サンドウィッチマン 三遊亭円楽を追悼する

サンドウィッチマン 三遊亭円楽を追悼する ザ・ラジオショー

サンドウィッチマンのお二人が2022年10月1日放送のニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー』で三遊亭円楽師匠を追悼していました。

(伊達みきお)さて、三遊亭円楽師匠がお亡くなりになりました。昨日ね、僕らロケ中に訃報が飛び込んできたんですけども・僕らにとって円楽師匠というのは本当に落語家さんの中ではたぶん一番近かったんじゃないですかね?

(富澤たけし)そうですね。よくしてくれてましたね。

(伊達みきお)で、『円楽サンの会』っていう、要するに円楽師匠と我々サンドウィッチマンの2人会っていうのをずっとやってましてね。

(富澤たけし)2組でね。

(伊達みきお)全国各地で『円楽サンの会』っていうのをやらせてもらってましたけどね。もうずっと、いろんなところでやったね。各地方に行ってさ、前乗りしたり、当日の夜一緒に食事させてもらったりとか。非常にお世話になりましたね。

『円楽サンの会』

(富澤たけし)そうですね。だから『笑点』なんかね、初めて出た時も緊張してましたけどね。たくさん声かけていただいて。

(伊達みきお)そうなんだよね。本当に『M-1グランプリ2007』、年末に僕ら、優勝して。翌年の2008年のお正月かな? 『大笑点』かなんか、『笑点』の特番があって。その時に円楽師匠からまず声かけていただいて。「M-1、見てたよ。面白かったね。なんか一緒にやりたいよね」っていう風にお話を直接いただいたのが初めてなんですよね。

(富澤たけし)すごいよ。「うわっ、テレビでずっと見ていた師匠から声かけてもらって。俺たちのことを知ってるんだ!」って。すごい2人で感激してね。

(伊達みきお)で、そこから円楽師匠からお話をいただいて。『円楽サンの会』っていうのをね、年に数回、やらせてもらってね。いろいろ本当にお世話になって。いろんな話を聞かせていただいたりとか。かっこいい人だったね。おしゃれでね。

(富澤たけし)そうですね。スラッとしてるしね。

(伊達みきお)本当に。ハットかぶって楽屋入りする姿がね、今も本当に頭に浮かびますけども。

(富澤たけし)マフィアみたいなね。

(伊達みきお)かっこよかったよな! なんでこんなにおしゃれで……かっこいいな!って。スタイリッシュでね、なんかかっこいいなってずっと見てたね。

(富澤たけし)そう。で、行くとね、必ずパンをくれてね。

(伊達みきお)「行くと」っていうかさ、『笑点』の収録。僕ら、最後にお会いしたのは去年の『笑点』の収録なんですけど。だいたい、普段は後楽園ホールでね、収録するんですけど。その時は日テレだったのかな? 番町スタジオかなんかで。

(富澤たけし)コロナ禍でね、なんか日テレになったんですよね。

(伊達みきお)で、円楽師匠の楽屋にご挨拶に行って。そしたら横になってたんだよね。「ああ、体調が悪いのかな?」と思いきや、何回か行って。「ああ、また横になってる」って。何回か行って、円楽師匠に「おはようございます。サンドウィッチマンです」っつったらムクッと起き上がってくれて。ニコニコして。「おう、頑張ってるね」っつって。いろいろお話してくださって。元気そうだったよね。

(富澤たけし)うん。なんかね、その治療はつらいんだろうけども。しゃべってくださってね。

(伊達みきお)「痛くてさ」みたいなことを言ってたけども。で、富澤がね、「師匠、いつものパン、くださいよ」って(笑)。これがね、後楽園ホールで『笑点』を収録する時は必ず、僕らの楽屋に円楽師匠が惣菜パンを持ってね、楽屋に遊びに来てくれてたんですよ。

(富澤たけし)焼きそばパンとかね。

(伊達みきお)そう。いろんなパンを持って。で、「ほら、食え。食べろ。これ、うまいから」って。ねえ。で、僕らが演芸のところで漫才をやる時は必ず舞台の裏に来てくれて。「サンドウィッチマンだからね、聞きに来たよね」なんてね。そういうの、嬉しかったね。

(富澤たけし)ありがたかったですね。そうか。もうパン、食えないのかー。

(伊達みきお)だから去年もね、パンをもらったね。

(富澤たけし)もらいましたね。

(伊達みきお)「また2人会、やりましょう」なんていう話をしたのが最後かな? やっぱりちょっと寂しいね。びっくりしたね。昨日、聞いた時にはね。

(富澤たけし)なんか、だからああいう後に携帯の電話帳を見て。「師匠にメールとかしたら、返ってこないかな?」とか思って。「メールしてみようかな?」と思うんだけど。「でも、返ってきたら返ってきたで怖いな」って思ったりして(笑)。なんかね。

(伊達みきお)俺も、そうだね。携帯の電話帳には入ってますしね。円楽師匠も。

(富澤たけし)伊達さんはね、早朝に電話したりしてましたからね。

(伊達みきお)俺の娘がね(笑)。娘がまだ小さい頃かな? このラジオでも昔、話したのかな? 娘が朝4時半ぐらいかな? なんか目が覚めたんだろうね。で、僕の携帯をずっといじってて。で、後に僕が9時ぐらいに起きて携帯を見たら、発信履歴があるんですよ。朝4時半か5時ぐらいに。それが「三遊亭円楽師匠」って書いてあって(笑)。

(富澤たけし)フハハハハハハハハッ!

(伊達みきお)びっくりしたよ。「おい、マジか!」って思って。で、どうやら電話を取ってくださってるんですよね。通話になっているの。

(富澤たけし)しゃべっているのかな?(笑)。

(伊達みきお)きっと、しゃべってるんですよ。

伊達の娘、早朝に円楽師匠に電話をかけた事件

(富澤たけし)その件について結局、聞いてないよね?(笑)。

(伊達みきお)いや、俺も師匠には言えなくて。

(富澤たけし)それは謎のままなんだね。

(伊達みきお)謎のまんまでしたね。そんなこともありましたね。本当にお悔やみ申し上げます。

(富澤たけし)本当ですね。

(伊達みきお)たくさんお世話になりました。

(富澤たけし)円楽師匠、ありがとうございました。お疲れさまです。本当に。

(伊達みきお)きっと歌丸師匠と天国でまた言い合いしてるんじゃないですか?

(富澤たけし)そうですね。

(伊達みきお)「なんだ? もう……早いよ!」って。

(富澤たけし)なんかね、言い合ってそうですね。

<書き起こしおわり>

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