2023.12.13

迷惑メール対策強化の流れと取り組むべき対応策

<ネットワーク技術者として>
日々受信トレイに送りつけられる大量のスパムメールにうんざりしている人も多いと思いますが、新たな一手によって変化が訪れてきたようです。

Googleはスパムメールの対策として、2024年2月よりGmailへの大量送信者(1日にGmailアドレスに5,000通以上のメッセージを送信する送信者)に対する新たな要件を発表しました。
YahooもGoogleと同様の表明をしており、スパムメール対策のさらなる強化が想定されます。
Google: New Gmail protections for a safer, less spammy inbox
(より安全でスパムの少ない受信トレイを実現する新しいGmail保護機能) 
Yahoo: More Secure, Less Spam: Enforcing Email Standards for a Better Experience
(より安全でスパムを減らす: より良いエクスペリエンスを実現する電子メール標準の適用)

時期を前後して、
・Webの問い合わせフォームからの送信メールが急に届かなくなった
・Webサイト(Webサービス)からお客様に送信するメールが一部届かなくなった
といった相談が弊社に届くことが増えてきています。

あらためてスパムメールを押えておきますと……、
・ もともと、電子メールシステムはFromアドレスの詐称が可能なもので、スパムメールや詐欺メールが蔓延しているという性質があります。
・ GoogleやYahooをはじめとするメールサービスを提供する事業者がスパムメールに対するセキュリティを日々強化しており、規則に沿わないメールは拒否されるかスパムメールと判定しています。
とはいえ、スパムメール送信者とメールサービス事業者との闘いはイタチごっこであり、折々に大規模な対策を打ち出し、導入してきている歴史があります。

そうはいっても、スパム配信業者でもなく、普通にレンタルサーバーなどを利用して、仕事のメールを送信しているだけなのに、相手方にスパム判定されてしまってはビジネスの損失でしかありません。
そこで、いま取り組むべき対策を下記に簡単にまとめました。ご利用のメールサーバーによっては対応できない場合もありますので、設定などを確認してみることをおすすめします。

迷惑メールにされないためのメールサーバー対策

Gmailなどで示される内容をもとに勧められる対策をあげてみました。実際最近のお客様のケースで対策として取り組んでいる例でもあります。優先度は、対応すべきまたは対応しやすい順として、個人の主観で示しています。

ドメイン認証の設定 SPF、DKIM、DMARCの設定および対応 (優先度1)
SPF(Sender Policy Framework):自社ドメインからのメールは特定のIPアドレスから送信されるという宣言。
DKIM(DomainKeys Identified Mail):メールが信頼できるサーバーから送信されたことを確認するシステム。
DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance):Fromドメインを使用したメールの受信状況に関するレポートを受け取る。

メールサーバーIPアドレスのレピュテーション確認 (優先度 2)
送信サーバーのIPアドレス信頼性の確認。ブラックリスト登録があれば解除申請を行いましょう。
 
IPアドレスの逆引き設定 (優先度 3)
メールサーバーのIPアドレスに逆引き設定がない場合、受信拒否の原因になります。
ただし、IPアドレスの逆引き設定をしていない(または設定できない)レンタルサーバーを利用している企業も多く、慎重な対応が必要な場合があります。

1クリック購読解除要件(優先度4)
メールマガジンなど、大量にメール配信する事業者では、メール内に1クリックで購読解除できるURLリンクを含めなければなりません。解除用のページへアクセスできるというものではないというところが、従来の認識と変わっている点と言えます。
 
現在、この「1クリック購読解除要件」への対応に追われ多くの会社がバタバタしているのですが、これが意外と大変な話であったりします。
サービスの利用者にとっては、要らないDMが届いたときに、ワンクリックで配信解除できる選択肢が確実に提供されるので、とてもありがたい流れではあります。
 
私もコネクティボで20年以上、いちネットワーク技術者として、迷惑メール対策の流れに対応して多くのお客様のビジネスをサポートしてきている知識と経験から、メールサーバー、DNS運用、メール配信システムといった求められる技術分野から最適な解決策をご提供します。
 
メールが届かないと大騒ぎになる前に、まずはご相談されることをおすすめします。

2022.08.28

日本視覚障害者囲碁協会のYouTube番組に出演しました

<気になった出来事>

私、囲碁が好きなのですが、経営者の囲碁友達のご縁で、
先日、一般社団法人日本視覚障害者囲碁協会 代表理事 柿島さんのYouTube番組にゲストに呼んでいただき対談と対局させていただきました。

■日本視覚障害者囲碁協会のホームページ
https://aigo.tokyo

■ゲスト出演させていただいたYouTube番組
https://www.youtube.com/watch?v=vViAj6WJI5o

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目の見えない方は、自分の頭の中に碁盤を思い浮かべて対局ができてしまうということで、 これを目の当たりにさせていただきました。すごいです。

あと、最近の囲碁ソフトは、石を打つと打った場所を読み上げてくれる機能がついているものがあるようで、それがあるとネット上でも囲碁対局ができるとのことで画期的だと言ってました。

アクセシビリティに配慮した機能が実際に役に立っているところを見ると、こちらも勉強になりました。

番組内での9路盤での対局は、残念ながら負けてしまいましたが、良い対局ができて楽しませてもらいました。

番組終了後にアマ7段の方にも入って頂き、対局検討でアドバイス頂きましたが、どうやら最後までいくつも勝つチャンスはあったみたいです。

囲碁は、老若男女問わずできるeスポーツです。 人生を豊かにするゲームだと思っているので、もっと世の中に広めたいですね。

2019.12.27

今年もありがとうございました!&納会

<経営者として>

本日がコネクティボでの2019年最終営業日になります。

今年も大変お世話になり、誠にありがとうございました! 

今日は社内全員で大掃除をしました。
今回は2週間くらいかけて不要物廃棄の段取り進めたこともあり、大量のゴミ出しができて、かなり社内がすっきりしました。

また、夕方からは社内でささやかな納会を行いました。

今年は、景品を用意してビンゴゲームで盛り上がりました。 

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写真を撮り忘れていたため、上の写真はかなり終盤の様子です。

下の写真は、ビンゴゲームで当たった でかいシュークリームです♪ 

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景品選定と準備をして頂いた幹事さんありがとうございました。

今年一年関わって頂いた方々には本当に感謝しております。
また来年も頑張りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!(^^) 

2019.05.22

祝お客様サービスリリースで、SEがケーキを作りました!

<気になった出来事>

洋菓子店をコンサルしている会社様のWebシステム開発をお手伝いさせて頂きまして、最近システムが完成し、納品させて頂きました。 

その際に、システム完成のお祝いと今後のサービス発展を祈念して、弊社SE社員がお客様向けにケーキを自作いたしました!!

見てください、このクオリティ。プロ並みです。お菓子作りを趣味としている「弊社SEが!」作りました。 

DSCN2100.jpg

お客様へのサプライズでシステム納品時にプレゼントさせて頂いたのですが、とても喜んでいただきました! 

多彩な才能を持っている社員に感謝! ありがとうございました。

2019.05.18

無線LANで調子が悪いと思っている方へ

<これはおすすめ!>
自宅(マンション)の無線LAN環境ですが、最近時々通信ができなくなったりして、嫁や子どもからクレームが来たりするので、なんとかしたいと思って試行錯誤をしていたのですが、

・2.4GHz帯と5GHz帯のハイブリッド親機ハイパワー
   ↓
・2.4GHz帯親機+2.4GHz帯の中継器
   ↓
・5GHz帯親機+5GHz帯中継器

と行きついて、最後の「5GHz帯親機+5GHz帯中継器」にしたら、全くストレスなくなりました!!
(親機と中継器のSSID変えて、意図的に接続先を指定するとさらに通信安定します) 

試行錯誤した中での結論でいくと、
・2.4GHz帯は電波の飛びが良い分、近隣の電波が入りまくり
電波が混みあっててチャンネル自動調整機能程度では効果なし
・2.4GHz帯は電子レンジつけるとすぐに切れる
・5GHz帯は電波の飛びが悪い分、近隣の電波が入ってこない
・5GHz帯を中継すれば、家の中は全域OK

なんでもっと早く気が付かなかったんだろうとか思ってます。
2.4GHz帯の電波を思い切って止めてしまうという発想になかなか行きつけなかったです。

ご自宅で同じように困っている人がいたら是非お試しください(^^)

2019.01.28

名古屋ネット系ベンチャーマップに掲載されました!

<気になった出来事>

名古屋ネット系ベンチャーマップに弊社が掲載されました!

世の中に認知されるって、かなり嬉しいですね。 

ここからさらに、埋もれずに注目される企業になるように頑張ります(^^) 

■名古屋ネット系ベンチャー地図
https://ctyo.hatenablog.com/entry/nagoya_it_map_2019

2018.02.10

ナゴヤハッカンソンにて最優秀賞

<これはおすすめ!>

少し前の話になりますが、昨年10月に開催された「ナゴヤハッカンソン」にて、弊社システムエンジニアの女性社員が最優秀賞を受賞しました!

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しかも、育休中に自主的な勉強を兼ねての参加での受賞です!

ナゴヤハッカソンとは、名古屋市が主催する、首都圏ICT企業と当地域の製造業等が参加してIoT製品・サービスを発案・試作する目的のイベントです。

http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000098107.html
http://jellyware.jp/nagoyahackathon/

主催ホームページ内で、結果発表されるのかと待っていたのですが、どうもされない感じなので、ここで紹介させて頂きます。

受賞内容は「デジタル迷子紐」
BluetoothLEを使った発信機バッジを子どもにつけておくと、親のスマホで子どもの場所を確認できるというもの。一定のエリアを離れるとアラートを出したり、転んだりしたときにアラートを出すこともできます。

BLEの発信機は、小型で量産すれば1個数百円レベルで安価に作れるのがメリット。

カッコいいorかわいいバッジにすれば、子どもも喜んでつけてくれると思われます。

受信機は無線LAN APのような機器を、ショッピングモール内につけたりスマートポールにつけることを想定しており、一定数以上配置する必要があるので、サービス提供者側にそれなりにコストが掛かりますが、BLEをデジタル迷子紐以外にも活用すればサービス単位での負担は減るのではないかと思います。

既存技術の組み合わせなので、すぐにでも実現は可能で、ニーズもあり、あとは誰からお金を頂いてサービス提供するのかのビジネスモデルの構築が課題かなと思います。

IoT関連はアイデア次第で世の中に役に立つものをまだまだ提供していけそうな気がしています。

2017.06.22

深夜のスポーツクラブ通い

<経営者として>
最近、家の近所の24時間営業のスポーツクラブに通いだしました。

地の利を生かして、23時からのミッドナイト会員になって週2日、深夜に泳いでます!

1ヶ月ほど継続できたので、そろそろ言ってもいいかなと思って書きました(笑)
今回は少し続けられそうな感じがしています。

さて、なんでまた泳ぎ始めたかといいますと、日経新聞で
松井証券社長の「考え続ける習慣」という記事を見まして、
松井社長が普段、出社前に泳いでいるらしく啓発されてやり始めました。

※私は朝早く起きる自信がなかったので深夜にて...

運動と脳の働きはリンクしていると、体感的にも感じます。
経営にもプラスになると信じて、しばらくやり続けます。


社長ブログですが、なかなか更新の手が動かなかったのですが、
ブランディングとか気にしすぎました。

あらためて社長ブログを書く理由は、平野の考え方や想いを発信して、共感できるひとを集めることだと思いました。

少しずつになりますが、自分の考えを整理しながら、発信していきたいと思います!

2017.03.12

「名工大発ベンチャー」の称号を頂きました!

<経営者として>

私の母校の名古屋工業大学から、「名工大発ベンチャー」の称号を頂きました!(^^) 

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先日、私の尊敬する方が、名古屋のベンチャー企業は「スモールベンチャー」に留まってしまうことが多いとのご指摘いただき、あらためて、志は常に高くもってチャレンジし続けないといけないなと思いました。

頂いた称号の名に恥じないように、これからも頑張っていきます! 

2016.11.08

Terrace Mail Security の取り扱い始めました

<これはおすすめ!>
メールに関するトータルセキュリティ製品、Terrace Mail Security の取り扱い始めました
 
最近、弊社の周りでも、標的型攻撃メールを開いてしまって
身代金要求してくるランサムウェアに感染してしまった。どうしよう?
と相談を受けるケースが増えてきました。

スパムメール対策の機能をもったメールサーバーとかでしたら、
ある程度はスパム判定ではじけるのですが、やはりすり抜けが発生します。
アンチウィルス機能にも、引っかからない亜種が多数あります。

弊社にも、標的型攻撃メールがアンチウィルス、アンチスパムをすり抜け、
普通にメールボックスに届くことが多くなり危機感を感じていました。


こういった動画を社員とみて、社内で注意喚起をすることも重要です。
(内部対策)

ただし、メールの偽装のレベルが上がってきており、ぱっと見で、見分けがつけられず、
社員任せの対策のみでは十分といえない時代になってきました。

この場合、会社全体でできる対策(外部対策)も合わせて実施することで、
標的型攻撃メールに対するリスクをかなり減らすことができます

その会社全体でできる対策(外部対策)としてお勧めなのが、
 
 
です。

標的型攻撃メール対策をはじめとして、様々なメールのセキュリティ対策が
この製品一つで行うことができます。

弊社で性能については検証済みです。
本製品を導入することで標的型攻撃メールのすり抜けは無くなりました。
 
100名程度以上の規模の会社への導入でしたら、コストパフォーマンスが高いです。
※ライセンスが初期費用として掛かってしまうので数十人未満だと割高になってしまいます...
 
もし本製品を詳しくお知りになりたい方は、こちらを参照ください!

株式会社コネクティボ社長 平野智裕

平野 智裕 (ひらの ともひろ)

愛知県刈谷市で生まれ、愛知県立刈谷高等学校、名古屋工業大学を卒業。

2000年3月、大学を卒業と同時に、Webシステム開発をメインとする有限会社ともクリエイティブを設立。

2008年4月、さらなる成長を目指して株式会社コネクティボに社名変更。

経営理念は、「インターネットのシステムとサービスで社会に革新と感動を提供する」


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