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ジャパンカップの予想ポイント・番付~玉嶋亮の競馬予想コラムVo.24

2022/11/29 更新

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こんばんは!玉嶋です。

 

早速ですが、今週末の『ジャパンカップ』予想のポイント、番付について、玉嶋の見解をお届けします。

 

●雑談

玉嶋亮

今週は、マスターの予想で6的中いただきました。ありがとうございます。買い目を選定している段階で、「今週は、特にチャンスかもな」と思いました。

 

▼マスター予想を使ったマイルCS週の的中報告

https://www.keibariron.com/tamashima/61547.html

 

マスター

何故ですか笑?

 

玉嶋亮

いつも以上に、基準オッズ以下の消すべき買い目が少なかったんです。軸は、いつも通り高い精度を期待して良いと思い、あとはマスターが推奨するヒモに穴馬が多かったので、高回収を期待できる買い目が多かったんです。違う言い方をすると、マトリックス『H-L型』(高的中-低回収型)の買い目がいつも以上に少ない印象がありました。

マスター

まあ、オッズは蓋を開けてみないと分からないからね。27年間プロでやっていて、新聞も複数見ているけど、全然読めない笑。玉嶋さんが言うように、オッズフィルターをかけて、高配当だけ買っておけば良いと思います。

 

●『単勝チャレンジ』プロアマ対談

【質問】マイルチャンピオンシップの『単勝チャレンジ』を拝見しました。人気馬4頭の単勝多点買い。こういう買い方は初めて見たのですが、上手くやれば投資にできるのではないか?ワクワクしています。来週の競馬が待ち遠しく、早速やってみたいと思っています。ポイントを教えてください。

 

マイルCS 買い目

◎セリフォス

◎サリオス

◎シュネルマイスター

◎ダノンスコーピオン

単勝4点 合成オッズ1.46倍

 

マスター

マイルチャンピオンシップで、また面白いことやってましたね笑。単勝チャレンジでしたっけ?こんなのやるのって、玉嶋さんくらいじゃないですか?

 

玉嶋亮

そうかも知れません笑。あれは、自分で言うのもアレですが、本当に最終手段というか。。。合成オッズ1.46倍あったので、これならいけるか?と思って踏み切りました。先週の無料メルマガで書いた通り、人気馬総崩れが考えにくい局面で、ヒモ荒れリスクが結構あると思っていたので。

ただ、『単勝チャレンジ』は、『複勝チャレンジ』以上に使える機会は超限定だと思っています。少なくとも、多用できるような戦術ではないと思っていますが、マスターはどう思いますか?

 

マスター

まったく同感です。今回みたいなケースなら、分からなくもないけど、そもそも単勝の上位人気って、ほとんどのケースで売れちゃうからね。

 

玉嶋亮

そうなんですよ。さっきマスターが言っていた通り、オッズって本当に読めません。ぶっちゃけ言うと、先週はコラムを書いている時点で、「期待値低すぎて、参戦できないだろうな」と思っていたんですよ。でも、蓋を開けるとソダシ(内前有利のトラックバイアスでないと、厳しい)とソウルラッシュ(番付は『大関』(5頭)よりワンランク下の『関脇』に配置。せめて、10倍くらいは付かないと、期待値が低すぎて無理)が人気を背負っていて「あれ?」と思いました。まあ、言っても、ソダシとソウルラッシュを消してやっと1.46倍ですから。やっぱり、ハードルは高いと思います。人気を背負う馬を、根拠を持って1着候補から2頭も消せるケースって、そうそうないですからね。

 

マスター

こんなの、やろうとも思ったことないけど笑。均等買いではなく、敢えて均等払戻しにした理由は何ですか?

 

玉嶋亮

配当で一喜一憂したくはないのと、さっさと収束させたいと思ったので、『均等払戻し』にしました。ぶっちゃけ「均等買い」「均等払戻し」どちらでも良かったんですけど。。。これについては、結構迷ったので、特に深い意味はありません。

 

マスター

あと、単勝チャレンジを「的中重視」でやれば、ほとんどのケースで期待値1.0に届かないんじゃないですか?

 

玉嶋亮

やっぱりそう思います?仰る通りです。実は、『単勝チャレンジ』は、今年のダービーの頃からやってみたいと思っていたのですが、なかなか使えるチャンスがありませんでした。先程マスターが仰っていた通り、多くのシーンで使えない戦術です。2つの具体例と、今年のジャパンカップの想定を以下に示します。

 

■事例① 2022年ダービー

◎イクイノックス

◎ジオグリフ

◎ダノンベルーガ

◎ドウデュース

単勝4点 合成オッズ1.05倍

 

元本保証されていない馬券で、1.05倍では、とても手が出せません。投資信託の方がマシです。

 

■事例② 2022年秋華賞

◎スターズオンアース

◎スタニングローズ

◎ナミュール

消アートハウス

単勝3点 合成オッズ1.23倍

 

的中85%でやっと想定回収率105%。使えるか?使えないか?微妙なラインでした。結論は、◎3頭を1着に据えた馬単の変則フォーメーションで的中。

 

■2022年ジャパンカップ 適用性

それでは、気になっている方が多いと思われるジャパンカップにおける『単勝チャレンジ』の適用性について言及したいと思います。

 

人気を背負いそうなのはシャフリヤール、ダノンベルーガ、ヴェラアズール。当日のオッズとトラックバイアスにも依りますが、的中最優先のマトリックス『H-H型』を想定する前提で、この3頭の内から理路整然と買い目から消せる馬っているだろうか?と考えた場合、ちょっと厳しい気がします。『単勝チャレンジ』をやるなら、最低でも合成オッズ1.25倍くらいは欲しいです。そうなったら、ちょっと考えますが。。。

 

●『ジャパンカップ』有力馬

●シャフリヤール

去年のダービー馬であり、実績的には大将格。ダノンベルーガと二強。

 

●ダノンベルーガ

天皇賞(秋)では、イクイノックスに屈したが、有意な差はない。シャフリヤールと二強。

 

●デアリングタクト

番付的には『大関』だが、ピークアウトした感が否めない。オールカマー、エリザベス女王杯では、ゴール手前で脚色劣勢。この馬が強かった時は、どんな状況でもゴール前で強襲する強さ(ド根性系)があったが、陰りが見える。一方、コーナリングが弱点であるため、東京へのコース替わりはプラス材料ではあり、不的中上等で狙うなら、オッズ次第でアリ。

 

●ヴェラアズール

京都大賞典は、外差し有利のトラックバイアスに恵まれたとは言え、ボッケリーニ相手に快勝し、ケチの付けようがない。一方、ボッケリーニは一線級とは言えない。したがって、シャフリヤールやダノンベルーガと同等クラスとまでは、現時点では言えない。

 

底を見せていないが、一線級相手にどこまで通用するか?との見方。「底を見せていない」点が過剰に評価されるようなら、期待値は低い。「単勝は、最大出力が高いと分かりきっているシャフリヤール、ダノンベルーガらをまとめて沈めないと獲れない」ことを、肝に銘じておきたい。ボッケリーニも弱くない。トラックバイアスや枠順にも依るが、こういうタイプの馬で単勝を狙うなら、7倍が最低死守ライン。それ以下のオッズ(馬単合成オッズも含めて)になるなら、私なら躊躇なく1着候補から消す。

 

ボッケリーニ

シャフリヤールやダノンベルーガら『大関』には見劣るが、番付上位の中で異端性のある先行脚質が魅力的(シャフリヤール、ダノンベルーガが先行する可能性もあるが)。内前有利のトラックバイアスになるならば、粘り込んで穴をあける可能性は十分ある。コースや季節を問わず、相手なりにコンスタントに好走できるキャラは魅力的であり、しかもあまり人気にならない。また、日経賞では、タイトルホルダーと接戦を演じる等、しぶとい一面もある。

 

●外国馬

海外競馬は、よく分からない。

 

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●シャフリヤール&ダノンベルーガ

天皇賞(秋)では、ジャックドール率いる2番手集団から、ダノンベルーガとイクイノックスが抜け出した。一方で、シャフリヤールはジャックドールにも遅れを取る結果で、物足りない。前回の結果を受けて、素直にダノンベルーガがやや上と見て問題ないと考える。

シャフリヤールが逆転するかどうかは別として「秋の最大目標」「ダービーを勝った東京2400m」はそれほど推し材料にはならない。

 

ーーー

 

●『ジャパンカップ』番付

横綱

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大関

シャフリヤール

ダノンベルーガ

デアリングタクト

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関脇

ヴェラアズール

ボッケリーニ

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小結

ヴェルトライゼンデ

カラテ

シャドウディーヴァ

テーオーロイヤル

ハーツイストワール

ユーバーレーベン

ユニコーンライオン

ーーー

前頭以下

ゴールドスミス

リッジマン

ーーー

不明

外国馬全て

 

※番付の意味

 

1ランク差

→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。

 

2ランク差

→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。

 

秘密兵器

→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。

 

※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。

 

 

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予想屋マスター事務局

 

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2022年 上半期 成績

年間予算の52%消化(32R)

的中率53%(17/32)

複勝チャレンジ除く 40%(10/25)

主力券種:馬単、三連単

回収率&主な的中: Twitterプロフィール欄

複勝チャレンジ:7戦7勝

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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