テーマ:洋楽(3285)
カテゴリ:洋ロック・ポップス
内容面でも商業面でも成功を収めたセカンド作
スザンヌ・ヴェガ(Suzanne Vega)は、1959年カリフォルニア生まれのシンガーソングライター。彼女のデビュー作は1985年の『街角の詩』だったが、一気に世界中に知られるようになったのは、1987年の本セカンド作『孤独(ひとり)(Solitude Standing)』、そして、そこに収められたシングル曲「ルカ」(ビルボードで全米3位)の成功によってだった。内省的で弾き語りのフォーク調が彼女の楽曲と音楽の基本的特徴ではあるものの、徐々にロックやダンスといった要素も取り込んで、広い聴衆の支持を受けるアーティストになっていった。 本盤の有名曲は、何と言っても冒頭の1.の「トムズ・ダイナー」(アルバム最後の11.にも“リプライズ”として収められている)、それから2.「ルカ」であろう。前者は、無伴奏で声だけの“アカペラ・ヴァージョン”であるが、リリースからしばらく後の1990年にDNAによるリミックスが大ブレークし、リヴァイヴァル・ヒットとなったことでも知られている。後者の2.「ルカ」は、幼児虐待という社会的テーマを詞にしたもので、スザンヌ・ヴェガの代表的ヒット曲となった。 これら2曲でおしまいではなく、本盤はなかなかの好曲揃いである。個人的な好みでは、3.「鉄の街(アイアンバウンド/ファンシー・ポウルトリー)」と9.「ジプシー」が特にいい。「ジプシー」の方は、本盤からの最初のシングルだったのだけれど、後から見れば、なぜチャートアクションがほとんどなかったのかが不思議に思えたりする。これらに続くお気に入り曲は、表題曲の6.「孤独(ひとり)(ソリチュード・スタンディング)」と7.「カリプソ」。特に「カリプソ」の方は、筆者が最初に本盤を聴いた時から気に入っているナンバーだったりする。 [収録曲] 1. Tom's Diner 2. Luka 3. Ironbound/Fancy Poultry 4. In the Eye 5. Night Vision 6. Solitude Standing 7. Calypso 8. Language 9. Gypsy 10. Wooden Horse (Caspar Hauser's Song) 11. Tom's Diner (Reprise) 1987年リリース。 孤独 [ スザンヌ・ヴェガ ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年01月05日 06時25分10秒
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