ドラゴンクエストシリーズと言えば携帯ゲーム機のⅨ、オンライン専用のⅩ以外はすべて遊んでいます。ドラクエシリーズはシナリオの堀井雄二、キャラクターデザインの鳥山明、作曲のすぎやまこういちという奇跡のトリオで作られた和製傑作RPGだと思います。

 

　しかし最初にすぎやまこういち御大が亡くなられ、鳥山明さんまでつい先日68歳で病死されました。シナリオの堀井雄二氏はまだ健在だと思いますが、私はこの三人が揃わないとドラクエとは言えないので、私の中ではⅪで終わりました。続編が出ても買わないと思います。

 

　ドラクエの人気ランキングでロトシリーズの最終章Ⅲが1位になったわけですが、私は2位になったⅣを第一に推します。ただしファミコン版です。プレステーションでリメイクされたⅣも遊んだんですが、ファミコンのクオリティは超えられませんでした。Ⅳは天空シリーズの第一作。4人の主要メンバーそれぞれの物語が語られ、最後にプレイヤー本人である主人公の本編が始まるという構成は衝撃でした。

 

　それぞれのキャラクターも魅力的で、第二章のおてんば姫アリーナはその中でも大好きなキャラです。鍛えれば2回に一回は会心の一撃を出し、英雄の主人公や戦士のライアンを凌ぐ強さでした。二章のラスト、エンドール城の闘技場は燃えましたね。次に好きなのが商人のトルネコ。最初のお店番も面白かったし、ダンジョンでお金を稼いでエンドールで自分の店を持つことや、トンネルを掘る老人に資金援助するため稼ぐなど斬新な設定でした。

 

　そしてラスボスのデスピサロ、単純な悪ではなく最愛の人ロザリーを悪い人間に殺された復讐が原因だったことから、憎み切れない存在でした。ラストバトルも複雑な心境で戦いましたよ。エルフの少女ロザリーも好きなキャラです。あやかしの笛のメロディーも記憶に残っています。リムルの村で宿屋に泊まるとロザリーの悲しい最期を夢で見れるんですが、ファミコン版の音楽が良いんですよ。泣けます。PS版では音楽が変えられていたのでがっかりした覚えがあります。

 

　Ⅲが人気あるのは分かります。私も好きですから。ファミコン版だけでなくリメイクされたスーファミ版も持っているくらいです。最初のドラゴンクエストで英雄ロトが出てきますが、Ⅲでその謎が解けたときは驚きました。これも傑作であることに変わりありません。

 

　それ以外だと親子孫三代の壮大な物語であるⅤも良かったですね。パパスが主人公である息子を庇ってモンスターに殺されたシーンは泣きました。ビアンカとフローラの究極の選択も良かった。最初はビアンカを選びましたが、フローラと結婚したストーリーにも興味あって二周しましたよ（笑）。

 

　Ⅵは現実世界と夢の世界の二つの舞台があって複雑なのでほとんど覚えていません。Ⅶではじめてプレステにプラットホームが移動したんですが、ⅦとⅧはあまり覚えていません。クリアはしてそれなりに面白かったんですが。最後に遊んだのはⅪで、これは久しぶりにはまりましたね。PS4だったからグラフィックが格段に良くなりギャグもふんだんに盛り込まれ面白かったです。

 

　ドラクエシリーズは思い入れがあって和製RPGでは最高傑作だと思います。ファイナルファンタジ―シリーズやロマンシングサガシリーズも好きなんですが、ドラクエが一番万人受けしそうな気はしますね。やり込みはロマサガシリーズなんですが。

 

　鳥山明さんが亡くなったので、ドラクエという一つに時代が終わったと思います。残念ですね。