雪女の伝説って聞かなくなったけど、夏より冬の怪談の方が寒いのでかなり怖い。

2025年02月07日(金) 15時56分21秒

テーマ：: スピリチュアルなお話し

こういう大雪の日に是非見て欲しい映画がある。暴走機関車だ。黒澤明監督がハリウッドに持ち込んだが頓挫した企画で、後にロシア人の監督が映画化したものだ。

真冬のアラスカが舞台。囚人２人が脱走を図り、４重連の機関車に乗り込む。運転士が心臓発作で倒れ緊急ブレーキを引いたが効かず、フルスピードで加速してしまう。機関車に残されたのは囚人２人と…。

大雪原を猛スピードで走る機関車のシーンが圧巻。まるで次々と雪が手のひらにひらりと落ちて、じわじわと溶けるのを見ているかのような切ないエンドを迎える。

大雪の日に見ると臨場感アリアリで主人公達と一体になれる。かなり暖房をきかせても、手足がかじかみ、体が芯から凍えそうになるのが醍醐味。

最近、冬場に季節感を味わえる映画やドラマやアニメがほとんどない。あるぢが子供の頃には、真冬にもワイドショーで雪にまつわる怪奇現象を特集していた。

その中で雪女伝説が最もポピュラーで、雪女伝説に類似した不可思議な体験談を再現ドラマでやっていたのがとても怖かった。雪女のお話しはご存じだろうか。

大雪の日に狩猟に来ていた男２人が山小屋で寝ていた。大雪の日に狩猟は掟破りだが、他に猟師が狩りに来ていないから取り放題とウキウキで狩猟し、獲物を大量に狩っていた。

突然綺麗な少女が山小屋に現れる。少女が息をス～っと吐くと、部屋中が吹雪になり、男の１人が凍死する。

生き残った男に、このことは決して誰にも口外せぬよう、もし言ったらあなたを殺すと言って突然消えた。

時が流れ、その男の元に綺麗な女性が現れた。男はその女と夫婦になり、子宝に恵まれた。夫婦になって十数年たっても女は一向に年を取らず、あどけなさが残る若い女のままだった。

そのことを不思議に思った男は、ふと昔のことを思い出した。昔、狩猟に出かけたあの時ことを妻に漏らした。その時突然現れた少女にそっくりだと妻に言った。

その瞬間、妻はその時の少女の姿に変身した。鬼の形相で男にスグに殺したいところだが、子供達を立派に育てくれたなら、殺さないでおく、もし、子供達を立派に育てられなかったら、命を頂戴すると言って消えた。男はその言葉のとおり、子供達を立派に育てたそうな。

この雪女のやることは滅茶苦茶だが、雪の性質を捉えている。この大雪で不幸にも命を落とされる方々いらっしゃる。だけど、大雪の雪解け水は、大地に豊かなエネルギーを育み、豊穣をもたらす。

そんな雪の特性を雪女として表現しているように感じる。雪女とは雪の精霊なのだろう。

ひょっとしたら雪女に出会うかもしれない。雪女伝説の男のようにならないように、相手の霊的力を見抜けると雪女と良好な関係を続けられることだろう。

それには、まず自分の魂を知って、霊的力を高めよう

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