用は、喫煙より粉末状にしたたばこを鼻から吸う「嗅ぎたばこ」の方が主流で、特に17世紀のフランス宮廷で大流行すると、嗅ぎたばこ文化が花開きましたが、19世紀に入りパイプや葉巻での喫煙が広く普及するようになると、嗅ぎたばこの利用は少なくなっていきました。

 

 

嗅ぎたばこ」…初めて聞きました…(^^;

 

 

 

こちらは、シガーカッター。オシャレなものが多いですね~

 

 

 

世界各地のたばこ文化 その一」。トルコや北アフリカ、その他イスラム諸国では、水パイプというアメリカ大陸には存在しなかった喫煙具が生み出され、新しい楽しみ方がイスラム諸国に広まって行きました。

 

 

 

こちらは、サハラ砂漠以南のアフリカ、インドのパイプ。

 

 

 

そして、中国。たばこが伝えられたのは17世紀前後のことで、そのルートは、陸路、院同様経由、太平洋からフィリピンのマニラ経由などが考えられ、伝播ルートの違いや広い国土の地域的な違いから、キセルや水パイプ、鼻煙壺を利用した嗅ぎたばこなど、多彩なたばこ文化が生み出されました。

 

 

 

嗅ぎたばこの為の「鼻煙壺(びえんこ)」とは、このようなものなんですね。

 

 

 

ヨーロッパ人進出後のアメリカ大陸のたばこ」。たばこのふるさと・アメリカ大陸は、葉たばこの一大産地となりました。

北米ネイティブアメリカンの平和のパイプやトマホークパイク、アメリカ合衆国となってからのコーンパイプや噛みたばこが展示されていて…

 

 

斧とパイプが組み合わさった「トマホークパイプ」って、スゴい…(^^;

 

 

 

こんなものも…「狩猟図セイウチ牙製パイプ」。

 

 

 

人物鳥獣彫石製パイプ」。

 

 

 

中国以外のアジア地域とオセアニアのパイプ。

 

 

 

世界のたばこパッケージ」。カラフルで面白いですね♪

 

 

 

こちらは、「桑梅花透かし提げたばこ盆」。昭憲皇太后付きの女中であった高倉典侍所持と伝えられる「たばこ盆」で、灰を抑えるとヘラと香箸が付随しています。

流石に、豪華だな~スゴい!

 

 

 

こちらは、「黒柿寄木細工手付きたばこ盆」。開港後、外貨獲得を目的とする工芸品の輸出が盛んになり、陶磁器や湿気の他、寄木も重要な輸出工芸品でした。

 

 

 

提げたばこ入れや懐中たばこ入れ、とんこつたばこ入れなども展示されています。江戸時代のもののようですね。

 

 

 

こちらは、火打石や火縄、火口(ほぐち)、火打袋に火打箱。煙草をたしなむには、火が必要ですもんね。

火を起こすのに手間のかかった江戸時代は、屋内では、一度起こした火は火入れで保ち、消えないようにして、外出時には、火打石、火打金等を火打袋に入れて携行しました。

 

 

喫煙習慣が定着すると、茶店などがたばこ盆を備え、火を提供するようになりました。

 

 

 

こちらは、配送用荷車。広告媒体としても活躍しました。現代でも、バスの車体に広告物が貼られたりしますもんね。

 

 

 

こちらは、「かんな刻み機(剪台)」。寛政12年(1800)頃、阿波池田で、昆布切り器をヒントに考案されたと言われるもので、葉たばこを鉋で削るものだそうです。たばこを刻むのに、便利だったんでしょうね。

 

 

 

こちらは「手押し刻み機(ゼンマイ)」。地域によっては「ゼンマイ」と呼ばれ、文化年間(1804~1818)に、錦を織り込む平金糸を切る機械を模して考案されたと言われ、歯車を巧みに使い、包丁の上下運動と葉たばこの送り出しを同時に行うようになっています。

 

 

 

酒井式刻み機」。明治時代中頃、酒井太郎吉が考案したもので、明治30年代の刻み機械の中でも、比較的優れていましたので、多くの業者が採用し、専売制導入後も、大蔵省専売局で使用されていました。

 

 

 

こちらは、また大きな機械ですね~

 

 

 

この機械は、「アリソン式両切紙巻機」。1880年代にアメリカ人のアリソンが考案したものとされ、一定の速度で移動する巻紙に刻みたばこを落とし、のり付けして棒状にしたものを切断するという、現在と同様の機構が採用されています。

 

 

明治・大正時代の主力機械だった「ボンサック」と並び、たばこの連続的製造を可能とした画期的な機械でした。

この機械は、村井兄弟商会から大蔵省専売局に引き継がれた実機になります。

 

 

 

年代別のたばこの広告看板の変遷が分かる展示。これはまた、興味深いな♪

 

 

 

時代によって、採用されている絵や図柄が違うもんですね。

 

 

 

専売制になる前の、民間で製造されていたたばこのパッケージ。村井兄弟商会千葉商店のものが展示されていました。

 

 

 

専売制導入双書のたばこのパッケージ。現在のものとは、雰囲気が違いますね、やっぱり…明治時代ですし…(^^;

 

 

 

昔のたばこ屋さんも再現されていました。これは子ども達が喜びそう♪

 

 

たばこと塩の博物館」。下町おやじは、たばこを吸いませんが、たばこと塩の歴史等がよく分かり、とても面白かったな~(^^)

 

 

 

たばこと塩の博物館」を見学した後は、墨田区本所地区を更に南下して行きました。

その様子は、また後日。

 

 

 

 

たばこと塩の博物館

東京都墨田区横川1-16-3

 

 

 

 

 

 

 

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