2022年度版「日本の名門料理100選」に選出された注目のフレンチ「レスプリ ド シュヴァリエ」 | 元気ハツラツ!時たま曇のち雨

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こんにちは!東京生まれ東京育ちのOLです。
コスメやスキー、釣り、ハムスター、旅行、食べ歩き飲み歩きが好き。ついに60代に突入!いつになったら落ち着くのか?マジ元気ハツラツです(笑)

今年は結婚記念日を忘れなかった!

24年たって初めて当日に結婚記念のお祝いに外食したような...


選んだのは、栃木県宇都宮市にある大谷石採掘場跡地で貯蔵されていたワインを扱う

オープンして半年で2022年度版「日本の名門料理100選」に選出された

注目のフランスレストランレストラン レスプリ ド シュヴァリエです。

 

 

 

 

実は2016年のGWに大谷石採掘場跡地に行ったのを思い出して、

検索して見つけたんです。

 

店内はあちらこちらに大谷石があしらわれていて落ち着いた雰囲気です。

フランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテルに採用して名を馳せた大谷石。

 

宇都宮へドライブに出かけた際に立ち寄った大谷資料館の地下採掘場跡は、

ワインを保管するのに最適と伺いましたが、

こちらのお店はその大谷石採掘場跡地でワインを熟成させているんだとか。

どこか浮世離れした伝説のような話を、

まさか自分の舌で確かめられる日が来ようとは思いませんでした。それもなんと東中野で!

 

 

「銀座エスコフィエ」の元総料理長と元支配人がフレンチの伝統的なコース料理で

もてなしてくれます。

世間では食材の新鮮さのみをアピールするイタリアンに目が向き勝ちですが、

ソースを大切にする伝統的なフレンチの素晴らしさを再認識出来ます。

 

 

ワインはグラスでもオーダー出来ますが、

ここは少し頑張ってペアリングを選ばないと勿体ない!
素晴らしい料理の一品毎にそれとハーモニーを奏でるワインが選ばれて来ます。

 

ペアリングは5種類の提供で、最初は

赤ワインNVクレマンダブルゴーニュ ブランブリュット ベルトランダルヴィオ

アペリティフとして飲む、フレッシュで繊細な泡と酸味。

 

 

ナイフとフォークアミューズとして、ポークリエット

豚肉を煮込み、肉をほぐして作るフランスの伝統的保存食なのですが

肉肉しくなく、サラリと口に溶けるよう!!

 

 

二杯目は

赤ワイン2021ボージョレ キュヴェシュヴェァリエ ジュイヤール ヴォルカヴィッキ

ボージョレヌーボと違って、苺類の香味が高いの。

あの噂の樹ワイングラスの効果なのでしょうか?

写真では絶対このグラスの楕円形が伝わらない!!

 

 

実際に見た人、このグラスでワインを味わった人だけが知りえるワイングラスの魔法。

樹グラスは、底の形状を楕円にすることで焦点を2つにし、

ワイン内に存在する味の決定要素である分子の結合を防ぎ、

ワインのオールマイティ性を保つことを可能にした奇跡のグラスだそう。

 

 

と説明されて「どおりで美味しいワイン」と比較無しでは言えるはずないですよね?

なので、普通のワイングラスと飲み比べさせてくれます。

 

おぉぉ!違う!なんで違うの?え?どうして?

 

っという言葉が思わずこぼれます。ワインの深みが違うんです。本当に違う!

楕円形の効果、恐るべしですよ。

この効果はワインだけではなく飲料水全般に作用されるそう。

 

 

ナイフとフォーク鰹のタルタル 鰹のブーダンノワール マスタードソース

鰹のタルタルは想像できたものの、鰹のブータンノワールに衝撃を受けました。

肉に見えますし、言われなければ柔らかい肉と思ってしまうかも。

胡椒がピリリと効いていて、お酒を飲ませてしまうメニューです。

 

丹精込めた料理の味付けもさることながら、こんなワインと合わせるのかと驚きがあります。

たしかにしっかり吟味熟成されたワインはそれだけでも美味なのは間違いないんですが、

料理とワインが相互に味を引き立てるんですね。

いつも自分の好みのワインを選んでいるだけでは体験できない世界があるんですよ。

 

 

三杯目は、

赤ワイン2018ブルゴーニュ アリゴテ マラトレドゥブルイユ

スパイシーな酸味のあるワインで、飲みやすいのでちょっと早めになくなってしまいました。

 

 

ナイフとフォークブルゴーニュ産エスカルゴ ピエドポー 椎茸のブルギニョン風

実は私が椎茸が苦手なので、事前相談させていただき、マッシュルームへ変更して頂きました。

これが本当に美味しい、鼻に香りが美味しく漂い、舌にバターソースの美味しさが。

大好きなエスカルゴがゴロリと入り、マッシュルームと茄子のハーモニーが最高!

いつまでも食べられるメニューよラブラブ

 

 

ナイフとフォークグリーンピースのポタージュ

シンプルなスープなのだけど、とても洗練されたスープ。

ジャガイモのやグリンピースのこってりとしたドン臭さのようなものが全くないです。

 

 

四杯目は

赤ワイン2016シャトー モンフォレ ヴァランタン ルージュ

ボルドーワイン、深みがあって一番好きな味かなと思います。

さっきの赤ワインが若かったのもありますが、味トーンが色々あって楽しさを感じますね。

 

 

ナイフとフォーク鮮魚のパンチェッタ巻き トマトのフォンデュ

フランス料理なのにトマト味が出てきて、不意打ちされました。

パンチェッタを使い魚を巻くという点ではやはりイタリアンに近いかな?

 

 

五杯目のラストは

赤ワイン2000トケイピノグリgrand cur ランゲン シャトードルシュヴィール

このワイン凄いでしょうひらめき電球色で分かると思いますが濃厚な甘さの白ワイン。

メニュー表には2003年ものと書いてあったけど、ラベルは2000年のものでした!

22年前のヴィンテージワイン。

ハチミツのようなコクある甘いワインはため息がでるようなワイン。

 

 

ナイフとフォークホロホロ鳥のフリカッセ

思わず動物園にいるホロホロ鳥を思い出すほど日本では認知度が低い鶏肉ですが

フランスでは一般スーパーでも販売されているポピュラーな鶏肉。

フリカッセは見てのとおり、生クリームなどで煮込むソース。

これぞ、フランス料理って気がします!

 

ホロホロ鳥の皮がカラッと焼かれていて、中はジューシー。

ソースを思いっきりつけて食べる至福の時。

野菜がこれまた美味しくて完食です。

 

 

最後はデザートとエスプレッソ

あらかじめ、結婚記念日と伝えておいたので

「bon anniversaire de mariage(幸せな結婚記念日)」の文字を作ってくれていましたベル

ありがとうございますキラキラ

 

 

一皿一皿味わいが異なっていて、バターソース、トマトフォンデュ、生クリームと

楽しめるコース仕立てがとても良かったです。

 

とかく感動に乏しい日常に埋もれ勝ちな私には新鮮な気付きがあり

インスピレーションを掻き立てられました。


銀座でフレンチはちょっと敷居が高いのですが、

これくらいの良心的料金設定であれば大切な記念日などには是非再訪したいと思います。

 

RESTAURANT L’ESPRIT DE CHEVALIERフレンチ / 東中野駅落合駅中野坂上駅
夜総合点★★★★ 4.0

 

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