ホルブルックスキアシガエル(トウブスキアシガエル)のパチャママくん。
とことんシャイで根暗な地中棲カエルである。
前の記事で、スキアシガエルには土が必須でキッチンペーパー飼育が難しいと書いた。
しかし、あれから月日が経ち、色々変化があったので、今回はそれを記していこう。
何故スーパーの袋を噛ませているかというと、土交換を楽にするためである。
ある日、ビニール袋飼育を応用し、プラケでなくバケツで飼育出来るか試したのだが・・。
翌日、ビニール袋の凹凸をよじ登り、脱走していた。地中棲カエルにもケージの蓋は必須のようである。
夜中に何やらゴソゴソ音を立てているのは気が付いていたが、脱走に気付かずに踏みつけるところであった。
プラケに戻しても何やら落ち着かない様子でガサガサ動き回っていた。
・・・土から出たいのだろうか。
夜中も音を立てていたが、私はそれを無視して寝た。
翌日、様子を見てみると、袋をよじ登り、上でくつろいでいた。
どうやらパチャママくんは土から出たいようだった。
これは地中棲カエルの変化なのか、果たして【進化】なのかは謎だが、この流れを読むのは飼い主側の腕の見せ所だ。
流れが来ている。「キッチンペーパー飼育」移行への流れが。
すぐに床材をキッチンペーパーへ変更し、ウェットシェルターを設置した。
基本、彼はシャイなのでシェルターはあった方が良い。
変更してすぐは落ち着かないのか、隅っこで収まっていた。
翌日にはキッチンペーパーに順応し、無事に捕食(餌はコオロギ)と排泄を済ませた。
あれ程、土を愛していた彼だが、どうやらキッチンペーパーで飼育出来る見通しが立った。
水入れはウェットシェルターの水で済ませられるようだ。
どのサイトにも書いてある「土を湿らせる面倒な作業」が我が家のスキアシガエルには必要ないのである。
土無しでも餌は食べる、排泄はする、そして脱皮にも支障は無いようであった。
これは地中棲カエルの進化と言えよう。
さて、何故土無し飼育へ移行出来たか考えてみよう。
まず、土交換を楽にするために土を浅くしていた(カエルの背中が見える位)こと。
どのサイトにも土を深くすると書いてあるが、我が家では浅くしていたため、徐々に土が少ない状態へ慣れていったと思われる。
そして迎えてから数ヶ月経ち、すっかり我が家の環境に慣れたこと。その間、私は殆ど彼に干渉しなかったので、慣れるのも早かったと思う。敢えて土を浅くすることにより、生体を目視出来るため、無闇に彼を掘り起こす必要が無かったのである。
何気にこれは重要なファクターであろう。多くの飼育者はその姿を見たいために頻繁に掘り起こし、生体にストレスを与えるはずだ。
何にせよ、序盤から土を浅くして飼育することにより、キッチンペーパーへ移行させることが出来たと思われる。
こうなってくると、コオロギから人工飼料へ切り替えたくなってくるのが飼い主の性(サガ)である。
土の交換の手間を改善した後は、生き餌の世話からも解放されたい・・そう思うのだ。
私の挑戦は続く。
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