自分の能力を過信せず、現実的な稼ぐ力を身につけるべし思いは、形にして行動して成果を出してこそ意味がある

2022年05月07日

ロシア・ウクライナ全面戦争の行方、私が予想していること

国会議事堂1
(たまには大きなテーマで語ってみます)
私は自分ではどうにもならないような大きなテーマは記事にしないことが多いのですが、ロシア・ウクライナ戦争については、現在進行形の出来事で情報が多いのと、大学時代に国際関係(歴史含む)を熱心に勉強したことから興味があるので、自分なりに今後の展開について予想していることを少し述べてみます。
ここで私が参考にしたいのが、かつて、大東亜共栄圏構想をぶちあげ(いちおうアジアの解放を大義名分として掲げたようだ)、無謀にも勝ち目のない大国アメリカを相手に太平洋戦争を行った我が国の行動です。
なぜ参考にするのかといえば、今のロシアの行動がかつての日本にダブって見えるからです。

第一次世界大戦後、戦勝国側になった日本は当時の国際機関だった国際連盟で常任理事国の地位を占めました。
そして、以後大国として軍備強化をはかり、当時の軍事大国だったアメリカやイギリスなどと張り合うぐらいの勢いを持っていました。
だから、当時は国としてけっこう強気の態度がとれていました。
しかし、いい気になって領土的野心を持ち、軍事力等にものをいわせてあちこちに進出していった結果、いろんな国々と利害がぶつかるようになり、最終的には、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国等現在の国連の常任理事国を敵に回して戦争をするハメになってしまったのです。
日本が負けるのが必然だったのは、戦略面もさることながら、決定的なのは国力以上の戦いをしてしまったということです。


ロシアという国を冷静な目で見てみて下さい。
領土がバカでかく、核兵器を大量に保有しているのですごい強大な国のように見えがちですが、人口は1億数千万人、主要産業は天然資源頼みで発展途上国のような感じで工業力はなく、軍事にやたらお金をかけているせいで経済力は弱くてGDPは韓国以下、国民の大半は貧しい生活を強いられています。
第二次世界大戦で戦勝国になったことになっていますが、戦死者の数は世界でダントツに多く、自力で勝ったというよりアメリカ等連合国側の強力な支援があったおかげで勝てたのは否めません。
それなのに、今なお軍事力と天然資源に依存したままで、常任理事国として対外的には虚勢を張り続けています。
そして、気の毒なことに、これまでのちょっとした成功体験のせいで真の実力を見誤り、今回のウクライナ相手の全面戦争に踏み切り、最初の快進撃にぬか喜びしたものの、今となっては完全に膠着状態に陥ってしまい、いつの間にか強力な他の国々がウクライナ側についてしまい、その状況に焦り、戦線をあちこちに広げて閉塞状況を突破するべく行動を起こし出しているような印象があります。

どうですか、かつての日本、戦争に負けて国土が疲弊してしまった我が国の状況に近似しているように思いませんか?
ロシアが保有する核兵器の使用を危惧して他国はロシアへの直接軍事介入はしていませんが、経済戦争は既に仕掛けていて、ロシアの国内経済は疲弊していくばかり、国の発展に貢献する生産性を担うはずの若者の多くがロシアを去っているという現実、もはや、戦争が終わる頃にはロシアはボロボロになっているでしょう。
国力以上の行動をしてしまった結果です。
私から見れば、G7であったり欧米の国々による国際会議等は、かつてのヤルタ会議のように見えてしまいます。
つまり、専制国家の一つであるロシアを徹底的に弱体化させた後、その後の国際体制をどうするかについて話し合っているような。
かつてはロシア(当時はソ連)が主要プレーヤーだったことを思えば、歴史の皮肉としか言いようがありません。

私はこの分野の専門家でもないし、参考にしている情報は各種メディアやネットからの情報だけだし、論理構成はかつて大学時代の勉強で得た知識に基づいているものですが、ロシア・ウクライナ全面戦争について思っていることと今後の展開の予想について私見を述べさせていただきました。
専門家、非専門家、いろんな人たちがそれぞれの立場でいろんなことを言っていますが、あなたはどんな思いを持ち、どんな見方をしていますか?

この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
人気ブログ>

<br><br clear=
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
yoron at 07:34│Comments(0)世の中を斬る! 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
自分の能力を過信せず、現実的な稼ぐ力を身につけるべし思いは、形にして行動して成果を出してこそ意味がある