「しろ☆くろ」に登場した外国人選手たち・投手編【2009-2020】 | しろ☆くろ

「しろ☆くろ」に登場した外国人選手たち・投手編【2009-2020】

2009年シーズン途中に執筆を開始し、2021年で13シーズン目を迎える当ブログ。これまでたくさんの選手たちを追い掛けてきましたが、今回は当ブログに登場した外国人選手のうち、投手をピックアップしてみたいと思います。

 

※数字はマリーンズ在籍時の通算成績。

 

 

チェン・ウェイン (2020) 4試合 0勝3敗 防御率 2.42

 

 

(2020年10月:ZOZOマリンスタジアム)

 

昨年9月に電撃的に入団が決まったチェン・ウェイン投手。さすがの安定したピッチングを見せてくれましたが、先発した4試合全てで打線が援護できず、マリーンズでの勝ち星を得ることができませんでした。

 

2021年はタイガースへ移籍することが決定しましたが、もしもマリーンズで1つでも勝ててたら残留もあったかも…等と思うと残念です。

 

 

フランク・ハーマン (2020-) 38試合 3勝2敗1S 防御率 2.15

 

 

(2020年11月:ZOZOマリンスタジアム)

 

イーグルスから移籍してきたハーマン投手。当初から勝利の方程式を担うことが期待されてましたが、しっかりとその期待に応えてくれましたね☆

 

今年も残留することが既に発表済み。恐らくは7-8回での起用になると思いますが、活躍が楽しみです。

 

 

ジェイ・ジャクソン (2020) 7試合 0勝0敗1S 防御率 3.86

 

 

(2020年2月:石垣島キャンプ)

 

主に8回の登板を担い、益田投手に代わってセーブも挙げたこともあったジャクソン投手でしたが、大麻リキッド所持での突然の逮捕により退団となってしまいました。

 

退団後はシンシナティ・レッズとマイナー契約を結びましたが、昨年末に退団。今年に入ってからサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだそうです。

 

 

ホセ・フローレス (2020-) 14試合 2勝2敗 防御率 7.66

 

 

(2020年7月:ZOZOマリンスタジアム)

 

育成選手としての入団でしたが、イースタンでのピッチングが認められて支配下登録を勝ち取ったフローレス投手。先発として初登板はほろ苦いものになりましたが、再昇格後は中継ぎとして安定感を見せてくれました。

 

オフには契約が更新。2年目となる今年はどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。

 

 

ホセ・アコスタ (2020-) ※1軍登板なし

 

 

(2020年2月:石垣島キャンプ)

 

昨年の石垣キャンプ。ブルペンでは新加入の育成選手3名が並んで投げてましたが、その中で個人的に気になったのがアコスタ投手でした。

 

今年はイースタン・リーグの観戦には行けませんでしたので、その豪快なフォームはブルペンでしか観れませんでしたが、晴れて契約更新も決まりました。今年は支配下登録と1軍初登板が期待できるかもしれないですね。

 

 

エドワード・サントス (2020) ※1軍登板なし

 

 

(2020年2月:石垣島キャンプ)

 

巨体と、テイクバックの大きなフォームが印象的だったサントス投手でしたが、こちらも実戦では観ることができなったのがとても残念。

 

恐らく年齢がネックになったかと思われますが、今年限りで退団となってしまいました。今後のことはまだ情報がありませんが、どこへ行っても頑張って欲しいと思ってます。

 

 

ブランドン・マン (2019) 14試合 0勝2敗 防御率 3.94

 

 

(2019年6月:明治神宮野球場)

 

BCリーグ・信濃グランセローズ時代に登板を観たことがあったのもあり、個人的に気にかけていたブランドン投手でしたが、わずか1年で退団となってしまいました。

 

マリーンズ退団後はテキサス・レンジャーズのマイナー契約を経て、8月にマリーンズファンにはおなじみの台湾・楽天モンキーズ(旧Lamigoモンキーズ)に移籍。昨年限りで現役を引退し、今年から韓国・ロッテジャイアンツの投手コーチに就任することが先日発表されました。指導者としてもぜひとも頑張って欲しいと思ってます。

 

 

ジョシュ・レイビン (2019) 2試合 0勝0敗 防御率 27.00

 

 

(2019年5月・ジャイアンツ球場)

 

剛速球が持ち味でクローザー候補として入団したレイビン投手でしたが、怪我で出遅れたこともあってかわずか2試合の登板で退団となりました。

 

インスタストーリーをよく更新していた印象がありますが(笑)、個人的にはオープン戦でマリンのスタンドから楽しそうに試合を観戦し、こちらにも手を振ってくれたのをよく覚えています。

 

 

マイク・ボルシンガー (2018-2019) 40試合 17勝8敗 防御率 3.79

 

 

(2018年6月:ZOZOマリンスタジアム)

 

来日1年目の2018年には13勝2敗の好成績で最高勝率のタイトルを獲得。オールスターにも選ばれ、エース級の活躍が記憶に新しいところですよね。

 

しかし2年目の2019年は4勝6敗と数字を落とし、残念ながら退団となってしまいました。帰国後にはサイン盗みのアストロズを訴えたというニュースがありましたが、元気にしているかが気になります。

 

 

タナー・シェッパーズ (2018) 25試合 1勝3敗 防御率 4.54

 

 

(2018年3月:ZOZOマリンスタジアム)

 

長い手足が印象的だったシェッパーズ投手。序盤は勝利の方程式を担うも、夏には先発に転向して9月にようやくNPB初勝利を挙げました。

 

帰国後は独立リーグに所属してましたが、シーズン途中に退団となり現役を引退。在籍中は休日によく家族でディズニーランドへ行っていたみたいですね。

 

 

エドガー・オルモス (2018) 2試合 0勝2敗 防御率 7.71

 

 

(2018年5月:メットライフドーム)

 

先発ローテ候補として期待されたオルモス投手でしたが、1軍での登板はわずか2試合のみ。特に牽制悪送球からピンチを招いて自滅する光景が印象に残ってます。

 

明るい性格で球団twitterでも人気者だっただけに、挽回のチャンスが与えらえなかったのは寂しかったですね。

 

 

ジェイソン・スタンリッジ (2016-2017) 41試合 12勝14敗 防御率 3.80

 

 

(2017年7月:メットライフドーム)

 

ホークスからタイガースと日本での経験も豊富だったスタンリッジ投手。マリーンズでも2シーズンに渡り先発ローテとしてチームに貢献してくれました。

 

マリンではスタンドで観戦する家族に手を振ったりすることがよくありましたが、息子さんのキャッシュ君が可愛らしかったですね。

 

 

ベク・チャスン (2015) ※1軍登板なし

 

 

(2015年8月:東京ドーム)

 

シーズン途中に緊急補強となったベク・チャスン投手でしたが、1軍での登板機会を与えられることなく退団となりました。

 

メジャーでも4シーズンに渡って先発ローテとして活躍した大ベテラン。2018年に韓国に戻り、KBO(韓国リーグ)のトゥサン・ベアーズのコーチに就任したそうです。

 

 

チェン・グァンユウ (2015-2020) 135試合 11勝11敗 防御率 3.51

 

 

(2020年10月:ZOZOマリンスタジアム)

 

2015年から5シーズンに渡り、先発に中継ぎにとチームに貢献してくれたチェン投手。母国・台湾はトータルの感染者数がわずかに800人台という世界で最も封じ込めに成功した国だけに、日本の状況をご家族が心配するのも無理はありません。

 

今後はCPBL(台湾リーグ)に活躍の場を求めることになりますが、チェン投手はCPBLでの経験がないため6月に行われるドラフト会議での指名を待つことに。それまでの間は「安永鮮物」という台湾の社会人チームへ入団することが先日発表されました。

 

マリーンズファンに愛されたチェン投手。個人的にもマリーンズ入団前のトライアウトからの縁で思い入れのある選手の1人になりますので、コロナ渦が落ち着いたらぜひとも台湾まで応援に行きたいと思っております。

 

 

イ・デウン (2015-2016) 40試合 9勝9敗 防御率 3.97

 

 

(2015年3月:QVCマリンフィールド)

 

イ・デウン投手が投げると何故か打線が爆発し、失点しながらも不思議な勝ち運に恵まれていました。ファンサービスも素晴らしく、熱心にサインをしている姿を何ども観たことを覚えています。

 

2016年オフに韓国での徴兵のためマリーンズを退団。兵役中は「警察野球団」というチームでプレーしてましたが、兵役を終えた2019年からKBO(韓国リーグ)のktウィズに所属。先発に中継ぎにと活躍しているようです。

 

 

ディッキー・ゴンザレス (2013) 4試合 0勝2敗 防御率 8.10

 

 

(2013年5月:ロッテ浦和球場)

 

ジャイアンツからの移籍となったゴンザレス投手。しかしわずか4試合の登板で未勝利に終わり、前年のグライシンガー投手のような活躍を見せることなく退団となりました。

 

寒いのと屋外球場の風は苦手というコメントがやたらと印象に残ってます(苦笑)

 

 

ウィル・レデズマ (2012−2013) 27試合 3勝3敗 防御率 3.75

 

 

(2012年9月:ファイターズスタジアム)

 

2012年はわずか1試合の登板でしたが、2013年は貴重な左の中継ぎとして活躍。190cmを超える長身と長い腕で投げる剛速球が印象的な投手でした。

 

契約が更新されてもおかしくない数字を残してましたが、2013年限りで退団。もしかしたら高額の年俸がネックになったのかもしれません。

 

 

ダグ・マシス (2012) 6試合 1勝4敗 防御率 6.49

 

 

(2012年8月:QVCマリンフィールド)

 

レデズマ投手と同時期の緊急補強で入団したマシス投手は大きな身体でも打たせて取るピッチングスタイルで、先発として6試合に登板。マリンで初勝利を挙げてお立ち台に立った光景はよく覚えています。

 

しかし契約は更新されずに退団。2015年限りで現役を引退し、現在はテキサス・レンジャーズでコーチを務めているそうです。

 

 

セス・グライシンガー (2012-2014) 38試合 17勝12敗 防御率 4.05

 

 

(2013年3月:ロッテ浦和球場)

 

ジャイアンツからの移籍となったグライシンガー投手。1年目は12勝を挙げて先発ローテの柱として大活躍してくれました。お立ち台では里崎選手(当時)のリードを褒めることが多かったですよね。

 

しかし期待された2年目・3年目は故障で思うようなピッチングができず、そのまま退団となってしまいました。ベンチでノートにメモを取る姿がよく見られたのが印象に残っています。

 

 

カルロス・ロサ (2011-2015) 204試合 5勝13敗 防御率 2.96

 

 

(2015年6月:ヤクルト戸田球場)

 

東日本大震災直後の2011年4月、日本は放射能で危ないというフェイクニュースがまだ世界的に駆け巡っていた時期にも関わらず、来日を決めてくれたのがカルロス・ロサ投手でした。

 

主に中継ぎの柱として通算79ホールドを挙げ、温厚な性格でファンからも人気の高い選手の1人だったロサ投手。元気にしているでしょうか。

 

 

ボブ・マクローリー (2011) ※1軍登板なし

 

 

(2011年4月:海浜幕張駅)

 

前年にクローザーを務めた小林宏之投手がタイガースへ移籍となり、新クローザー候補として獲得したのがマクローリー投手でした。

 

しかし期待とは裏腹に春季キャンプ中にケガで離脱して帰国。キャンプ以外ではマリーンズファンの前に姿を見せることなく、そのまま退団となりました。私が当ブログを開設して以来、1度も生で観れなかった唯一の選手です(苦笑)

 

 

ヘイデン・ペン (2010-2012) 16試合 4勝7敗 防御率 3.69

 

 

(2012年7月:袖ヶ浦市営球場)

 

2010年シーズン途中での補強で入団となったヘイデン・ペン投手。スカイマークスタジアム(当時)での来日初登板・初勝利は、10年以上経ってもまだ印象に残っています。同年の日本シリーズでも好投で勝ち星を挙げたんですよね。

 

しかしその後は怪我に悩まされ、3シーズンでの登板は16試合のみ。退団後はアメリカへ戻ったようですが、2019年に東京ドームで行われたMLB開幕戦(イチロー選手の引退試合)で来日していたようで、田原さんのインスタに写真が挙げられていたのを見て懐かしく感じました。

 

 

ビル・マーフィー (2010-2011) 48試合 14勝11敗 防御率 3.81

 

 

(2011年4月:QVCマリンフィールド)

 

陽気な性格で人気があったマーフィー投手。来日当初は中継ぎでの起用でしたが、駒不足から先発に抜擢されると勝利を積み重ねて救世主に。翌2011年もローテの柱となることが期待されていましたが、前年のように勝つことはできずに退団となりました。

 

その後は米マイナーリーグや独立リーグを転々としていましたが、2014年には台湾・統一ライオンズでもプレー。個人的には東京ドームで勝利を挙げた日に偶然同じ電車に乗り合わせたのが印象深いですね。

 

 

林彦峰 (2010-2011) ※1軍登板なし

 

 

(2010年2月:鴨川キャンプ)

 

台湾から育成選手として入団した林彦峰投手。2シーズン在籍するも支配下登録を勝ちこることができずに退団となってしまいました。

 

その後は台湾に戻ってCPBLの興農ブルズ(当時)でプレーし、2016年にはLamigoモンキーズ(当時)に移籍。石垣島で行われた交流試合でマリーンズ相手に登板し、同期入団で同じ浦和の寮で寝食を共にした大嶺翔太選手との対戦も実現しました。2016年に引退したそうです。

 

 

ブライアン・コーリー (2010) 14試合 4勝4敗 防御率 4.87

 

 

(2010年5月:袖ヶ浦市営球場)

 

マーフィー投手と共に2009年秋のマリンでのテストを経て入団が決まったコーリー投手。主に先発として登板し4勝を挙げましたが、契約が更新されることはありませんでした。

 

2012年に現役を引退。現在はマイナーリーグでコーチを務めているようです。

 

 

ブライアン・シコースキー (2001-2003,2008-2009) 215試合 22勝22敗 防御率 3.33

 

 

(2009年9月:千葉マリンスタジアム)

 

合計5シーズンに渡りマリーンズでプレーしたシコースキー投手。2009年シーズン後半には荻野忠寛投手に代わってクローザーを務め、15セーブを挙げました。この年限りで退団となりましたが、翌年はライオンズでもクローザーとして活躍したんですよね。

 

マウンドに上がるときにジャンプしてラインを越えたり、マウンド上で腕をグルグルと廻す姿が忘れられません。現在はマイアミ・マーリンズでスカウトを務めているそうです。

 

 

…ということで26名の投手をピックアップしましたが、在籍期間の長短はあれど、マリーンズのために頑張ってくれた選手ばかりなので、退団後に姿を観る機会はなかなかなくても、元気で頑張って欲しいと願うのみです。

 

そして2021年も引き続きマリーンズのユニフォームを着るハーマン投手・フローレス投手・アコスタ投手には、ぜひとも昨年以上の活躍を期待したいですね☆

 

 

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