【内容紹介】

街で続く連続殺人。その夜、帰宅途中に事件現場を目撃したギョンミは、次のターゲットに。全力で逃げるギョンミだが、聴覚が不自由な彼女には、犯人が追いかけてくる足音も聞こえなければ、助けを呼ぶ言葉も届かない。殺人犯はそんな獲物を、まるでゲームを楽しむかのように巧妙なワナを使って、じりじりと追い詰めていく--いつになったら、この夜は明けるのか?

 

 

これ結構面白かったです。

最初から最後までハラハラが続きます。

 

街で続く連続殺人とありますが、舞台はどういうわけなのか一人歩きがとても出来るとは思えないような場所なんですよ。

まるでゴーストタウンみたい。

こんなんだったら若い女じゃなくてもとても夜間に歩けるとは思えません。

 

主人公と主人公の母親はお金を貯めて済州島に遊びに行くことを楽しみに健気に生きているようです。二人とも聴覚障害があるという設定がこの作品を怖くさせていますね。

犯人の音が聞こえない事、うまく助けを求められない事でドキドキが増幅します。

主人公は韓国映画によくあるように気が強い若い女性です。

頭もまわるし前向きなギョンミ。

そうでなかったらとてもじゃないけれど犯人と渡り合えません。

 

 

犯人のドシク。

こんなイケメンなのに何が哀しくて連続殺人なんぞ…。

 

映画の中の結構なパーセンテージでギョンミとドシクが走っています。

しんどい。

自分ならとっくの昔に捕まっているでしょう。

みているだけで心臓が苦しくなります。

 

あと韓国映画にありがちかと思うのですが、ホラーでもシリアスな映画でも結構な確率でとんまキャラが登場しますよね。

こんなにも警官が役立たずならば警察の意味がないよと思うくらいにはとんまです。

 

かなり早い段階で一度警察署に保護?されたのにそのあとの方が本編でした。

…ということでおかしいだろ?っていうところも処々にあるのですが、とりあえず最後までハラハラできて夜中に観るにはぴったりの作品でした。

 

いくらイケメンでもやっぱり異常者は困る。