3月22日、本日のもやしを収穫したとき

「ああ。今日はもやしが光っているな」

と思いました。そんな日は生産者の満足感で充たされます。

 もやしが白い、じゃなくて光る、ていうのは不思議な表現のようか気がしますが、2年前、もやしの栽培にエチレンの使用を完全にやめてから明らかにもやしが輝いてきました。つまりこの輝きはもやし本来の輝きといっても良いでしょう。

 

 もちろんもやしは毎回顔が違うものです。その時その時の環境(生育条件)によって大きく変わってきます。それは栽培室の室温や水温だけでなく、外気、湿度、生育期間、水やり回数、畑(栽培コンテナ)の位置も関係してきます。おっと原料であるブラックマッペの発芽率もですね。もやし本来の生長とこれらの細かい条件がピッタリ重なった時、もやしは光り輝くのでしょう。

 

 何度も言うように光るもやしは毎回ではありません。でも、できることならずっと光るもやしを作っていきたい。そのために私はもやし生産者として日々、考えながら少しずつ着実に歩を進めていきます。