割合の計算が苦手な大人が、全体の半分弱だそうです。
例えば、
「2割引きの商品が売れ残ったので、そこから3割引きにして売りました。売値は定価の何割何分でしょうか?」
これで5割と答えるとか、
「1000円で仕入れた商品に20%の利益を載せて売値を決めましたが、セール期間に20%引きで売りました。セール期間の売値はいくらでしょうか」
ここで1000円と答える人が多いそうです。
前者の問題は、定価を1とすると、2割引きで0.8,その3割引きだから、0.8×0.7=0.56で5割6分ですね。
2割と3割と言っているときに、元値が異なっているので、2+3=5割ではないです。
後者の問題では、20%乗せた売値は1200円、セールはその20%引きなので960円です。
つまり赤字。
成人の約半数がこの計算ができないということは、子どもたちは習った直後はできても、その後だんだんと忘れていって、半数ができなくなってしまうのでしょう。
中学受験の算数では、比と割合は良く出題されるので、受験する子はしっかり学習します。
大人になるまで忘れないでしょう。
一方で、中学受験しない子は、学校の単元で習った後で、あまり使わなければ忘れてしまうのかな。
割合の考え方は、日常生活でも使うので、しっかり定着させたいものです。
余談ですが、アメリカ人は1/4の方が1/3より大きいと思う人の割合が高いそうです。
さすがに、日本人は大多数が1/3の方が大きいと答えるでしょうね。(羊)