アディクトリポート

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真実をリポート Addictoe Report

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②劇場アニメ『ベルサイユのばら』

入場者に配布されたポストカード

 

【関連記事アーカイブ】

静スイム岡 
私の名前を書き込んでいただいて感激しました。
こちらこそ感謝なんです。
というのも2009年から始めたこのブログ。
近年は大半の読者にとって「読めばいいや」で済んでますし、
そもそもブログの時代でなくなって久しくもあり、
いただくコメントは貴重です。
 
大切にしませんと。
 
そして今回の情報量にも感服です。
このブログはいただいたコメントに返答の形を借りて、
初期のブログでは個々の画像表示が小さく、
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-かっとぜんぽう
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-かっとこうほう
仕様変更で後からでは変更もままならないため、
再紹介の機会に、
このように拡大表示もできますんで、
かっとぜんぽう
かっとこうほう
その機会とも重なり、コメントには重宝しております。
 
荒木伸吾さん、
raki
とてもきれいでキリっとした少女や美少年を描いたり、
raki
「あしたのジョー」(1970・虫プロ/作画監督:荒木伸吾・杉野昭夫・金山明博)
べた
ぜんぶ

1まいえ

バビルや
バビル2世」(1973)
びるる
巨人の星」(1968-71)での
がた
迫力あるアクションシーンがあったりと
才能あふれる方でした。
色んなところで原画を担当して影響を受けた人は無数にいると思います。
 
他にも杉野(昭夫)さんや
えpす
キラキラと綺麗な人物をうまく動かせる☆
↓「あしたのジョー2」(1980-81 東京ムービー)
じょー
「縦長楕円の瞳」と、絵柄の曲線の存分な「踊りっぷり」から、荒木伸吾の原画と思しき1970年虫プロ版。
いかん
↑80年「ジョー2」の作画監督は、全話共通で杉野昭夫。
ようこ
↓「宝島」(1978-79)
たから
あれ
「スペースコブラ」(1982)
じゃけ
かりうで
ちなみに杉野昭夫氏は北海道の札幌出身。
 
安彦良和氏と
湖川友謙氏は
kogawa
ただし
めーてる
↓見れば疑いの余地もなく、

あみあ

「ザ☆ウルトラマン」(1979)のアミアの絵柄は湖川友謙=駅間我子による。

 
ともに北海道オホーツク総合振興局(旧網走支庁)管内の紋別郡遠軽町にある北海道遠軽高等学校(ほっかいどうえんがるこうとうがっこう)の同窓生とのこと。
なにしろとてつもなく絵がうまいアニメーターには、冬ごもりで家内で絵を描いて過ごすことが大半の、北海道出身者が多い。
 
☆小松原(一男)さんも同じ系列に入る方達ですよね。
↓「タイガーマスク(1969-71)
小松原ゲッター
ゲッターロボ(1974-75)「ゲッターロボG」(1975-76)
せってい
ハロック
ケイちゃん
映画『さらば宇宙戦艦ヤマト』(1978・森雪のキャラ設定協力)
映画『銀河鉄道999』(1979)
これ
geki
映画『風の谷のナウシカ』(1984)

この頃の日本アニメって今見ても凄いと思います。
なにしろCGやAIの補正が効かず、ひたすら手書きで勝負。
荒木

せいんと

杉野
たから
小松原
の場合は絵柄の魅力も美的感覚に任せた人物描写一辺倒なのと比し、
安彦氏の場合、メカ作図も正確無比で、
今でいうCADソフトの技を、自然に体感しているんだから凄まじいです!
 

お台場の等身大ガンダム。2009年

遠景

↑少し離れた位置からだと、上半身がほぼ一致し、

↓間近から見上げて撮影すると、下半身(股下)がほぼ一致した。

より

目見当(めけんとう)でこれを描出できる、安彦良和のずば抜けた画力!

 
JOE
僕はベルはらのアニメは女性に向けた作品だと思っていたので、出﨑演出を男尊女卑と受け付けなかった女性ファンがおられた事を初めて知りました。勿論、原作は読んでおりません。
私もお二人もの女性から、同じ意見をうかがってひたすらビックリ。
ですがあのブログを書いてこそ、
初めての意見に接したので、
ブログ継続の意義も少しはあったのかなと。
 
出崎統監督も私もJOEさんも、無意識のうちに昭和生まれの男性で、
池田理代子先生とたまさんとわかめさんは、そのことに敏感な女性だったということでしょうね。
 
とまあ、この調子だといつまで経っても、
アニメ映画『ベルばら』のレビューに行きつかないので、
ようやくのアニメ映画『ベルサイユのばら』のレビューですが、
アニメの「ベルばら」といえば79-80年テレビアニメ版。
あるいはその再編集作品で、当初はビデオ作品として1987年5月21日に発売。
マリー・アントワネット役の上田など継続している者もいるが声優を変更して新たに収録し直している。
その後、フランス革命200周年の翌年にあたる1990年に劇場公開された
『ベルサイユのばら 生命あるかぎり愛して』(未見)
にトドメを指すが、
それから40年が経過もしたため、再アニメ化にあたって製作体制を一新。
旧作に関わった人は誰一人参加せず、
完全な別物、出崎統版を徹底無視した映画になっていた。
 
興味があって前評判をチラ見すると、
ミュージカル仕立てとのことで、
「宝塚(未鑑賞)のように、オスカルやアンドレが歌い踊るのか、それはイヤだなあ」と案じていた。
 
しかし話の繋ぎ描写にかぶる音楽で、声優が歌うという無難な構成で、
なにしろ私は原作尊重主義でもない(原作未読だからあたりまえ)から「ここが違う、あれがない」等の原作との相違点が気にならず、「よくまとまってるし、鑑賞中は出崎統版が頭をよぎることもなかった」と高評価。
 
CG技術もさりげなく採用し、
近衛兵の襟や肩章におどる唐草模様とか、見飽きない緻密な絵作りに感心した。
 
地元のシネコンでは1日1回上映の最終日でもあり、
女性観客でごった返していた。
 
2日後のTOHOシネマズ日比谷は、
スクリーン12は宝塚ビル内にあります。
何せ宝塚劇場のある本場でもあって続映。
 
売店にも他シネコンではもはや見かけないアクスタ等の関連グッズも継続販売と、
他地域とは異なる異世界ぶりでした。
 
ふぅ、やっと書き終わったぜ!