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聖セラフィムの証拠「聖なるかな、聖なるかな、聖なるであることは、主の元に来ることができる」

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2022.09.06
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カテゴリ:スピリチュアル
姦淫した人が辿る道を、私の母を例に挙げて説明しましょう。

母の前世は奉公先の主人に手を付けられた女中でした。
今世で生まれ変わる時、母の父親になる人は自分の妻に子供ができないのを嘆いて、妻の姉に母を産ませたのです。

姦淫すると、このように人はまず姦淫のループにはまります。

現代に生まれてきた母は、自分の前世を覚えていません。
そのため、母は実父が犯した姦淫の罪にのみ焦点を当て、自分のところでその罪を断ち切ろうとしました。
そうすることで娘たちが姦淫のループにはまらないようにしようとしたのです。

父母はとても仲の良い夫婦でしたので、当初母はそれができると思ったのでしょう。
しかし、人の罪は肩代わりできませんし、母はまだ自分の罪も償っていません。
そのため、ある時父が姦淫してしまいます。
前世を覚えていない母は、実父の罪を自分たちの代で断ち切れなかったと嘆き、父を責めました。
きっと子供たちにその罪が行くに違いないと。

しかし、一連の流れは祖父や父のせいではありません。
母が生きた前世での姦淫こそが、母にこのような人生を歩ませていたのです。

父には最初から離婚するつもりがなかったため、母は父にしがみつく姦淫の相手を自力で引き離し、離婚せず父との人生を全うしました。
その間、母は父にお金でも苦労させられており、「貯めては全て持って行かれる」とよくボヤいていました。
それも前世のツケと言わざるを得ません。
きっと主の所に行ってはお金をせびっていたのでしょう。

一応これで姦淫した人が次に進むステップは無事終えたと言えます。

但し、母は自分が病と知りながら治療せず、人生から逃げるようにして自ら寿命を縮めた可能性があるため、その点においては課題が残されたと言えるでしょう。

さて、姦淫した人が家族にいるということは、自分もまた無関係とは言えないのがこの世のしくみです。
類は友を呼ぶからです。
母はこの点が理解できていませんでした。
罪は引き継がれて行くものではなく、同じ罪を背負った者同士が集まるのです。

私自身で言えば、普通に性欲があっておめでた婚だった反面、性欲に対する罪悪感も強く嫌悪感もあったため、今世では夫婦生活でとても難儀しました。
おかげで姦淫のループからは外れましたが。
 
妹は最初の結婚で夫が姦淫して離婚。
再婚しますが、今度は妹が姦淫してしまいます。
妹の性格は、好き嫌いが激しい上に堪え性がなく我が儘で、本人曰く「結婚には向かない」のだそうです。
妹の日本での前世は遊女でした。

妹は母を見習いながら母の後ろを歩いて行くのです。
母は私の後ろを歩いています。
生前母がよく私を頼ったのは、そういう理由からです。
幼い頃、祖母に手を引かれて日曜学校へ通っていた母でしたが、私がカソリックとつながると、母もロザリオを枕元に置いて寝ていました。

また、母は幼い頃、祖母からよくいじめられたと言っていましたが、その親を自宅で看取ったのは母です。
祖母は母が可愛くなかったわけではありません。
実際、幼い母を連れて、よく近所を自慢して歩いていたそうなので。
ただ子供ができない深い悲しみと、自分の姉や娘に対する嫉妬心、やり場のない怒りや憎しみに翻弄させられたのです。
2人とも生前よくケンカをしていましたが、祖母は母を母は祖母を最後まで面倒見て人生を終えました。
よくここまでクリアできたと思います。

神が創りたもうた人間は強いです。
それぞれの中に神聖を見出し、決して諦めずに皆で前を向いて進んで行きましょう。

Seraphim





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Last updated  2022.10.03 19:11:45
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