阪神の「今季広島戦初勝利」が遠い。交流戦は「12勝6敗」と躍進。リーグ戦再開後は「黒星が先行する2勝3敗」。天敵の広島が「上位浮上」を目指す阪神に立ちはだかる。阪神が広島に「サヨナラ負け」し、開幕からこのカード 1分けを挟んで「9連敗」となった。佐藤輝明内野手(23)は 7回に同点打を放って、延長に持ち込み、10回には勝ち越しの 2塁打。しかし、その裏にラウル・アルカンタラ投手(29)が「同点ソロ」、回をまたいだ11回に「サヨナラソロ」を浴びた。「3連敗」で、「首位」ヤクルトと「14.5ゲーム差」。これは過去にあった「プロ野球の逆転Vの最大差」で、「奇跡へのデッドライン」といえる。佐藤輝は開口一番、「悔しいー!」と声を張り上げた。広島に「サヨナラ負け」し、その数分後の取材。球場外周で、帰りのバスを背に感情をぶつけた。歓喜の輪をまざまざと見せつけられ、我慢できるわけがなかった。意地は見せた。 3- 3の延長10回無死 1塁。右腕松本竜也投手(22=Honda鈴鹿)のフォークをすくい上げ、右中間を破った。捕手會澤翼(33)が構えたのは明らかなボールゾーン。 3度も追い付いてきた接戦の中、「技ありの適時2塁打」で初のリードを奪った。「5番」大山が「6月絶好調」で、すでに「月間10本塁打」。「4番」にも好影響を与えている。「左右の大砲コンビ」が相手にもたらす脅威は言うまでもない。大山は無安打だったが、前を打つ後輩がカバーしてみせた。22日は母晶子さんの50歳の誕生日でもあった。愛情たっぷりの手料理で 187センチのビッグサイズになるまで育ててくれた。昨年 6月22日の中日戦(バンテリンドーム)でも大野雄大投手(33)から 2塁打を放ち、「勝利に貢献」していた。グラウンドでの活躍が、母にとっても最高のプレゼントになるはずだ。「主砲の今季2度目の3打点」も、広島には開幕から「10戦勝ちなし」。「下位3チーム」が全て負けたため変わらず「4位」のままだが、もう負けられない。

中野拓夢内野手(25)にヒヤリとする場面があった。 1点ビハインドの 3回二死 1、 2塁。打者近本光司外野手(27)の中前打で、 2塁走者の中野は一気に本塁を狙いヘッドスライディング。この時、捕手會澤と衝突し、しばらくその場から動けなかった。執念で同点ホームをタッチしたものの、トレーナーとベンチへ戻る際には顔を気にするそぶりを見せていた。その裏には問題なく遊撃の守備に就き、プレーを続行した。中野は「1番に抜てき」された今試合で「猛打賞」と気を吐いた。「新リードオフマン」に抜てきされた中野拓夢内野手が、「3安打3得点」と奮起した。今季は主に「2番」で、「1番」は 4月20日DeNA戦以来、約 2カ月ぶり。延長11回までもつれたシーソーゲームの中で、「2年目の背番号51」が存在感を示した。中野を筆頭に、「今季59通り目となる打線の組み替え」が功を奏した。 6月から「1番」が続いていた島田を「2番」で起用。 1点を追う 3回、二死から中野が左前打、島田が四球で続いて 1、 2塁とし、好調の「3番」近本が中前へ同点打を放った。 5回も一死から中野、島田、近本の 3連打でチャンスをつくり、佐藤輝の 1塁への内野ゴロが併殺崩れとなる間に再び同点に。再び 1点を追った 7回は先頭で中野が右前打を放ち、二死 3塁から佐藤輝の左前適時打で生還した。チームは前日21日に難敵床田寛樹投手(27)を攻略できず敗北。試合後に井上一樹ヘッドコーチ(50)が、上位打線について指摘していた。最後はアルカンタラが踏ん張りきれず「サヨナラ負け」となったが、新打線の奮闘は「次戦への希望の光」となった。

近本光司外野手が、自己最長をさらに更新する「19試合連続ヒット」を記録した。「3番中堅」で出場。 1点を追う 3回二死 1、 2塁。広島遠藤の外角直球を中前へはじき返した。リードを許した直後の 5回は一死 1、 2塁から右前打で満塁にチャンスを拡大。続く佐藤輝の 1ゴロが併殺崩れになる間に再び同点とした。「2試合連続のマルチ安打」で、「2度の同点劇」を呼び込んだ。チームは打順を「1番」から中野、島田海吏外野手(26)とし「1、2番」を入れ替えて臨んだ。 2人が機能し、安定感抜群の「3番」近本が、役割を発揮した。

「悲劇の幕切れ」だ。「代役守護神」のラウル・アルカンタラ投手が「サヨナラ弾」を浴びた。 4- 4の延長11回、二死走者なしから「2番」宇草孔基外野手(25)に初球 152キロを右中間席に運ばれた。岩崎優投手(30)不在の間に抑えを任された右腕が今季24試合目で初被弾を含む 2発を食らった。矢野燿大監督(53)も責めなかったが、さすがに複雑な表情だ。この日は中継ぎ 6投手をつぎ込んだ。指揮官がたたえるように「ブルペン陣の奮闘」もあって、延長に持ち込んだ。だが、10回に登板した「7番手」アルカンタラが誤算だった。坂倉将吾捕手(23)に同点ソロ、続投した11回に「サヨナラ弾」を浴びた。いよいよ23日から「守護神」岩崎が「1軍昇格」する。矢野監督は試合後に「1軍復帰」を明言。 4月上旬から抑えを任され、交流戦では「両リーグトップタイの7セーブ」を記録。疲労蓄積を考慮され、「リフレッシュ」のため13日に「出場選手登録を抹消」されていた。「守護神の帰還」でブルペンが落ち着くことは間違いない。指揮官は期待した。‬

阪神電鉄は22日、特別イベント「グラウンド満喫! わくわく甲子園ウォーク」を 7月10日に開催すると発表した。外野手がフェンスに衝突する危険を減らすため外野フェンス沿いに今季新設された「ウォーニングゾーン(人工芝エリア)」を初開放。

記事をまとめてみました。

 

 

 <広島 5- 4阪神>◇10回戦◇阪神 0勝 9敗 1分◇22日◇MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(略称=マツダスタジアム)

 阪神の「今季広島戦初勝利」が遠い。 1点を勝ち越した直後の延長10回、「7番手」のアルカンタラが坂倉に「痛恨の同点アーチ」を右翼に放り込まれた。回をまたいだ11回には二死後、宇草に右翼へ「サヨナラ本塁打」を浴びた。継投策は実らず、今年の広島戦は「1分け」を挟んで「未勝利の9連敗」に伸びた。勝てば「再び3位浮上」だったが、逃した。

 粘りの戦いは報われなかった。土壇場の延長10回無死 1塁。「4番」佐藤輝がひと振りで決めた。松本の低めフォークをすくうとライナーで右中間を破り、「勝ち越しの適時2塁打」とした。 1点を追う 7回二死 3塁でも、バットを折りながら左前に落とし、同点タイムリーを放っていた。勝負どころで主軸の打力が光った。

 この日は先発ガンケルが振るわず、追いついては失点する悪循環だった。「5回10安打3失点」で降板後は継投へ。 6投手で必死につないだが土壇場で力尽きた。交流戦は「12勝6敗」と躍進。リーグ戦再開後は「黒星が先行する2勝3敗」。天敵の広島が「上位浮上」を目指す阪神に立ちはだかる。

▼阪神が広島に延長11回、「サヨナラ負け」。延長戦は今季「1勝6敗1分け」だが、うち「サヨナラ負け」は 4度目。「サヨナラ本塁打」を浴びたのは 4月20日DeNA戦(横浜)で浜地がソトに被弾して以来、今季 2度目。

 これで広島戦は開幕から「1分け」をはさんで「9連敗」となった。同一カードに開幕から「10戦未勝利」は、広島に「10連敗」した88年と並んだ。23日も敗れると、次は 7月 5~ 7日まで対戦がないため、「広島戦初勝利」が 7月まで持ち越されることになる。

 11回裏広島二死、ラウル・アルカンタラ投手は宇草孔基外野手に「サヨナラ本塁打」を浴びる=マツダスタジアム

 阪神が広島に「サヨナラ負け」し、開幕からこのカード 1分けを挟んで「9連敗」となった。佐藤輝明内野手は 7回に同点打を放って、延長に持ち込み、10回には勝ち越しの 2塁打。しかし、その裏にアルカンタラが「同点ソロ」、回をまたいだ11回に「サヨナラソロ」を浴びた。「3連敗」で、「首位」ヤクルトと「14.5ゲーム差」。これは過去にあった「プロ野球の逆転Vの最大差」で、「奇跡へのデッドライン」といえる。

◇   ◇   ◇

 佐藤輝は開口一番、「悔しいー!」と声を張り上げた。広島に「サヨナラ負け」し、その数分後の取材。球場外周で、帰りのバスを背に感情をぶつけた。歓喜の輪をまざまざと見せつけられ、我慢できるわけがなかった。

 意地は見せた。 3- 3の延長10回無死 1塁。右腕松本のフォークをすくい上げ、右中間を破った。「狙いを絞ってしっかり捉えることができた。いい当たりだったので、それは納得しています」。捕手會澤が構えたのは明らかなボールゾーン。 3度も追い付いてきた接戦の中、「技ありの適時2塁打」で初のリードを奪った。

 10回表阪神無死 1塁、佐藤輝明内野手は「中越え勝ち越し適時2塁打」を放った=マツダスタジアム

  5回一死満塁では 1ゴロ併殺崩れの間に 3塁走者を生還させ、 1点を追った 7回二死 3塁ではケムナから左前適時打。内角 149キロに詰まってバットを砕かれたが、打球は遊撃小園の頭上を越えた。「4番の仕事」は長打だけではない。ここぞの勝負強さが光った。

 「5番」大山が「6月絶好調」で、すでに「月間10本塁打」。「なんとか回したら、よりチャンス広がるのかなと。そういう意識は持っています」と「4番」にも好影響を与えている。「左右の大砲コンビ」が相手にもたらす脅威は言うまでもない。大山は無安打だったが、前を打つ後輩がカバーしてみせた。

 22日は母晶子さんの50歳の誕生日でもあった。愛情たっぷりの手料理で 187センチのビッグサイズになるまで育ててくれた。昨年 6月22日の中日戦(バンテリンドーム)でも大野雄から 2塁打を放ち、「勝利に貢献」していた。グラウンドでの活躍が、母にとっても最高のプレゼントになるはずだ。

 「主砲の今季2度目の3打点」も、広島には開幕から「10戦勝ちなし」。「下位3チーム」が全て負けたため変わらず「4位」のままだが、「首位」ヤクルトには気付けば「14.5差」も離された。もう負けられない。本塁打で嫌なムードを払拭(ふっしょく)したいかと問われると「打ちます」と宣言し、帰りのバスに乗り込んだ。

 広島に「サヨナラ負け」し、落胆して引き揚げる佐藤輝明内野手=マツダスタジアム

○…「3番」近本が自己最長をさらに更新する「19試合連続ヒット」を記録した。 1点を追う 3回二死 1、 2塁で、広島遠藤の外角直球を中前へはじき返すタイムリー。 5回一死 1、 2塁でも右前打、延長10回には先頭で左前打で出塁した。「今季7度目の猛打賞」にも、試合後は「勝つことだけなんで。そのためにやるだけなんで」と笑顔はなかった。

○…「セットアッパー」の湯浅がリベンジの熱投だ。同点の 8回に登板。難なく二死にこぎ着け、代打持丸をフォークで空振り三振に仕留めた。「前回登板で失点を許してしまっていた。今日は絶対に抑えてやるという強い気持ちでマウンドに上がりました。 3人で抑えられてよかった」。前回19日DeNA戦(甲子園)は 3安打を集中されて 3失点。汚名返上のマウンドになった。

○…加治屋は渾身(こんしん)の「2者連続奪三振」で沸かせた。同点の 9回一死 2二塁で「6番手」でマウンドへ。「3番」菊池涼、「4番」マクブルームをともにフォークで空振り三振に仕留めた。「しびれる場面での登板で、しっかりと自分の仕事ができたと思います。攻撃につながるような投球ができたのではないかと思います」と納得した。

▼阪神が敗れ、ヤクルトが勝ったため、阪神と首位ヤクルトの差は今季最大の「14.5ゲーム差」に開いた。セ・リーグでは08年巨人が 7月に阪神につけられた「13差逆転V」が最大差で、プロ野球では63年の西鉄が 7月に南海につけられた「14.5差」をひっくり返したのが「最大差逆転V」。阪神はその「デッドライン」に並んだことになる。

 

 中野拓夢内野手にヒヤリとする場面があった。

  1点ビハインドの 3回二死 1、 2塁。打者近本光司外野手の中前打で、 2塁走者の中野は一気に本塁を狙いヘッドスライディング。この時、捕手會澤と衝突し、しばらくその場から動けなかった。

 執念で同点ホームをタッチしたものの、トレーナーとベンチへ戻る際には顔を気にするそぶりを見せていた。その裏には問題なく遊撃の守備に就き、プレーを続行した。

  3回表阪神二死 1、 2塁、近本光司外野手の中前適時打で 2塁走者中野拓夢内野手は本塁生還。捕手は會澤翼捕手=マツダスタジアム

 試合後、取材に応じた中野は「(ホームに突入する)場所が空いてなくて、頭から突っ込むだけかなと考えていた」と状況を説明。「今は全然、何ともない。若干、張りというか、ムチ打ちみたいな感じもあるんですけど。最近チームに貢献できていなかったので、途中で代わるのだけは嫌だなと思っていたので。そこは気持ちで何とか頑張りました」と気丈に話した。

 中野は「1番に抜てき」された今試合で「猛打賞」と気を吐いた。

  3回表阪神二死 1、 2塁、近本光司外野手の中前適時打で 2塁走者中野拓夢内野手は本塁生還。捕手は會澤翼捕手=マツダスタジアム

 「新リードオフマン」に抜てきされた中野拓夢内野手が、「3安打3得点」と奮起した。今季は主に「2番」で、「1番」は 4月20日DeNA戦以来、約 2カ月ぶり。延長11回までもつれたシーソーゲームの中で、「2年目の背番号51」が存在感を示した。

 中野を筆頭に、打線の組み替えが功を奏した。 6月から「1番」が続いていた島田を「2番」で起用。 1点を追う 3回、二死から中野が左前打、島田が四球で続いて 1、 2塁とし、好調の「3番」近本が中前へ同点打を放った。 5回も一死から中野、島田、近本の 3連打でチャンスをつくり、佐藤輝の 1塁への内野ゴロが併殺崩れとなる間に再び同点に。再び 1点を追った 7回は先頭で中野が右前打を放ち、二死 3塁から佐藤輝の左前適時打で生還した。

  3回表阪神二死 1、 2塁、近本光司外野手の中前適時打で生還する中野拓夢内野手=マツダスタジアム

 中野は序盤に訪れたアクシデントを乗り越えた。 3回の近本の適時打で本塁へヘッドスライディングした際にクロスプレーで捕手會澤と衝突。ボールはこぼれたが、微妙なタイミングの中で隙間から左手をねじ込みベースをタッチしていた。ただ、顔面付近を痛めた模様でしばらくその場から動けず、トレーナーとともにベンチへ下がって治療を受けた後、プレーを続行。ガッツをみせ、最後まで試合に出続けた。

 チームは前日21日に難敵床田を攻略できず敗北。試合後に井上ヘッドコーチが「得点を生み出すバッターの前にいかにランナーを出せるかどうかが鍵だと思う」と説明し、上位打線について「もっとねちっこく、粘りをみせることが先決かな」と指摘していた。最後はアルカンタラが踏ん張りきれず「サヨナラ負け」となったが、新打線の奮闘は「次戦への希望の光」となった。

  5回表阪神一死、中野拓夢内野手は左前打を放った=マツダスタジアム

 「新リードオフマン」に抜てきされた中野拓夢内野手が、「3安打3得点」と奮起した。今季は主に「2番」で、「1番」は 4月20日DeNA戦以来、約 2カ月ぶり。リーグ戦再開後は 4試合で「16打数2安打」と振るわなかっただけに「最近自分の役割がなかなかできてなかった中で、打順が変わって開き直って、思い切っていこうと思った」。延長11回までもつれたシーソーゲームの中で存在感を示した。

 中野を筆頭に、「今季59通り目となる打線の組み替え」が功を奏した。 6月から「1番」が続いていた島田を「2番」で起用。 1点を追う 3回、二死から中野が左前打、島田が四球で続いて 1、 2塁とし、好調の「3番」近本が同点打を放った。 5回も一死から中野、島田、近本の 3連打でチャンスをつくり、佐藤輝の内野ゴロが併殺崩れとなる間に同点に。再び 1点を追った 7回は先頭で中野が右前打を放ち、二死 3塁から佐藤輝の左前適時打で生還した。

  5回表阪神一死、中野拓夢内野手は左前打を放った=マツダスタジアム

 ド根性でアクシデントを乗り越えた。 3回は近本の適時打で 2塁から本塁を狙い、ヘッドスライディングで捕手会沢と衝突。ボールはこぼれていたが、微妙なタイミングの中で隙間から左手をねじ込みベースをタッチしていた。ただ、しばらくその場から動けず、ベンチへ下がって治療を受けた後、プレーを続行。「若干、張りというか、むち打ちみたいな感じもあるんですけど…」と明かし、「最近チームに貢献できていなかったので、途中で代わるのだけは嫌だなと思っていた。気持ちで何とか頑張りました」。ガッツでフル出場した。

 前日21日の試合は「2番」中野が送りバントを失敗。この日は「2番」島田が 7回に犠打を難なく決めた。矢野監督は「1、2番の入れ替え」の理由について「それ(バント)だけじゃないけど」と話すにとどめたが、「1番中野」が逆襲への鍵を握っていきそうだ。

 

  3回表阪神二死 1、 2塁、近本光司外野手は「中前適時打」を放った=マツダスタジアム

 近本光司外野手が、自己最長をさらに更新する「19試合連続ヒット」を記録した。「3番中堅」で出場。 1点を追う 3回二死 1、 2塁。広島遠藤の外角直球を中前へはじき返した。一時同点となるタイムリーに「二死からつないでつくったチャンスだったので、なんとしてもランナーをかえしたいと思っていた。追い込まれていましたが、うまくコンパクトに打つことができた」と振り返った。

  5回表阪神一死 1、 2塁、近本光司外野手は右前打を放った。投手は遠藤淳志投手=マツダスタジアム

 リードを許した直後の 5回は一死 1、 2塁から右前打で満塁にチャンスを拡大。続く佐藤輝の 1ゴロが併殺崩れになる間に再び同点とした。「2試合連続のマルチ安打」で、「2度の同点劇」を呼び込んだ。チームは打順を「1番」から中野、島田とし「1、2番」を入れ替えて臨んだ。 2人が機能し、安定感抜群の「3番」近本が、役割を発揮した。

  5回表阪神一死 1、 2塁、近本光司外野手は右前打を放った=マツダスタジアム

  6月 1日西武戦から「3番に定着」し、これで16試合連続で中軸に名を連ねている。「2位」で終えた交流戦の快進撃を支え、好調を維持している「3番」近本について、井上ヘッドコーチは「好調が続いているというか、『3番』に置いている自覚というものを持ってくれていると思う」と分析している。得点力が上がってきたチームの重要な役割を担っている。

 

 「悲劇の幕切れ」だ。「代役守護神」のラウル・アルカンタラ投手が「サヨナラ弾」を浴びた。 4- 4の延長11回、二死走者なしから「2番」宇草に初球 152キロを右中間席に運ばれた。岩崎不在の間に抑えを任された右腕が今季24試合目で初被弾を含む 2発を食らった。矢野監督も「まあね、後から振り返ればいろいろあるけど、それはしゃあない」と責めなかったが、さすがに複雑な表情だ。

 この日は中継ぎ 6投手をつぎ込んだ。「自分たちのピッチングをしてくれたなと思う」。指揮官がたたえるように「ブルペン陣の奮闘」もあって、延長に持ち込んだ。だが、10回に登板した「7番手」アルカンタラが誤算だった。坂倉に同点ソロ、続投した11回に「サヨナラ弾」を浴びた。「8試合連続無失点」中だった安定感はなかった。

 11回裏広島二死、ラウル・アルカンタラ投手は宇草孔基外野手に「サヨナラ本塁打」を浴びて引き揚げる=マツダスタジアム

 いよいよ23日から「守護神」岩崎が「1軍昇格」する。矢野監督は試合後に「上げる」と「1軍復帰」を明言。 4月上旬から抑えを任され、交流戦では「両リーグトップタイの7セーブ」を記録。疲労蓄積を考慮され、「リフレッシュ」のため13日に「出場選手登録を抹消」されていた。

 ショッキングな敗戦ではあったが、「守護神の帰還」でブルペンが落ち着くことは間違いない。指揮官は「元気に帰ってきてくれると思うし、スグルにはずっと頼ってるけど、そういうポジションにいるピッチャーなのでまた頑張ってくれたら」と期待した。

 

 阪神球団旗 (2022年 5月25日撮影)=阪神甲子園球場

 阪神電鉄は22日、特別イベント「グラウンド満喫! わくわく甲子園ウォーク」を 7月10日に開催すると発表した。

 外野手がフェンスに衝突する危険を減らすため外野フェンス沿いに今季新設された「ウォーニングゾーン(人工芝エリア)」を初開放。また、今年から新しくなったリリーフカーでの記念撮影や、阪神の選手が動いて登場する「動く! ARフォトフレーム」での記念撮影などのAR(拡張現実)コンテンツも楽しめる。

 料金は甲子園歴史館の入館料込みで、大人2800円、高校生2300円、子ども( 4歳~中学生)1800円。詳しくは甲子園歴史館のホームページで。

 

※ 6月23日の予告先発は、広島・ドリュー・アンダーソン投手(28=テキサス・レンジャーズ)―阪神・アーロン・ウィルカーソン投手(32=ミルウォーキー・ブルワーズ)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 今年は行けるぞ!ファイトだ!タイガース! 夢を掴んで欲しいですね。頑張れ!我らのタイガース!     

 2022年チームスローガン「イチにカケル!」 1を意識し、1にこだわる、その思いを1に「カケル」という言葉にしました。 また赤い数字の1は、イノチをかけて勝利を目指す執念を、また「カケル!」の「ル!」には「心」という文字も表しています。

 ファンの皆さん、このスローガンで共に一番を獲りに行きましょう! 

※このスローガン・デザインは2022年のシーズンロゴとしても展開してまいります。

 

 

 2022年 オープン戦 最終順位表

 

 2022年 交流戦最終順位表

 

 2022年 公式戦 順位表

 

 2022年 公式戦日程表と結果(06月)

 

 2022年 公式戦日程表と結果(07月)

 

 

 

 

 

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