Anchor

旅行記、世相独言

行ってきました、県民割りで休暇村南淡路と淡路島の歴史探訪

2022年07月15日 19時56分11秒 | 異文化体験_日本
行ってきました、県民割りで休暇村南淡路と淡路島の歴史探訪

2022年7月7日-7月8日


(画像はクリックしていただくと、拡大します)
 台風一過の七夕の日、7月14日まで延長された県民割りを利用して「休暇村南淡路」に車を走らせました。2年前に同じく淡路島の「ホテルニューアワジ」に旅行したのがまさしくgo to travelが始まった10月1日で、淡路島にはお得感を味あわせてもらっている。
            
        淡路島ガイドマップ            淡路ハイウェイオアシス

 今日も明石海峡大橋を望む淡路ハイウェイオアシスは、大いに賑わっている。小休止のあと、神戸淡路鳴門自動車道を津名一宮ICで降り、最初の訪問地伊弉諾神宮に向かう。

《伊弉諾(イザナギ)神宮》
 古事記や日本書紀の冒頭に国生みの夫婦神として登場する男神・伊弉諾(イザナギ)大神(主祭神)と女神・伊弉冉(イザナミ)大神(配祀神)を祀る日本最古の神社。
              
                  伊弉諾(イザナギ)神宮の参道

 神宮略誌によると、境内地は、神代の昔に初めて夫婦の正道を契り定められ、大八洲の国々を修理固成され、更に万物万象と神々を生成された伊弉諾大神が、御子神なる天照皇大御神(お伊勢さま)に譲位され、淡路の多賀の地に御自ら幽宮(かくりのみや、終焉の御住居)を構へられたと傳へる故地で、「日之少宮(ひのわかみや)」ともいう。
 淡路国一宮、旧官幣大社の格式で、伊勢神宮と同緯度に位置している。御朱印をいただいたが、確か今までいずこも300円であったが、今回は500円に。
 境内にはご神木の樹齢約900年の「夫婦の大楠」があり、延命長寿、縁結び、子授けの信仰が篤い。この日も多くの参拝者があり、境内の放生池の周りでは結婚記念写真の撮影が行われており、白無垢の新婦はさぞかし暑かろうとお察し申し上げる。

        
          茅の輪くぐり(左回り、右回り、最後にまっすぐくぐり抜ける)

        
          神宮本殿           境内放生池(左手木陰でカップルの撮影が)    

            
 ご神木・樹齢約900年の「夫婦の大楠」   御朱印(500円、これもインフレ?)

 この辺りはお香づくりが盛んなようで、沢山の工場がある。島の西岸を走るR31を少し南下すると「ウェルネスパーク五色」がある。別名、高田屋嘉兵衛公園。淡路島が世界に誇る郷土の偉人である。5年ほど前、この公園に隣接する「スプリングゴルフ&アートリゾート淡路」でプレイ&宿泊した際に初めて知った高田屋嘉兵衛にまつわる施設である。

          
    ウェルネスパーク五色(地図下方に菜の花ホール)  高田屋嘉兵衛顕彰館

《高田屋嘉兵衛顕彰館 菜の花ホール》
 高田屋嘉兵衛をお忘れの方も司馬遼太郎の長編小説「菜の花の沖」の主人公で、2001年1月からNHKで全5回シリーズで放映され、江戸時代、北前船で命をかけて海に生き、たった1人で大国ロシアと外交を繰り広げ、波乱万丈の生涯を送った大商人と言えば思い出す方も多いのでは。

          
    顕彰館の入場案内パンフ    司馬遼太郎「菜の花の沖」(S57.7.25 第1刷 文藝春秋)

 1769年現洲本市五色町の農家の長男として生まれ、北方に着目し、函館を拠点として上方への商品流通に注力、幕府にも協力し択捉島―国後島間の航路を開拓し、北方漁場開拓も行った。嘉兵衛が北方で活躍していた時に、ゴローニン事件が起こり、航海中の嘉兵衛はロシアに捕らえられたが、この機に彼はたった一人で日露両国の交渉に尽力し、ゴローニン釈放に漕ぎ着けた。江戸期に日露民間外交の先駆者として偉大な功績を残し、50歳で郷土都志に戻り、1827年59歳で生涯を閉じた。

  
館内展示例(北前船等、高田屋嘉兵衛とピョートル・リコルド像)   館外:高田屋嘉兵衛とゴローニン提督像

(休館日:火曜日 入館料:大人500円)
(ゴローニン事件については、今日の北方領土問題とも関連する出来事で、ウィキペディア等を参照されたし)

 高田屋嘉兵衛顕彰館からR31をしばらく南下すると2.5kmの白砂が続く日本の渚100選にも選ばれた慶野松原海水浴場がある。周辺民宿が多数あり、40数年前幼い子供たちを連れて海水浴に来たのを思い出す。この辺りは有名な淡路瓦の名産地でもある。ここからは一路福良へ。

《休暇村南淡路》
         
     高台に建つ休暇村南淡路            部屋から見る福良港

 鳴門の観潮船が発着する福良港を見下ろす高台に位置する休暇村シリーズの宿舎。コロナの影響で近場の休暇村を利用した旅が多いが、今回は紀州加太、南紀勝浦に続く3件目である。
 今回の楽しみは温泉、グルメ、天体観察。食事は旬のはも三昧か牛ぎゅう懐石か迷ったが、牛ぎゅう懐石に。結果、旬のものを食べるべきであったと反省。
         
       牛ぎゅう懐石          七夕に期待の400mm天体望遠鏡

         
       7月8日の福良港の御来光          露天風呂から見る大鳴門橋

 当館ご自慢の400㎜天体望遠鏡は、七夕、天の川はおろか雲に邪魔されて月さえも見ることが出来ず、これまた残念。
チェックアウトまでに、大鳴門橋を遠望する露天風呂・大浴場に都合4回の温泉入浴を堪能した。

 帰路は、国生み伝説の「オノコロ島」と言われる沼島(ぬしま)が見れる東海岸沿いをドライブ。福良からR76で洲本まで、途中時期は過ぎたが水仙郷や淡路島モンキーセンター等もある。あいにく昨日と違って今日は曇天、視界も悪く沖合4.6kmの沼島は島影を見る程度で、更に対岸の友ヶ島や加太方面は認識できず。
        
     国生み伝説の「オノコロ島」と言われる沼島(友ヶ島、加太方面への視界は開けず)

 単調な海岸線を走っていると、モンキーセンターのところで、海から4匹の猿が路面を横切って山に戻るところに遭遇。しばし睨み合いのあと、山の方に消えていった。
ハイウェイオアシスで、二人で4000円の商品券を使って沢山のお土産を買い、無事帰路につきました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1月29日 今日は何の日 「南... | トップ | 行ってきました、ブラタモリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

異文化体験_日本」カテゴリの最新記事