マラソンを始めたきっかけは、第二回の東京マラソンに当選したからでした。それ以前は近くの公園をランニングすることはあったのですが、3km程度の軽いものでした。会社の同僚が第一回に参加していたので応募したのですが、まさか当たるとは思っていませんでした。それから、きちんとランニングシューズを買って、ウェアを買って、同僚に言われるがままいくつかのマラソン大会に参加しました。走るたびに自分の体が変わっていくのがとても面白かったですね。3kmが5km、10km15kmと走れる距離がどんどん伸びていき、脂肪が減り、足の筋肉が発達していくというのが、何かの実験をしているような感じでした。会社でも背中が小さくなった、痩せた、顔が引き締まった、などと周りの人も私の変化にビックリしてました。今でも職場の人たちの心には、走ると痩せるんだということが深く刻まれていると思います


走ること自体も魅力があります。今日も10km走ったのですが、走るととにかく考えるんですね。他にすることもないので、仕事のことや将来のことなど今の悩みについてかなり深く考えることができます。10kmだとだいたい1時間くらいなので、これだけ考えることに時間を取れるのは素晴らしいですよね。また、走ると汗を大量にかくので、自分の中のドロドロしたものを肉体的にも精神的にも出している感じがして、非常にスッキリします


マラソン大会も魅力があります。ハーフマラソンの大会に出ることが多いのですが、関東圏でも冬場は毎週どこかで開催しているので、いろいろな場所にいけます。規模や会場の雰囲気がそれぞれの特色があり、お気に入りの大会もできてきます。私は実家のある千葉の大会だと、実家から通えて両親も応援に来てくれるので毎年いくつかは参加するようにしています。あとは自宅から行きやすいところですとか、友人と参加し易い場所などが良いですね。


大会で走るときは、いつも道路の端をこそこそ走っているのが、車道を大勢で走ることができるので非常に気持ち良いですね。また、朝早起きして食事をしてレースに参加するので、その日はいつもと違う一日になります。アスリートの気持ちで暮らせるので、楽しいです。レース中は練習と違って、タイムを気にして走るため、本当に自分との戦いになります。ゴールしたときに本当に全力を出し切ったか、ベストを尽くしたかが自分ではっきり分かります。笑ってゴールをしたいのですが、後悔していることの方が多いですね


マラソンは自分自身を見つめるために、やっている部分が大きいですね。そして、いつかゴールの時に最高の笑顔でゴールしたいな、という気持ちがあります。毎年、東京マラソンには応募していきたいです、海外のマラソンにも参加しようと思います