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2014-03-10 14:54:16

「アート」と「デザイン」の違いについて

テーマ:お隣さんのひとりごと
突然ではありますが「アート」と「デザイン」の違いはご存知でしょうか?

実は経験の浅いデザイナーも勘違いしがちな点で、
もちろん私にも違いが分からない時期があり、
自分の脳みそをアップデートできたと感じるまでには時間がかかりました。
それぞれ時代やジャンルにおいて変化や違いがありますが、
大まかな点をあげて説明をさせてください。

まずアートですが、ポイントとして
①自己表現であるという点
これは、誰かのためではなく自分の感じている考えている美学を
絵画や彫刻などを通して表現しています。
その美しさや世界観や技法までもがその人の個性そのものなので、
「感じられる」かどうかは受け手次第となります。
分かる人にとってはすごく価値が有り、とても幸せを感じられるものですよね。

②商業目的ではない
①のような美しさの他に、
「ゴミを再利用したアート作品」なんてフレーズを聞いた事があるかと思いますが、
「個人の美しさの追求」の他にも「新たな価値観の発見」という役割も持っていると思います。
基本的に身の回りにあるものは商業的なものではないでしょうか。
ただアートは商業的なものではありませんので、
商業的に目を向けられていないものに光を当て、
社会へ問題提起をしたり、新たな価値観を発見させてくれるのもアートの役割のひとつです。

次にデザインですが
①目的の達成のために存在する
何にたいしてもデザインという言葉が使われている世の中ですが、
おおよそ「とある目的を達成するために、設計・効率化すること」だと思います。
グラフィックデザインでは伝えたい事を文字の大小や、イラスト、写真、色などの要素を用いて、
いかに伝わりやすく設計するかが基本とされています。
自己表現とは対照的に、受け手の事を考慮して受け取りやすい形に情報の交通整理をしています。

②商業目的が主である
デザインをするという事は、受け手の事を考慮しないといけません。
古い話ですが「音楽を持ち歩く」ライフスタイルをデザインしたウォークマンだったり、
車でしたらライフスタイルに応じたラインナップが用意されています。
1960年代から「デザインは付加価値を与えるもの」とされ、
デザインは経済活動を拡大するために活用されています。
見た目のデザインと機能のデザインが相まって、付加価値となっているんですね。

大別して2つずつをあげましたが、実は他にも多くの点で違う点があり、
そして線引きがしづらい点、共通する点もあると思います。

私は義務教育過程では、この「アート」と「デザイン」の違いを教えてもらう事はありませんでした。
デザインという言葉がぐっと身近になった現代では、学校でこの違いを教えてくれてもいい気がしています。

実はこのテーマで検索すると多くのエントリーが出てきます、
ぜひ多くの意見を参考に造詣を深めていただければと思います。
2014-03-02 14:04:55

夢との付き合い方

テーマ:錦糸町さんのひとりごと
会社で面接をしていると、時々、夢や目標のない方と出会います。

自分の会社の場合、選考には影響しませんが、
夢や目標のない方は、採用する側としては少し困ってしまいます。

まず、シンプルに、夢がなければ成長意欲が沸かないので、
成長意欲のない人は、ちゃんと仕事してくれるのかなと不安になります。
同じ仕事を他の人の倍以上かけてやられたら、
他の人の手前、社内の雰囲気が悪くなりますよね。

次に、やっぱり関わった人には幸せになってもらいたいですから、
無為にスキルアップもせず、何年も過ごしてもらうのは、
その人の大切な人生を使い捨てにしている感じがして気が引けるのです。

そんなわけで、かなり悩んでしまうわけです。

ただ、そういう人は他社に行っても決まらないため、
ウチは性格が良さそうだったらリハビリを兼ねて採用したりもしますが。

でも、やっぱり夢や希望があったほうが、お互いに気持ちが良いです。
「同じ方向を向いて進んでいく」という一体感が生まれますし、
それは、まるで同士のような安心感につながります。

そんなわけで、こちらがお任せしたい仕事と、その人の夢が
ぴったり合致した時は、凄まじく好印象になりますよね。

逆に、会社に入ってもらっても、本人の夢が叶いそうにないなら
お断りしたほうが良いと判断する場合は少なくないです。
たとえどんなにスペックが素晴らしくても、です。
ミスマッチはお互いが不幸になりますから。

だから、採用をお断りされたら、「あー、自分はここに入社したら、
きっと苦労するだけだったんだな」と捉えても、実はそれほど間違っては
いないでしょう。ブラック企業ほど内定になっちゃったりするものです。

前フリが長くなりました。

今回伝えたいのは、夢を持ったほうがいい、という話ではありません。
いや、持ったほうがいいですよ、持たないと現代社会では
上記のように色々不便が生じてしまいますゆえ。

とはいえ、ポイントは、大抵の夢や目標は叶わない、ということですね。

夢・目標には、2種類あります。

誰かの承認が必要なものか、誰の承認も必要ないものか、の2種類です。

違い、わかりますか?

東大生になる、は前者。東大受験にチャレンジする、は後者です。
金メダルを取るは、前者。世界一周旅行をする、は後者です。
結婚する、は前者。プロポーズする、は後者。
成功する、は前者。幸せになる、は後者。
おそらく「お金持ちになる」は前者の範疇でしょう。

こうやって眺めてみると、夢や目標について、多くの人は、
誰かの承認が必要なほうが価値が高いと感じていると思いませんか。

しかし、ここに問題が生まれます。
石油が有限なように、承認も有限なのです。

全員が東大生になれるわけではないし、
全員が金メダルをとれるわけではないし、
全員が堀北真希と結婚できるわけではないし、
全員が成功者になれるわけではありません。

前者の夢・目標には、座席が限られているのです。
希少価値があるから、人は憧れる。

その事実に目をそらさず、まっすぐ向き合ったとき、
じつは夢・目標は「叶わない確率のほうが高い」という
単純な、ひどく明快な、現実に行き着くのです。

そこで、言いたい。

夢が敗れたからって、それほど嘆き悲しむ必要はないですよ、と。

それは、正直いって、人生ではよくあることです。
「夢」を「宝くじ」に例えるなら、今回当たらなかっただけのことです。
当たらなかったからといって、ボロクソになるまで嘆きますか。
当選した人を妬んだり、自分はダメなんだと落ち込んだり、
いやー、時間のムダですからね、それ。

気持ちわかりますけど、いろいろ見逃しています、そういう人は。

いいじゃん、別に。

あなたが負けたおかげで、座席に座れた人がいたことを祝福しましょう、
なんて言っても全く納得いかないかもしれませんが、
いやいや、ちょっと待って、夢や目標を追っていた途中に学んだこと、
成長したこと、出会った人、思い出、等々…そのすべては確実に
あなたの財産になっているはずです。

もちろん人生は有限ですからね、三十路にもなってアイドルを
目指し続けるわけにもいかないのでしょうけど、
まだチャレンジできそうなら、また同じ夢にチャレンジしたらいいし。
夢の賞味期限が切れてしまったなら、これまで学んだことを活かして、
ほかの夢にチャレンジしたらいいじゃん、って思うわけです。

それでも納得できず、絶対に夢を叶えたいなら、
夢のサイズを小さくしてみてはいかがですか。

たとえば「死ぬまでに自転車が乗れるようになりたかった!」と
真に思い込むことができれば、ほぼ確実に夢を叶えられるでしょう。

たとえば、どうしてもオリンピック選手に勝ちたいなら、
太鼓の達人でも人一倍練習して、勝負を申し込んだらいいです。

今回、旧・錦糸町さんが強く言いたいのは、
夢を叶える方法ばっかり世の中に出回っているけど、
ほとんどの人に必要なのは、夢が叶わなかったときの対処法じゃないか、
といった素朴な問題意識です。

ちょっと自分なりの対処法を適当に書きましたが(笑)、
みなさんも考えてみてください。

夢や目標を持つことに対して、
全肯定するのも、全否定するのも、健全ではありません、あしからず。

ちなみに、他人の承認が必要な夢を語る場合、
他人が承認しやすいように、応援してもらいやすいように、
上手に言い換えるが大切だということを
蛇足ながら最後にお伝えしておきます。

☓ 年収3000万円になりたい
◎ 多くの人に役立つようなビジネスをつくりたい
2013-08-30 15:24:56

伝え方とデザインについて

テーマ:お隣さんのひとりごと
どーも、お隣さんです。

今日は伝え方について書いてみようかと思っています。
今年のいつ頃からでしょうか、伝え方系の本が
ずっと店頭で特集されています。
本屋にもよるのかもしれませんが、
多くの方が目にしているのではないでしょうか?

実は私、まだ読んでないんですよね。笑。
ですがグラフィックデザイナーとして少しはお話ができますので、
読んでいただけると嬉しいです。
ですが恐らく今回のエントリーは、いたって普通のことを
言うだけになりそうです。。。

まず始めに押さえておきたいことがあります。
それは「伝える」側がいれば、
「伝えられる」側がいるということですよね。

それって、

つまり、

どういうことかと言いますと、、、

伝えたい相手に合わせて、伝え方を変えるということ。です。
普通ですよね。
相手が決まれば、伝え方だって決まってきますよね。

ケースバイケースではありますが、わかりやすく
一世一代の大イベントであるプロポーズを例に考えてみましょう。
大切な彼女にプロポーズをするとして、
いつしようか、場所はどうしようか、服装は、台詞は。。。
これって自己満足のために考えているんでしょうか?
どうなんでしょう?
多くの方は「成功させたい」想いと
「彼女の思い出」のためではないでしょうか??
(私、今いいこと言いましたよ。笑。)
そのために、相手の趣味思考を考えて求めていることを想像し、
伝え方を決めるんですよね。
誰が、誰に、いつ、どこで、何を、どういう風にーって。

なぜコミュニケーションで失敗するのか、
なぜ伝えたかったことが伝わってなかったのか。
それはやっぱり相手の求める形・理解できる形になっていなかった
からだと思われます。
自分に酔った勘違いなプロポーズなんて目も当てられない。。。

デザインでも日常生活の中でも、「伝えるテクニック」は確かにあると思います。
でもテクニックに頼りたくなるほど、本当に伝えたいことがあるなら、
まずは相手の求めているであろうことを真剣に考えてあげることが
大切ではないでしょうか。
というテクニックのお話でした。
チャンチャン。

具体的なデザインの話、全然できてなかったです。
次は「相手の求める形とデザイン」について書ければと思ってます。
では。((・´∀`・))
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