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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2021年11月19日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:ジャズ
ピアノ演奏と“声”に徹した異色盤


 チャールズ・ミンガス(Charles Mingus)は、1922年、米国アリゾナ州出身のジャズ・ベース奏者(1979年没)。単にベーシストとしてだけではなく、作曲家、バンド・リーダーとしての才能を発揮していたものの、そんな彼が1962年に発表(録音はその前年)した本盤『オー・ヤー(Oh Yeah)』では、ベースを弾かずにアルバムの吹き込みを行うという、思い切った行動に出た。

 本盤でミンガスが担当しているのはピアノとヴォーカル。したがってミンガスの作品としては、本職(ベース)の代表作というよりも、“異色作”という方が適当だろう。収められた7曲は、いずれもミンガス自身の作で、基本的にブルース曲である。

 アルバム全体として、演奏は奥行きや厚みがあるもので、ミンガスの作曲能力の高さと、曲によっては彼のヴォーカルの妙なドスの効いた勢い(?)が妙に耳につく。そう、“ヴォーカル”というより“声”と呼んだ方が適切なような気すらする。そして、この“声”というのが、本盤を“ねちっこい”ものにしていると表現してもいいように思う。

 とはいえ、その“ねちっこさ”の理由は、ミンガスの声と同時に、もう一つにあるように思う。それは、ブッカー・アーヴィンのサックスである。アーヴィンは筆者お気に入りのテナー奏者でこれまでもリーダー作(参考過去記事(1)(2) (3) )を取り上げているが、彼の存在がその“ねちっこさ”に拍車をかけているのである。

 聴きどころはと言われると、全体を通して聴くのがよいと思うのだけれど、敢えてこれはという収録曲を挙げるなら、1.「ホッグ・コーリン・ブルース」と2.「デヴィル・ウーマン」。後半になるとさらにハチャメチャな部分を含むが、個人的には5.「神よ原子爆弾を降らせ給うな」が気に入っている。


[収録曲]

1. Hog Callin' Blues
2. Devil Woman
3. Wham Bam Thank You Ma'am
4. Ecclusiastics
5. Oh Lord Don't Let Them Drop That Atomic Bomb on Me
6. Eat That Chicken
7. Passions of a Man


[パーソネル、録音]

Charles Mingus (p, vo)
Rahsaan Roland Kirk (fl, siren, ts, manzello, strich)
Booker Ervin (ts)
Jimmy Knepper (tb)
Doug Watkins (b)
Dannie Richmond (ds)

1961年11月6日録音。




 ​
【輸入盤CD】CHARLES MINGUS / OH YEAH (チャールズ・ミンガス)




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Last updated  2021年11月19日 20時57分30秒
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