いにしえのパソコンをリビングで使う用にと思って動かしてみたけど、動作が重すぎて断念。

しかし、第1期指す将順位戦の棋譜が発掘された。

なんと第1期は最終局のラブカリさんに勝っていれば昇級だったらしい。



古い棋譜や将棋ソフトに影響を受けていたのかなんと5三銀右!



玉頭位取りが狙いだったのか。



これも今の自分にはない感性。とても大一番とは思えない奔放な指し回し。笑



しかし、こんな銀バサミをくらってしまってはこの将棋は終わったのでは。



かと思いきや泥沼流の粘りで王手金取りが。



王手金取りから怒涛の追い上げでしたが、この王手が敗着でした。
せめて詰めろを受けるくらいかと思って、水匠で調べてみるとここから受けなしに追い込めたようです。
読み切れないので今でも縁はないですが、4年前のほうが中終盤に迫力があったようです。
一手詰で負けるまで指していました。

よほど悔しかったのか2日後に早指しでラブカリさんに挑戦している棋譜があり、後手番で横歩取りのハメ手で勝っていました。
若かったんだろうと思います。(^_^;)


1一の竜が取れなければ負けそうな局面
7九の銀が手に入れば一手詰ですが、ちょっと遠い。



実戦は歩を取ってしまいました。
すぐに2二歩とされてもまずかったでしょう。二歩を指させないために歩を取らないとはおもしろい手筋だと思いましたが…

ここまで来ては歩も金も同じ1点。香車の頭に金を打っても良いわけで、竜を捕まえるのは難しかったでしょう。

持将棋の手筋の一端に触れたような気がしましたが、そうでもなかったです。本来の手筋は杉本さんの本に多く載っているでしょう。ダニーも得意らしいですね。

 

 

昨今の将棋ブームで今井書店の将棋コーナーに置いてあったので、ここの店員はよくわかっていると思い購入。升田幸三名局集は二冊目を買おうかと思うくらいのファンなので、痛くもかゆくもない。

 

何度目かにこれを読んで思ったのは、僕が囲碁や将棋の大会などで勝ち越せているのは技術よりも精神的な面が大きいと思っている。チェスのコーチや中国棋院のコーチはメンタルトレーニングもするそうだが、日本では遅れているだろう。日本の囲碁将棋においてはもともとそういう素養のある人が活躍しているように思う。トップアスリートのメンタルはトレーニングしたからといって得られるものではないが、人間同士の対局では重要な要素であることには違いない。