古館伊知郎チャンネルのASKA動画3部作が面白い | ただひたすらCHAGE and ASKA

古館伊知郎チャンネルのASKA動画3部作が面白い

今週は、古館伊知郎チャンネルにASKAさん対談動画が立て続けに3本上がって、盛り上がりましたね。
Chageさんも、新曲「そういうひと」を近いうちに発表しそうなので、そちらも楽しみ。

古館伊知郎さんは、トークのプロですから、やはりどんどん面白い話題を引き出す話術が巧みですね。

私は、古館さんのプロレス実況も聞いていたけど、それより『おしゃれカンケイ』という番組が一番記憶に残ってます。誰が作ってたんだろう、と気になって調べたら、「構成 秋元康」という名が……。

私は、今回の動画でも秋元康さんの話題が出てくる2本目が一番気に入ってます。 

ASKAさんと夜ヒットの思い出。古館がASKAさんを救った?直談判!光GENJIプロデュースの経緯。


『夜のヒットスタジオ』のプロデューサーを務めた渡邊光男さんとの「My Mr.LONELY HEART」の話題や、光GENJIプロデュースの依頼をジャニーさんが直接来てくれた話とか、音楽の話題が豊富でした。

中でも、やはりインパクトが大きいのは、『MJ』で秋元康さんが勝手に暴走した企画「チャゲアスは演歌だ」を放送して、ASKAさんが激怒して「YAH YAH YAH」として昇華した話でしょうね。

この話は、昔から古館さんが結構今までしてきてるんですよね。よほど、印象に残った出来事だったようです。

トークの天才古館伊知郎さんと、構成の天才秋元康さんと、音楽の天才ASKAさんという3人が絡んだ出来事だからこそ、こんな伝説になるんですよね。

この話も、伏線があって、1980年代の「ふたりの愛ランド」ヒット時にASKAさんが『ベストテン』出演を断ったら、秋元さんから「ひねくれてると思われますよ」と皮肉られたり。とんねるずへの提供曲に「君を万引きしたい」という変なタイトルと作詞をされたり。それに対する怒りが既にあったところに、演歌企画ですから、怒りが爆発するのも分かります。

まあ、私だったら「ひねくれてると思われますよ」と言われた時点で、小説として書いてます。
私は、学生時代から延べ400作近い小説を書いてきていますが、理不尽な扱いをしてきた人や裏切った人、悪口を言ってくる人とか、そんな人たちに対する怒りを小説にすることが結構あります。そして、それがまた共感を呼ぶことも多いんです。

ASKAさん、1980年代から10年くらい我慢してきたわけですから、我慢強いな、と思います。

とはいえ、「YAH YAH YAH」は、サビが全部殴るフレーズという特殊な歌で、あそこまで怒りがこもった歌は、なかなか耳にしませんね。

私が思い当たるのは、別れた彼女への怒り・恨みを歌ったRADWIMPSの「五月の蝿」や、裏切ったスタッフへの怒り・決別を歌った長渕剛さんの「三羽ガラス」でしょうか。

特に長渕剛さんの「三羽ガラス」は、1994年に信頼していたスタッフにお金を使いこまれるトラブルが発生して、その怒りがそのまま歌にぶつけられていて、ちょっと恐怖すら感じるほどです。
実話から生まれる楽曲は、作者の相手に対する怒りがリアルに描かれるので、聴衆の心にも響きますよね。


そして、チャゲアスファンにとって、禁断の話題とも言える「チャゲアス待望論」にも踏み込んでいる動画は、やはり再生数が伸びてます。

CHAGE and ASKA復活について語る。ASKAさんの熱い想いに古舘も感激!チャゲアス待望論。


古館さんも、すっかりYouTuberになりましたね。しっかり視聴者が何を望んでいるかをくみ取り、地上波テレビでは放送できない内容に踏み込んでいくのですから。

とはいえ、チャゲアスのすばらしさを知ってしまった人にとっては、チャゲアスを待望したくなりますよ。
私だって、「東京」や「もうひとつのLOVE SONG」は、チャゲアスで歌ったら感動ものだろうな、とか、想像してしまいますから。


さらには、ASKAファンに多いプロレスファン待望のプロレスの話題もありました。

ASKAさんがアントニオ猪木を考察。2人のプロレス愛。そして愛車のカルマンギアの秘密。至高のレストア


この動画を観ていると、ASKAさんのプロレス好きは、自らのアーティストプロデュースにも大きく生かされているような気がしました。

ASKAファンとプロレスファンについては、s.e.i.k.oさんの『点光源』記事がお勧めです。
《点光源 #9》 チャゲアスとプロレスと、そのピュアな音楽人生。

 

 


愛車カルマンギアの話も面白かった。
夜ヒットの頃から乗ってるとなると、30年以上買い替えずに乗ってるんですよね。
実は、最近、私がリスペクトする落合博満さんがアストンマーティンとダッチを30年以上買い替えずに乗ってる、という動画を観たばかり。

まさか、私がリスペクトする人物2トップが2人とも30年以上買い替えずに乗ってる、という共通点を知り、驚いています。落合さんは、買い替える理由がないから、ずっと乗ってるそうで、お2人とも合理的な理論がぶれないんでしょうね。

私も、今乗っている車を30年目指してみようかな、と思ってしまう話題でした。