2022-04-02

ここが不便!大阪大学新箕面キャンパスの問題点を阪大生に聞いてみた




2021年4月のキャンパス完全移転から約1年、阪大箕面キャンパスは粟生間谷から船場へと引っ越しし、実際便利になったのか外国語学部の後輩の阪大生に聞いてみたら予想外の回答が多かったので、まとめてみました。



1.キャンパスの駐輪場が有料化
旧箕面キャンパスでは、無料で駐輪できるスペースが3か所ほど存在していましたが、移転後は特に学生に説明もないまま、90分以上有料の駐輪スペースに変わりました。

では、代わりの交通手段は?というと、頼みの北大阪急行の延伸は延期されており、阪急バスも千里中央・箕面駅・彩都西駅方面が少しある程度で石橋駅方面はなく、あとは再履バスくらいしかありません。キャンパス間移動も多い中、これは不便だと思います。

ちなみに、有料駐輪場問題はネット署名プラットフォームの「change.org」でも極めて強い抗議の声が出ており、問題が詳しく解説されています。



2.外大図書館の資料が移転して使いづらい
もともと、旧箕面キャンパスの外国学図書館は5階建て+地下書庫でしたが、移転後は箕面市図書館との共同スペースとなり、純粋に阪大管理のスペースは2階+書庫の一部となってしまいました。そして残りの入りきらない本は、豊中キャンパスの総合図書館への移転、もしくは重複本を中心に廃棄処分となっています。

豊中キャンパスへの蔵書移転や箕面市図書館との共同化というのは、他学部の学生や箕面市民には良さそうですが、本来必要な外国語学部の人には、使いたいときに使いにくくなってしまい残念だと思います。


3.阪大生協の店舗の品揃えが旧キャンパスよりも悪い
書籍店としては、旧箕面キャンパスから受け継いだ「シャンティ―」があるそうですが、スペースの関係からか、品揃えが以前より悪くなっているそうです。

また、旧箕面キャンパスには生協コンビニの「シェリー」が入っていましたが、新箕面キャンパスでは、移転されず閉店となりました。

一応、キャンパス外の300m圏内では一般のコンビニがあり、食堂の「レインボー」もありますが、それでもキャンパス内に売店が無いのは不便だと思います。


4.グラウンドや体育館が廃止されスポーツ活動や野外活動ができない
旧箕面キャンパスでは、大阪外国語大学時代から広々としたグラウンドや体育館があり、外国語学部独自のスポーツサークルが活動したり、また夏には外国語学部の学部祭として「夏まつり」の舞台となってきました。

しかし、新キャンパスでは「駅近の都市型キャンパス」という名目でグラウンドは廃止され、同時に移転前からサークルの統廃合も進められ、現在では一部の文化系サークルが活動するのみとなってしまいました。


5.手洗い場の水圧が弱すぎる
これは、実際に見てないのでなんとも言えないのですが、本当であればコロナ対策で手洗いうがいが必修科目となっているこのご時世で、地味ながら衛生管理に配慮できていない点で非常に問題であると思います。


まとめ
キャンパス移転の際は不利益変更がないことが前提と思っており、2020年の自分の卒業時には、移転を見届ける前に、ある種の期待や羨ましさを片手に去っていきました。しかし、後から後輩や残った先生方のお話を聞くと、いろいろ問題が多く非常に残念でなりません。

今回は、阪大生視点で取り上げたので、ここでの補足となりますが、先生方も事務職員の少なさから、他学部ではやらない事務作業を強いられるなど、いろいろ苦労されているそうです。

キャンパス移転では、豊中・吹田キャンパスとの距離が縮まり、設備が更新されるなど確かに良い点はあったようですが、今回紹介したような、駐輪場問題や図書館問題などは外語生に負担を強いる内容であり、どうにかならないものかと思います。


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