今週はミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンが予定されていました。
しかし8月7日に大会中止が発表されました。先週まで4試合連続で開催されてきただけに残念というか、何故なんだろう・・・という思いが強いです。
NEC軽井沢以降の大会で中止になったのはCAT、ミヤギテレビ、マスターズGCの3試合です。
マスターズGCは主催会社が娯楽関係なので経営的にも厳しいことはわかります。まだ中止かどうかわかりませんが、最終戦のリコーカップは中止になっても驚きませんし、大会の主旨からすると今年は開催することの方に無理があります。
中止になった試合の中で、ミヤギテレビ杯は中止の理由がわかりづらいですね。
本来であれば第48回大会が今年に開催される筈だったのですが、前身の大会が1973年にスタートして以降、ずっと宮城県で開催されてきました。
東北で毎シーズン試合が開催されるのは女子ツアーではこの大会のみです。
しかも、今年は2011年の東日本大震災の年に開催された試合から10回目のキリの良い大会です。
地元のファンにとっては期待も大きかったと思いますし、東北地方としては意義の深い大会ですから中止は残念です。
何故中止にしなければならなかったのでしょうか?
中止にせざるを得なかったというよりも、中止にしたかったような気がしてなりません。
と言うのも、主催者が地方の放送局ということがあります。穿った見方かも知れませんが、放映権問題が絡んでいる可能性を感じます。
50年近く地域と共に歩んで来た大会ですが、それを支えてきたのは主催者である放送局だという自負があるのでしょう。
主催者にテレビ局が名を連ねている大会は結構あります。
単独4試合・・・アクサ、KKT杯バンテリン、ほけんの窓口、ミヤギテレビ杯
共催9試合・・・ダイキン、フジサンケイ、パナソニック、ワールドレディス、中京テレビ・ブリヂストン、リゾートトラスト、サントリー、デサント東海、ジャパンクラシック
大会名にテレビ局の名前が入っていない大会でもテレビ局単独主催試合もあります。
殆どの試合にテレビ局が絡んでいますが、ここに名前が無い大会も後援や特別協賛のような形で関わっています。
ただ、主催者の権限が大きいでしょうから、主催者がヘソを曲げると開催できません。
今回のミヤギテレビ杯は日本テレビ系列の放送局です。日本テレビ系列は放映権問題で特に強硬な態度だと言われていますので、裏の事情が中止を促したのかも知れません。
憶測でしかありませんが、仮にそうだとすれば選手やファンそっちのけの大会運営だと言われても仕方がありません。
放映権問題は動いているのかどうか不明ですが、円満な形で解決して欲しいですね。