イエール大学助教の成田悠輔が投じた「高齢者の集団自決」発言が炎上している。

これは、ビル・ゲイツなどグローバリストが公言している
人口削減”Depopulatuon”に影響を受けているのではなく、重要なポジションを若手に譲れという意図らしいが、それならまず自分が実践すれば良かろう。


ネット上で老害という言葉を時々目にすることがある。
その対象は会社内のことだけではなく、カズ選手のようなプロスポーツ選手にまで投げかけられるのだから、相当下の世代には鬱屈した不満が溜まっているのが窺える。
ヤフーコメには酷い言葉が並び、若手の出場機会を奪うと言う人もいる。上の世代を叩きたくなるのは誰でもあることだが、機会の平等、結果の不平等であれば何の問題があるのか。
経済的な恩恵を受けられたかどうかに関しては「運」でしかない。日本経済の岐路になった90年代の後半において、自分たちが主役であれば、派遣範囲拡大、大店法改正、消費税率アップで海外への生産移転促進など防げたのだろうか?自分たちだって、コロナ世代からワクチンやマスクなどの件で後々恨み言を言われる可能性もあるのは忘れない方が良い。過激な言動を真に受けて溜飲を下げても、その時だけの話だ。


少子高齢化が進む昨今、世代毎で分断を図るのは得策ではない。
むしろ定年を無くしてはどうだろうか?就業希望者には働く場を提供すれば健康寿命を延ばすことができ、社会保障費の圧縮が可能だ。その一方で複数人子育てをしてくれる家庭には思い切ったインセンティブ(例:第二子:500万、第三子:1000万支給)を与える。これを20年くらい続ければ、日本経済は回復基調に乗ると考える。いずれ税金を納める人が増えるのだから、このくらいの措置は単なる先行投資であり、需要増に繋がる。原資は男女共同参画から配分すれば問題無い。

イミンガーーー!!と安易な方向に行くと、他国の失敗事例を後追いするだけになるのは目に見えている。有名人なら、世代間で協力/共闘しようと言うべきなのだ。それができなければ、日本はグローバリストの草刈場になって、終わるガーンガーン