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ブログと言うのは、時が経つ程、過去に投稿したブログ記事が誰の目にも止まらなくなってしまいます。
仮に見て貰っても記事の内容が古く、今となっては役に立たない場合があります。
特にソフトウェアの紹介記事は、サイトの閉鎖やソフトウェアの公開停止、新しいＯＳに対応しない等の問題が起こるリスクが高く、記事の内容が陳腐化し易いものです。
そこで、過去に御紹介したフリーウェアの中から、今でも使えるフリーウェアを改めて御紹介するのが、「過去記事追跡企画：あのソフトは今」です。
今回改めて御紹介するのは、２００４年８月に当ブログにて御紹介しました、暑い夏を涼しく彩るデスクトップ・アクセサリーです。
幸にも今でもサイトが存在し、ソフトも公開されていて、しかもＷｉｎｄｏｗｓ１０でも問題無く動作する為、１３年振りに改めて御紹介したいと思います。
それでは、続きをどうぞ！
【デスクトップで ”涼” を奏でるデジタル風鈴「窓風鈴」】
今回御紹介するのは、ＷａｎｄｅｒＬｕｓｔｅｒさんと言う方が公開されている「窓風鈴」です。
下の画面の様にデスクトップ上のウインドウに貼りつく小さな風鈴です。
ウインドウに貼りついた風鈴は、時々、短冊が揺らめきながら「リーン、リーン」と涼しげな音を奏でます。
また、窓風鈴は単なるデスクトップ・アクセサリーだけでは無く、メモリ・リソース メーターとしての機能も持っており、下の画面の様に、メモリ使用率が多くなるほど短冊の赤色が増えて行き、メモリ使用率の増減をイメージとして把握する事が出来ます。
更にタスクトレイにある窓風鈴のアイコンにマウスカーソルをポイント（重ねる）すると、下の画面の様にツールチップが表示され、正確なメモリ使用率を確認する事も出来ます。
窓風鈴は、自由に鳴らす事も出来ます。
下の画面の様に風鈴にマウスカーソルを近づけると団扇に変わり、クリックすると団扇で風を仰ぐ事が出来、風鈴を鳴らす事が出来ます。
【多彩なオプション設定】
窓風鈴には、色々なオプション設定があり、好みに応じた設定が可能です。
タスクトレイにあるアイコンを右クリックするとオプションメニューが表示されます。
それそれのオプションで設定出来る内容は、以下の通りです。
�”�の対象
・メモリ：メモリ消費の変動のタイミングで風鈴が鳴ります。
・ランダム：メモリ消費に関係無く、ランダムに風鈴が鳴ります。
��風の種類
・そよ風：弱い風が吹きます。
・台風：強い風が吹きます。
・気まぐれ風：弱い風と強い風がランダムに吹きます。
��風鈴の音量
・大きめ：大きい音量で鳴ります。
・普通：普通の音量で鳴ります。
・小さめ：小さい音量で鳴ります。
・ランダム：ランダムな音量で鳴ります。
・ＯＦＦ：風鈴が鳴りません。
��風鈴の感度
・高：風鈴が鳴り易くなります。
・中：風鈴が普通になります。
・低：風鈴が鳴り難くなります。
��風鈴の位置
・窓に吊るす：アクティブウインドウの右上に風鈴が吊るされます。
・自由に吊るす：風鈴の上部にマウスカーソルを近づけると下の画面の様に手の形になり、ドラッグで好きな位置に風鈴を置けます。
・常に前面に自由に吊るす：風鈴の前にウインドウが重なっても、風鈴は隠れずに表示されます。
��ヘルプ
Ｗｅｂページ形式のヘルプが開きます。
��窓風鈴について
ＷａｎｄｅｒＬｕｓｔｅｒさんへのメールを送ったり、Ｗｅｂサイトを開いたり、メモリ使用率の確認が出来ます。
窓風鈴を停止し、常駐を解除します。
【季節に応じて楽しめる窓風鈴】
窓風鈴は、今回御紹介した以外にも、四季に応じて以下の３つの窓風鈴も公開されています。
３つの窓風鈴については、季節ごとに今後御紹介し、ここでは概要を御紹介します。
・窓風鈴 ’ 春：
枝垂桜の下に吊るされたパイプ・ウニや桜貝が風に揺れる風鈴です。
風が吹く度に、チリン、チリンと心地良い音を奏でます。
メモリ使用率に応じて蕾から桜が開花し、風に吹かれて桜の花が舞い散ります。
・窓風鈴 ’ 秋：
楓の葉の下に吊るされた備長炭が風に揺れる風鈴です。
風が吹く度にコロンコロンと言う軽やかな音を奏でます。
メモリ使用率に応じて楓の葉が紅葉して行きます。
・窓風鈴 ’ 冬：
木に吊るされた小さな鈴が風に揺れる風鈴です。
風が吹く度にシャリシャリと言う鈴の音が響き、除夜の鐘の様な鐘の音も響きます。
木には雪が降り、鈴の揺れと共に雪が木から降り落ちます。
メモリ使用量に応じて鈴の色が変わって行きます。
因みに４つの窓風鈴を同時に起動すると、下の画面の様に横一列に並び、同時使用が可能です。
また、それぞれの風鈴の音も鳴り、個別に団扇で鳴らす事も出来ます。
【ダウンロード＆インストール】
窓風鈴のダウンロードは、こちらからどうぞ。
ファイルは「インストーラー付き」と「インストーラー無し」の２つがあります。
「インストーラー付き」は、デスクトップアイコンの作成やスタートメニューへの登録、スタートアップへの登録（常駐登録）を自動で行ってくれますが、その分、レジストリー展開しますので、アンインストール時はコントロールパネルからのアンインストール作業が必要になります。
「インストーラー無し」は、レジストリー展開しない為、アンインストールは、解凍したファイルを削除するだけで済みますが、デスクトップアイコンの作成やスタートメニューへの登録、スタートアップへの登録（常駐登録）は手動で行う必要があります。
世の中には様々なフリーウェアが公開されていますが、デスクトップ・アクセサリーと言うカテゴリーでは琴線に触れるソフトには滅多に遭遇しません。
そんな数少ない優れものデスクトップアクセサリーとして、窓風鈴は一人でも多くの方に使って頂きたいと思えるソフトです。
窓風鈴が公開されたのは、今から１５年も前の２００２年ですが、大抵のフリーウェアは新しいＯＳに対応出来なかったり、似た様なソフトの登場で自然消滅してしまいます。
そんな自然淘汰されて行くフリーウェアの中で、１５年経った今でも公開され続け、未だに色褪せてない魅力を持っている窓風鈴は素晴らしいソフトです。
サイト上では対応ＯＳはＷｉｎｄｏｗｓ９５〜ＸＰとなっていますが、私が確認した所ではＷｉｎｄｏｗｓ７や１０でも問題無く動作しています。
季節に合わせて４つの風鈴を入れ替え、デスクトップを彩ってみては如何でしょうか？
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