答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

アナロジー思考でのぞむ「三方良しの公共事業推進カンファレンス2024宮崎」

2024年04月25日 | ちょっと考えたこと

 2つ以上の物ごとのあいだに共通点を見出し、そこに着目して自らが直面している問題の解決に応用する思考法をアナロジー思考という。ここで肝心なのは、その2つが、誰がどう見てもいかにも共通しているというようなものではなく、まったく異なっていると見えるようなことに共通点を見出すというところにある。
 独断と偏見で言わせてもらえば、ぼくたちが所属するこの業界、特に技術系には、それが苦手なひとが多いように感じる。いやいや、それは何も技術系ばかりではなく、経営層も事務方も含め、全体的にその傾向があるのではないか。そういう思考法を拒絶しているというべきだろうか。
 もしかしたら、そんな人間を侮蔑さえしているのかもしれない、と思わないでもない。
 オレ(アタシ)らとは畑違いでしょ。ぜんぜんカンケーないもん。だから参考になんかならないもんね。だのに余計なことを・・・てな感じで。

 だが、価値観や状況がめまぐるしく変化していく今という時代には、建設業に限らず、どのような業種であれ、アナロジー思考的な発想と物の見方が大切だろうとぼくは思っている。いや、今にはじまったことではなく、以前からそう考え、行動はしてきたが、今日このごろはよりいっそう強くそれを感じている。







 だから、というのもあるだろう。ぼくがこの催しのなかでも、都城市長の講演とスナックSUNあっこママの事例発表を強く薦めるのは。
 それはなにも、ぼくがその主催者のメンバーであり企画者の一員であるからという立場上から出ていだけではなく、きっと必ず、ぼくたちの仕事に役に立つ何かがそこにあると感じているからだ。

 これまでぼくの推進力となってきたTTPM(てっていてきに・パクって・真似る)は、何も業界だけに限ったことではない。異業種や異なる世界のひとがやっていることやったことも、その対象となる資格を十分に有している。その目的や構造、あるいは手段を拝借し、自らの問題解決などに活用する。その行為の実践において、たしかに同業者由来は手っ取り早く理解しやすい。だが、まったく異なる業界だからその対象とはなり得ないというのでは、考えが短絡的にすぎるのではないか。

 トカナントカ、いかにも・・というような理屈をつけてはみたが、本当のところは興味と好奇心。ま、すべてはそこから、と言っても差し支えないし、何よりソッチのほうがぼくに相応しいような気もする。
 
 5月16日、三方良しの公共事業推進カンファレンス2024宮崎。お申し込みは下記QRコードから。




 

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